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16時間漂流したシュノーケリング女性4人が助かった7つの理由閲覧無制限

2011年9月23日(祝)、沖縄・石垣島の沖合でシュノーケリングをしていた女性4人が漂流し、16時間後に救出されるという出来事がありました。
テレビ・新聞でも多く報道されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

たまたまゴミとして浮かんでいた30センチ四方の発泡スチロールを真ん中の女性2人がつかみ、それもあって16時間ものあいだ持ちこたえられた、という点が話題になっています。

ここでは、この女性4人が助かった理由を7つ挙げてみます。
シュノーケリングをされる方、海遊びをされる方に少しでも役立ち、悲惨な事故が起こらないことを願っています。

16時間漂流したシュノーケリング女性4人が助かった7つの理由※写真はイメージです

1.30センチ四方の発泡スチロールにつかまっていた

これは話題になっている点ですが、発泡スチロールの浮力が助けになったことは間違いありません。
この浮力により立ち泳ぎをするエネルギーが大幅に減り、体力がもった大きな要因と言えるでしょう。
運よく海上で発泡スチロールが見つかったのは、まさに幸運な点です。

2.腕を組んでいた

女性4人は、それぞれが腕を組んで横一列に並んだ状態で浮かんでいました。
この「腕を組む」というのは、浮力の助けになるだけでなく、特に脇を閉じることによって体温の低下を防ぐ効果があることが知られています。
ただ、できれば横一列ではなく4人で円になるように端と端も腕を組んでいると、体力的にもより負担が少なくで体温の低下にも効力があったのではないかと思われます。

3.シュノーケルとマスクを着用していた

これも大切なことです。
海上に浮かんでいる際にマスクをつけシュノーケルをくわえているかどうかで、浮力を保つために必要なエネルギーは大きく変わります。
もしシュノーケルとマスクがなければ、水面がアゴの地点にくるまで浮力を確保しなければならず、それには大きなエネルギーを費やすことになっていたでしょう。

4.水温が高い時期だった

海水温というのは、一般的には陸の気温よりも約2ヶ月遅れとされています。
つまり、9月中旬というのは1年の中で最も海水温が高い時期で、水温は28℃だったとされています。
他の時期だったら、もっと早く体温が奪われていたことが予想されます。

5.1人ではなく4人いた

1人ではなかったこと、4人の仲間でいたことも大きなことだったと言えるでしょう。
ご本人たちの回想インタビューでも語られていましたが、仲間と一緒に励まし合えるというのは大きな心の支えになります。
実際、もし陸に帰れたらしたいことや恋バナなどをしながら耐えていたそうです。

6.年齢が若かった

これもとても大きなことです。
女性4人は20代前半を中心に、最高齢でも35歳。
年齢が若いということは、体力的なことだけでなく体温の低下を防ぐという点でもとても優位になります。

7.運が良かった

これを言ったら元も子もないように思われるかもしれませんが、とても大切な認識です。
海に対する謙虚な気持ちは決して忘れてはいけません。

実際、16時間後の午前8時にたまたま海岸線を通りがかった男性の耳に4人の助け声が聞こえたので、救助は成功しました。
男性が通りがかったことも偶然ですし、この日にもし雨が降っていたら助け声も聞こえなかったでしょう。
その他にも、幸運だった要素はまだまだたくさんあるでしょう。

以上、7つの主な理由を挙げてみました。
報道などから、これ以外にも挙げられる理由があれば、どうぞみなさんで話し合ってみてください。

今回の女性4人が流されたのは離岸流(りがんりゅう)と呼ばれる潮流です。
4人の中には、離岸流を知らない方もいたとのことです。
一般的には、離岸流につかまったら流れに逆らうのではなく、海岸線と平行方向に泳ぎ、離岸流から抜けてから海岸に向かって戻る手順が推奨されています。

この季節、海に対する知識が十分でないまま海水浴やシュノーケリングをする方も多いですが、痛ましい事故が少しでも減ることを心から願っています。

なお、シュノーケリングについてはよかったらこちらも参考になさってください。

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