セブ島でジンベエ三昧!の旅

Philipplines Cebu / フィリピン、セブ

ほぼ100%に近い確率でジンベエザメに会えると話題沸騰中!

Photo&Text
越智 隆治
Model
Eri Saito
Special Thanks
BLUE CORAL
Design
Sana☆
PDFウェブマガジン 無料ダウンロード

Philipplines Cebu / フィリピン、セブ

ほぼ100%に近い確率でジンベエザメに会えると話題沸騰中!

Photo&Text
越智 隆治
Model
Eri Saito
Special Thanks
BLUE CORAL
Design
Sana☆
ocean+α BLUE Magを見る

この記事は約3分で読めます。

セブ島でジンベエ三昧!の旅

ほぼ100%に近い確率でジンベエザメに会えると今話題沸騰中なのが、フィリピンのセブ島南の町、オスロブ。
僕自身、今回のロケで7日間現地に赴き、7回ともジンベエザメとの遭遇を果たした。しかも、毎回複数個体!

今回は、空港のあるマクタン島のリゾートからこのジンベエザメに会いに行く様子を、徹底リポート。
さあ、あなたもセブ島でジンベエ三昧の旅を体験してみよう!

セブ島でジンベエザメ三昧の旅

催眠術にかけられたジンベエザメたち?

 目の前でジンベエザメが立ち泳ぎしている。ほとんどその場から動かずに、大口を開けて、無心で何かをむさぼっている。

 時折、近くを潜るダイバーやスノーケラーの何かの行動に反応して、「はっ!こんな事をしている場合じゃなかった」って感じで、急に我に返ったかのように、踵を返して泳ぎ去って行こうとする。

 その時、小型の手漕ぎアウトリガーカヌーに乗った地元漁師がまたジンベエの前に回り込み、口の中に何か小さな物を放り込み始める。すると、ジンベエザメは、また催眠術にでもかけられてしまったかのように、フラフラ〜と方向転換して、カヌーに誘導されるがままに、スノーケラーやダイバーの待つ場所へと戻って来るのだ。

 僕は、その光景に呆気に取られた。と同時に、自分の意思を数秒も押し通せない、この巨大な魚のあまりのふがいなさに「お前らバカだな〜」と親近感を感じずにはいられなかった。

 これが、オスロブに住む(?)ジンベエザメを最初に目にした時の、奴らに対する僕の第一印象だった。

セブ島でジンベエザメ三昧

いざ!ジンベエザメのいるオスロブへ!

 早朝、マクタンから車に乗り込んで、セブ島を南下する事約3時間。海岸線を走る道路から沖に、スミロン島が姿を見せ、ジンベエザメがいるオスロブの町が近づいて来た事を知らせてくれる。

 町の中(といっても、1本道の両際に家が建っているだけなのだけど)に入ると、ジンベエザメの看板が立ち並ぶ。林立するヤシの木々の間から、海岸線の先に目を向けると、いくつもの小型のアウトリガーカヌーが集まっているのが見えてくる。

セブ島・オスロブの町

 「あそこにジンベエがいるはず!いや、いるに違いない!」そう確信しながらも、はやる気持ちを押えて、車は狭い路地を左に折れて、海岸の目の前にある駐車場へとゆっくりと進んでいく。

 目の前のビーチには「BLUE CORAL」と船体の側面に書かれた白いバンカーボートが停泊していて、車を止めると、フィリピン人スタッフたちがテキパキと荷物を運び出し、船へと運び込む。すでに何回も同じ作業を行なってきたのだろう。

セブ島・オスロブの町

 それよりも、気になるのは、あの小さなアウトリガーボートの集まっている所に、ジンベエザメはいるのかっていうことだ。先に来ていたバンカーボートのフィリピン人スタッフに、「いるの?ねえ、いるの?」と何度も訪ねる。
 フィリピン人スタッフは「当たり前だろ」というような顔で「いるよ、今日は4匹」と答えた。「おっしゃ〜!!」心の中でそう叫び、僕はフィリピン人スタッフに満面の笑みを見せ、早速ジンベエダイブの準備に取りかかった。

FOLLOW