葉山の春夏秋冬

ウェブマガジン葉山

Hayama / 葉山

葉山の海に魅せられた個性豊かなガイド陣と共に過ごした、葉山在住カメラマンの1年の記録

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岡田裕介
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秋の葉山【10~11月】

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

11月、キヌバリの求愛

NANAガイドさんの秋のオススメ!

秋になっても引き続き季節来遊魚が観察できます。透明度が良い日が多く夏同様、ワイドな群れが楽しめるのと11月になるとキヌバリの産卵、抱卵が観察できるようになります。このキヌバリの産卵が観察できるようになると水温も下がりはじめ海が冬の様子に変わっていきます。

南方から遥々やってくる季節来遊漁と
葉山固有の生物とのコラボレーションを楽しむ秋

秋のお楽しみは、季節限定の季節来遊漁。黒潮に乗って流れ着く、熱帯・亜熱帯域の魚のことで冬にむけて水温が下がるとほとんどが子孫を残すこともなく死んでしまうそう。

どうやって流されて来るのか本当に不思議ですが、そんな季節来遊漁を葉山ならではの背景で撮影したり、逆に南の海では観察することができない葉山固有の生物達と混じりあう様子も見ていて面白いところ。

魚影も濃くなり、群れが多く観察することができるこの時期。プランクトンの数も減り、透明度もぐんぐん上昇してくるので、クレパスやオーバーハング、トンネルなどの地形も楽しめるポイント「権太郎岩」で地形と群れと合わせてワイド撮影が楽しい季節でもあります。

『権太郎岩』と『170度の根』の2カ所のビーチエントリーのポイントを持つ芝崎海岸は、葉山町の天然記念物の指定を受け保護されています。

そのための様々なルールがあり、それを皆が守ることで都心から1時間の距離にありながら、このような環境が守られているのです。

葉山のダイビングポイントは共に最大深度が12~13mほどで水深が浅いため、減圧症へのリスクが低く、空気消費量も少ないので、思う存分写真撮影に集中できる、初心者にもおすすめのポイントです。

また今年で4回目を迎える、葉山海中フォトコンテストにも注目。写真に精通したスタッフがいるNANAでは、撮影のアドバイスやダイビング中にも撮影のアシストもしてくれます。写真はかなり撮りやすいのできっと気に入った写真が撮れるのではないでしょうか。

ビギナー部門もあるので初心者の方も腕試しにいいかもしれません。

1年間通った葉山の海とダイビングショップNANA。その魅力のひとつにスタッフの方々の仲の良さから広がる楽しい雰囲気があります。

ダイビングショップですから、潜る海の環境や設備なども重要ですが、一緒に潜る人が楽しければ満足できるのがダイビング。

NANAさんの海に対する真摯な姿勢を持ちながらも笑顔の溢れる雰囲気の中で潜るのは、毎回、本当に楽しかったです。

これからも魅力溢れる葉山の海を見守って行きたいと思っています。

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

富士山を眺めながらエントリー口へと歩く

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

ゴシキエビ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

ハタンポの群れ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

イワアナコケギンポ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

ネンブツダイの群れ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

マツカサウオ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

可憐なムカデミノウミウシ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

アカハチハゼ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

フタホシニジギンポ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

コロダイ

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

貝の卵嚢でナガサキニシキニナ 通称ワイングラス

葉山「春夏秋冬」ウェブマガジン(撮影:岡田裕介)

富士山を眺めながらエントリー口へと歩く

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