越智隆治といくフォトツアー@セブ~ワンポイントレッスン「曇りだっていいじゃない」~

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2012年11月15~22日の期間中、3ツアー述べ23人が参加する「越智隆治と行くセブ・フォトツアー@ブルーコーラル」が始まりました。

越智隆治と行くセブ島フォトツアー

1ツアー、中2日のダイビングという強行軍は、早朝のフォトセミナーからスタート。

越智隆治と行くセブ島フォトツアー

これまで越智カメラマンがセブで撮影してきた写真を中心に、その時どういうことを考えて撮影していたのか明かされていきます。

例えば、WEBマガジンの表紙を飾ったこの写真。

越智隆治と行くセブ島フォトツアー

カメラマンは天候が悪いとガッカリしてしまうものですが、越智カメラマンは「天候が悪ければ悪いなりの写真の良さもあるし、女性モデルを撮影するならむしろ好都合な場合もある」と言います。
この時も曇り空が続いていたので、選択したのが望遠レンズでのこのシチュエーション。

まずは、写真全体の明るさを保つために、バックをハイキーに気味にして船とモデルさんをクローズアップ。
女性モデルに関しては、「陰影をなくすために日陰で撮影するのが基本」なので、「曇り空の方がレフ板で陰影を消す必要もなく、まぶしくなくてモデルさんも表情も作りやすい。それに、マリちゃんの場合、足も長くシルエットがきれいなので望遠向き」とモデルさんによっても撮影法を変えているのだと言います。

晴れた時は、セブらしい青い空と存在感のある雲、そして「ブルーコーラル」の元気で楽しそうな雰囲気が伝わってくる写真が表紙を飾っており、同じ海でも印象がまったく異なりますが、どちらもそれぞれに良さがあることがわかります。

越智隆治と行くセブ島フォトツアー

天候やモデル、その場のシチュエーションに応じて、いろんなテクニックを組み合わせて撮影していることがわかります。

あくまで一例ですが、「そんなことまで言ってしまっていいの?」というような、撮影テクニックが惜しげもなく次々に披露されていきます。
※今日からツアー期間中、こうした越智隆治のプチ・フォトレッスンをお届けします。お楽しみに!

初日はマクタン島からほど近い、ヒルトゥガンとナルスアンへ。

初日はヒルトゥガンとナルスアンへ
レンタル機材の説明をする越智。カメラはパナソニックのLUMIX GX1とGF3。ハウジングはアンサー、ストロボはINONのS2000

レンタル機材の説明をする越智。カメラはパナソニックのLUMIX GX1とGF3。ハウジングはアンサー、ストロボはINONのS2000

初めてのミラーレスで嬉しそうな参加者たち

初めてのミラーレスで嬉しそうな参加者たち

カメラを持って海の中へ!

みな思い思いに撮影

みな思い思いに撮影

越智もミラーレスでお手本の撮影

越智もミラーレスでお手本の撮影

ダイビングの合間は、撮影した写真にアドバイスしたり、撮影者同士で撮り合いっこしたり。

越智隆治と行くセブ島フォトツアー 越智隆治と行くセブ島フォトツアー

フォト派ということもあり、1本1時間を3本潜り終わったころにはすっかり日も落ち……。
陸に戻ってからは、越智が世界一うまいというぺペロチーノを食べながら、参加者が撮影した写真に越智がアドバイスしていきます。

なぜかカメラ目線が……

なぜかカメラ目線が……

また、「パソコンでの補正は悪いことではない」と、そのテクニックを伝授。
劇的に変わる写真に参加者からは「おお!」と感嘆の声が上がるとともに、「雑誌を見る目が変わりました」という声も(笑)

越智隆治と行くセブ島フォトツアー

濃密な1日に、今、横で越智はすっかり落ちてしまい……。

2日目はいよいよジンベエザメ撮影にいってきます!

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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