300 WhaleSharks Mexico,Isla Mujeres

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それでも1日では足りない

　「今日はかなり良かったな。300匹はいたんじゃないか」そういうキャプテンの言葉に「good、better、bestで言うとどんな感じ?」 と訪ねると「まあbetterだね。Bestの時はもっと凄いよ」……一体どんなに凄いんだ。
　

　ジンベエザメの撮影は、個人的にはどちらかと言えば退屈だった。ジンベエザメの動きとかにもよるのだけど、マンタの撮影の方が好きだったりする。この日ももう1日で満足かな。とか思いながら引き上げたのだけど、ホテルに戻ってから、他の人の写真を見せてもらうと、「こんな撮影の仕方もあったのか〜」 とか「お、そう撮るか、じゃあ、オレは明日はこう撮ってみよう」とさらにイマジネーションが沸き上がり、結局1日では物足りなくなってくる。 カメラマンというものに、満足と言う言葉はない。いつまでも、何度でも、撮りたいのだ。

　それに、翌日には、べた凪の状態から、少し波がある感じになって、水面に浮遊していたプランクトンがかき混ぜられて、沈殿していたためか、 ジンベエザメたちも少し水深を取って捕食していた。つまり、昨日は上方からの撮影が困難だったが今回は上からの撮影が可能だったわけだ。
　結局、3日間、ジンベエ三昧で帰国したが、画像データを見直していて、「あ〜もうちょっとこんな感じで撮影できたよな」 とか「これいまいちだったな」とか納得の行く写真がなかなか撮れていなくて、結局後悔している。