GBR! 魅惑のミンキークルーズ

ウェブマガジンGBRクルーズ

Australia / オーストラリア

遭遇率ほぼ100%は真実なのか?GBRミンククジラクルーズレポート!

Photo&Text
越智隆治
Special Thanks
クィーンズランド州政府観光局
DEEP SEA DIVERS DEN
SPIRIT OF FREEDOM(TUSA DIVE)
MIKE BALL(DIVE 7 SEAS)
Design
Panari Design
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遭遇率ほぼ100%は真実なのか?GBRミンククジラクルーズレポート!

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この記事は約3分で読めます。

時期さえ間違えなければ、
「ほぼ100%の遭遇率」という言葉を信じて

以前から、グレートバリアリーフで、ミンククジラ(以下ミンキー)に遭遇ができるというのは知っていた。だから、いつかは会いに行ってみたいと思っていたが、持っていた情報は曖昧だった。ベストの時期がいつなのか?どういうスタイルなのか?ダイビングなのか、スノーケリングなのか?どの船に乗船すればいいのか? 今一把握していなかった。しかし、「時期さえ外さなければ、ほぼ100%遭遇可能ですよ」現地ガイドのその言葉を信じて、“ミンキー遭遇のベストシーズン”にGBR に訪れることにした。

「グレートバリアリーフ(GBR)って言えば、やっぱりミンキーが見たいな~」と前回(2013年8月末~ 9月頭)のGBRロケで何度も口にしていた。GBRは、ミンキーの中でも最小のドワーフミンククジラが見れる海域として知られている。しかし、そんなに遭遇確率は高くないものと思っていた。

ところが、現地でガイドに「次はミンキー」と伝えると、「あ~、ミンキーですか?そんなの、時期とポイントさえ間違えなければ簡単に見れますよ。ほぼ100%見れます」と、まるで「あ~、クマノミが見たいんですね? そんなの、いつでも見せれますよ」と言われているくらいに、至極当然といった感じの返事が返ってきた。

「なんなら、次回のロケはミンキー特集にしますか!」ってそんなに安直に決めちゃっていいのかな? 撮れなかったらどうするの?という僕の思いとは裏腹に、TUSADIVE のテルさん、DEEP SEA DIVERS DENのセイジさん、DIVE SEVEN SEAS のゲンさん3人の意見もあっさり一致。鯨類好きの僕が、「No」と言う理由も無く、次期GBRロケの特集内容は、それぞれの会社が出している、「ミンキークルーズ3社乗り比べ」という事に決定した。

大物って、そう簡単に見れるものじゃないし、ましてや撮影となるとさらに難しい。しかし、遭遇率はほぼ100%と言われると、ウエッブマガジンで使えるインパクトのある写真が撮れるかどうかは、もうカメラマン(つまり僕)の腕次第ということだ。

それに、にわかには信じがたいのだけど、「ミンキーが良く出るポイントに行けば、停泊してるクルーズ船の真下に5 ~ 6頭がやってきて、1時間以上グルグル回ってたりしますよ」って……、そんなにフレンドリーなのか!?そこまで言われちゃうと、「見れたけど、撮影は難しかった」と言う言い訳も通用しなさそうな……。

GBRミンキークルーズウェブマガジン(撮影:越智隆治)

ダイビング中にミンキーに遭遇したら、アンカーロープなどに掴まって動かないようにする

GBRミンキークルーズウェブマガジン(撮影:越智隆治)

合計7頭に取り囲まれた

ということで、自分の、「撮れなかったら、どうしよう」という不安な気持ちとプレッシャーは、まったく理解してもらえない感じで、2014年のミンキーベストシーズンに、3隻のクルーズ船に乗船して、どれだけミンキーに遭遇できるかの検証取材を行うことになった。

GBRミンキークルーズウェブマガジン(撮影:越智隆治)

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