地球を潜る!宮古島

Miyako / 宮古島

まるで地球を潜っているような宮古島!

Photo
越智 隆治
Text
寺山 英樹
Special Thanks
宮古島ダイビング事業組合、JTA、ホテルニュー丸勝
Design
中村 孝子
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Miyako / 宮古島

まるで地球を潜っているような宮古島!

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越智 隆治
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寺山 英樹
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宮古島ダイビング事業組合、JTA、ホテルニュー丸勝
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中村 孝子
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宮古島の生き物たち

ワイドな海でマクロを楽しむ!?

宮古島のギンガメアジの群れ(撮影:越智隆治)

巨大な隠れ根の先端は潮当たりがよく、ギンガメアジが渦巻いている。多い時は1000を超えるトルネードとなる「パナタ」

地形のイメージの強い宮古島。
「生物が少ない」という声も耳にするが、いやいやそんなことはない。

確かに、地形ポイントでは生物は少なく感じるが、それは地形を楽しむためのポイントであるからで、リクエストするダイバーのお目当てもダイナミックな地形だから。
実際、「魚はあんまり興味ないんですよね」というダイバーにもよく会う。

しかし、サンゴやガレ場など、フィッシュウオッチング目当てで、行くところへ行けば、もちろん生物相は豊富。

例えば、宮古島の東海岸「高野エリア」はマクロワールド全開で、梅雨明けごろがトップシーズンだ。

また、リクエストがないだけで、地形ポイント周辺にもマクロポイントは点在。
今回、台風の直撃を受けた取材班が、泣く泣く潜った伊良部島の湾内。
ガレ場や泥地は生物の宝庫で、怪我の功名とはまさにこのこと。

中には、地形ポイントには目もくれず湾内ポイントだけを3日間リクエストするフォト派ダイバーもいるのだとか。

「宮古島は地形だ!」と主張しつつ、「宮古島は地形だけじゃない!」とも言いたくなる、懐の広い海である。

宮古島のロウニンアジ(撮影:越智隆治)

:「ドロップ1番」というポイントには大型のロウニンアジが住みついており大接近!運が良ければ、気持ちよさそうにクリーニングされているシーンが見られるかも!?

宮古島のウミガメ(撮影:越智隆治)

宮古島の海は、人気のウミガメとの遭遇率も高い

台風でも会える、ガレ場の人気者

宮古島のキイロサンゴハゼ(撮影:越智隆治)

サンゴの隙間に潜むキイロサンゴハゼ

宮古島のヒレナガスズメダイ(撮影:越智隆治)

成魚は黒いが、子供は美しいヒレナガスズメダイ

宮古島のシリキスズメダイ(撮影:越智隆治)

光を当てると美しい体色をしているシリキスズメダイ

宮古島のシマオリハゼ(撮影:越智隆治)

泥地が好きなシマオリハゼ

宮古島のニシキテグリ(撮影:越智隆治)

サンゴのガレ場が好きな人気のニシキテグリ

宮古島のイチモンジコバンハゼ(撮影:越智隆治)

こちらもサンゴの隙間が好きなイチモンジコバンハゼ

宮古島のアカメハゼ(撮影:越智隆治)

その名の通り、目が赤いのが特徴のアカメハゼ

地球と遊ぶ!地形の楽しみ方いろいろ

地形に潜むビースト!?

宮古島の地形と洞窟(撮影:越智隆治)

口を開けてダイバーを食べようとするビースト!?

潜っていると、急に口を開けた野獣が現れ、た、食べられる~!? 

陸上では、何らかの姿形に見える岩は神格化され、観光地になってきたもの。
地形ポイントというと、光と青の神秘的な世界観が定番だが、岩のいろんな表情を楽しんでみてはいかがだろう?

動物や巨人、人の顔、はたまた心霊写真(?)など、写真に撮って見せ合いっこすると盛り上がること間違いなし。

宮古島の地形と洞窟(撮影:越智隆治)

ハート型の穴は結構あるゾ

光で遊ぼう!

縦穴に差し込む太陽光+ダイバーは絶好の被写体だが、マスクを光らせるとカッコいい。
方法は簡単で、モデルが首をゆっくり上下させ、カメラマンが光る一瞬を狙ってシャッターを切る、というわけだ。

光をいろんな角度から撮って、独創的な写真にチャレンジしよう!

宮古島の地形と洞窟とダイバー(撮影:越智隆治)

まずは体が安定するように、着底して試してみよう

宮古島の地形と洞窟とダイバー(撮影:越智隆治)

たまにはこんな写真もあり!?(笑)

穴の中の空気で遊ぼう!

ケーブの中にはダイバーが吐いた泡が溜まっている場所がちらほら。
この空気を吸って遊ぶのもおもしろいが(水を飲んで死にそうになったことがあるので注意)、フォト派におススメなのが、よく水面下で撮られる反射写真。
ケーブの中で撮るとこんなおもしろい写真になる。

宮古島のエアに反射するウミウシ(撮影:越智隆治)

ケーブ内のエアに反射するウミウシ

海底は泡盛の天然貯蔵庫

沖縄では泡盛を海底に貯蔵するという習慣があるが、地形ポイントが有名な宮古島はまさに天然の貯蔵庫。
「暗くて、水温が一定していて、台風の影響を受けない場所」が貯蔵庫に適した場所なんだとか。
海底にボトルキープして、いつか自分で取りに行って飲めば、格別の味であること間違いなし。

宮古島の海底の泡盛(撮影:越智隆治)

海底へのボトルキープは、ダイバーだけの特権

カールおじさんとトップレス娘を探そう!

隠れファンが多数と噂の“笑いボヤ”。
その名の通り、笑っているように見えるホヤが定番だが、ヒゲが生えた“カールおじさん”も人気。

宮古島の笑いボヤ(撮影:越智隆治)

笑いボヤ、カールおじさんの他にも、ウルトラマンボヤやニコちゃんボヤも

宮古島のカールおじさんボヤとイソギンチャクモドキカクレエビ(撮影:越智隆治)

また、イソギンチャクモドキカクレエビは背中にトップレスの美女を背負っているので注目!

宮古島のイソギンチャクモドキカクレエビ(撮影:越智隆治)

ビキニのパンツを履いたおっぱい美女が!

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