2泊3日で遊びつくす!石垣島

Ishigaki / 石垣島

安・近・短・豊×うなりざき!

Photo
中村卓哉
Text
稲生薫子
Special Thanks
ダイビングチームうなりざき石垣
Design
Yoshiko Murata
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Ishigaki / 石垣島

安・近・短・豊×うなりざき!

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中村卓哉
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稲生薫子
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大物!地形!マクロ!
ダイバーの3大欲望が一挙に叶う海、石垣島。

石垣島初心者はもとより、ベテランであっても足しげく通う人がいるのは、毎回違う顔で待っている石垣島に完璧に魅せられているからだろう。

「顔」とは何も海に限ったことではない。

今回アテンドしてくれたのは、うなりざき石垣店のガイド陣。
陸でも水中でも弾けんばかりの笑顔でゲストを楽しませ、かつ隠れたところでは繊細な心遣い。

そう、彼らも石垣の魅力を語る上では欠かせない、“ 待っている顔 ”のひとつなのだ。

うなりざき石垣のダイビングガイド(撮影:中村卓哉)

弾ける笑顔が素敵なガイド陣。左から、森さん、曾我さん、吉野さん

時に現代人は時間がない。
「安・近・短」の旅行が好まれていることもあり、今回は “3日間で石垣島を遊び倒す!”をテーマにロケを行ってきた。

しかしダイバーにとって、安近短と同じくらい重要なのは「豊」。

どれほど魚は豊富で、どれだけ珍しい生き物に出会え、さらにどれだけアフターダイビングをも楽しめるのか。

安・近・短・豊×うなりざき

この5大要素から石垣島の魅力に迫る!

到着ダイブで近&短!

今、うなりざき石垣店では、“到着ダイブ”が人気だ。
到着ダイブとは、午前中に石垣島に到着し、その日中もダイビングを楽しもう!というもの。

うなりざき石垣の到着ダイブ(撮影:中村卓哉)

到着ダイブをするには午前中に石垣島に入ろう

羽田空港からなら直行便で約3時間半(近い!)、もしくは、前日の夜に那覇入りしてしまって、朝一番の飛行機で石垣に来るということもできる。

空港からは、うなりざき石垣店のスタッフに迎えに来てもらうか、公共交通機関を利用して向かう。
バスなら終点のバスターミナルで下車。
その後の行動はスタッフに事前に相談しておくとスムーズだ。

ショップに着くとうなりざきのスタッフが飛び切りの笑顔で出迎えてくれるので、ブリーフィングを受け、着替えをし、いざ海へ!

うなりざき石垣のブリーフィング(撮影:中村卓哉)

ブリーフィングはしっかり聞こう

うなりざき石垣の新艇ロイヤルスター(撮影:中村卓哉)

乗り込む時は滑るので足元に注意して

うなりざき石垣でジャイアントストライドエントリー(撮影:中村卓哉)

ジャイアントエントリーでいざ、海へ

新艇の魅力はこれだ!

うなりざき石垣の新艇ロイヤルスター(撮影:中村卓哉)

新艇ロイヤルスター

うなりざき石垣店には、2014年4月9日より新艇「ロイヤルスター」が仲間入り。

ロイヤルスターは、小回りが利くジェット船で浅瀬などにも入って行くことができるので、ビーチや無人島などに船をつけてランチを食べたり、水面休息時間にはスノーケリングを楽しんだりすることもできる。

小型船とはいえ装備はかなり充実していて、冬でも暖かい温水シャワーを浴びられ、着替えのできる広いトイレも完備されている。
到着日から快適なボートでダイビングが楽しめる。

今後はこの船を使用して、グループのゲストへの貸し切りプランや、カメラ派ダイバーへのマニアックなツアーなどを計画している。

ロイヤルスターの名前の由来

うなりざき石垣店の曾我さんがロイヤルスターの名前と色の由来を語ってくれた。

「恒星の中で四方・四季の空を支配する四つの王者の星を【ロイヤル・スター】と言います。
四方とは、東西南北。四季とは、春夏秋冬。
一年中(春夏秋冬)八重山の海(東西南北)を活躍してもらうようにこの名前にしました!

なぜ黄緑かと言いますと、爽やかな色にしたいと思ったからです。一番の理由は、この色はあまり石垣島にないからです!(笑)」

出でよ!マンタ

石垣島のマンタ(撮影:中村卓哉)

到着ダイブ1本目でマンタに会うことができると言うのだから石垣の海は侮れない。
“朝自宅にいたのに、その日の午後にはマンタと泳いでいる”なんて海はそうそうないだろう。

マンタポイントへは黄緑色がまぶしい新艇のロイヤルスターで向かった。
マンタのいる川平湾方面は北風の影響を受けやすく、荒波を超えて辿り着けたとしても、そこはやはり野生の生き物、1枚も会えないことだってある。

そんな時のために、ガイドの吉野さんのBCのポケットでは常時赤ちゃんマンタが育てられていて、必要
に応じて水中を泳がせてくれる。

(え、おもちゃのマンタじゃダメだって!?)
いやいや、これもきっとゲストを楽しませたい想いと繊細な心遣いの……ハズ(笑)

しかし、7~9月はマンタの遭遇率がぐんと上がり、何枚ものマンタがマンタスクランブルでグルグルと回りながら捕食をしている姿を見ることができる。

取材を行ったのは5月下旬で、その日は見られないかもしれないと危ぶまれた天候だったのだが、エントリー
すると仰天、3枚のマンタが優雅に捕食をしていた。

さらに10分程するともう2枚現れ、うち1枚は4m超級の大物だった。

自分が“マンタ”にならないように注意しよう!

マンタを見るにあたって、まず注意しておきたいのが、ポジショニング。

水中ではマンタ根と呼ばれる一番大きな根でマンタの捕食の観察をすることが多く、その根にいる時は身体を根に張り付かせて見るのが基本姿勢。
写真を撮るのに夢中になってふわぁ~っと浮いていかないように注意が必要。

さらにもう一つ。
“根を乗り越えないこと”これがものすごく重要!

先述の通り、マンタを見る時は根に張り付いて見るのが基本ルール。
つまり、根の反対側には誰がいるかわからないというわけ。

根を飛び越えないというのは「マンタの捕食の邪魔をしないように」という意味もあるが、もし間違えて根を
飛び越えてしまうと反対側の人に向かって“満を持してマンタ登場!!”ということになり、大分恥
ずかしい思いをすることになる(笑)
ショートカットせず、ガイドについて根を迂回して泳ごう。

「これからの時期はもっとすごくなります!」とガイドの曾我さん。
マンタを高確率で狙うなら、夏の間がオススメ!

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