青空の下を歩くフォークランド諸島のキングペンギン~岡田裕介の海中時間~

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フォークランド諸島のキングペンギン(撮影:岡田裕介)

今回の写真の撮影地は、フォークランド諸島の首都スタンリ一から
悪路を車で3時間ほど行ったところにあります。

そこには観光客の為に定員が4人ほどの小さな一軒宿があり、
僕はそこで食事を出してもらいながら近くでキャンプ生活をしていました。

この写真を撮影したのは最終日の朝。

それまでずっと雨や曇りの天気だったので、
今日もダメかななんて思いながら宿で朝食を食べていると、
窓越しに見る空に、雲の隙間からうっすらと太陽が。

天気が悪いから今日は望遠が良いかな、と思っていたので、
手元には70mm-200mmの望遠レンズの付いたカメラしかなかったのですが、
この太陽も一瞬かと思いそのまま急いで砂浜まで走りました。

そこには運良く写真のキングペンギンが群れていたので撮影を開始。

その後だんだんと雲もも少なくなり、空も青くなってくるので
当然のように広角レンズでも撮りたくなってきますが、それはテントの中。

カメラを取りに戻るべきか。

往復で10分程かかる広角レンズまでの道のりに
『いない間にキングペンギンがここからいなくなったら悔しいけど、
広角も欲しいし、どうしよう』
なんて悩みながらの撮影は、今一集中力に欠ける、モヤモヤしながらの撮影になってしまいました。

フォークランド諸島のキングペンギン

結局、最後は必死のダッシュでカメラを取りに行ったのですが、
必要なカメラは常に持ち歩くべし!と改めての教訓となりました。

カメラマンとしては何だかお恥ずかしい話ですが。。

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PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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