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串本で沈没した軍艦エルトゥールル号の遺物などの企画展 大阪海洋博物館で閲覧無制限

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1890年に和歌山県・串本沖で遭難し、沈んでしまったトルコの軍艦・エルトゥールル号。
日本とトルコとの親密な間柄を示すように、2007年から遺品引き上げ・発掘調査が行われています。

その写真展が今年にトルコで行われた際には、当サイトでもレポート記事をアップいたしました。

そのエルトゥールル号の企画展が大阪で行われています。
120年もの時を経て引き上げられた遺物の展示のほか、発掘調査・脱塩処理・保存処理・復元・写真記録・遺物の研究など、水中考古学を取り巻く様々な活動も紹介されています。

串本で沈没した軍艦エルトゥールル号の企画展

この企画展にあたって、調査スタート時から関われている水中写真家・赤木正和さんから当サイトにコメントをいただきました。
日本とトルコの親密な関係性がよく分かる文章です。
以下、ご紹介いたします。

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1890年に台風に遭い、和歌山串本紀伊大島沖に沈んだトルコ軍艦エルトゥールル号。
嵐の中、この船を献身的に助けた紀伊大島住民達。
自分たちの食料をすべて分け与え裸になって布団で一緒に暖めたといい、生存者は日本の軍艦「金剛」「比叡」で送り届けられました。
これがきっかけで日本とトルコの友好関係が出来上がったといいます。

時は流れて1985年中東戦争時、サダム・フセインが48時間以内に退去しないと民間機であろうと無差別攻撃を行なうと発表。
中東に滞在する外国人はあわてて自国への帰路を探して脱出。
日本人は帰国便がなく200人以上が孤立。
タイムリミットぎりぎりにトルコが2機のチャーター機を譲ってくれた。
自分たちは3日あれば陸路で帰れると・・・

なぜ助けてくれたのか?
対応に遅れた日本政府は大使館に問い合わせると「これは明治時代のエルトゥールル号のお返しです」とのこと。

両国の友好関係のきっかけはまさしくこのエルトゥールル号でしょう。
今年の東北大震災、発生後真っ先に100億円の支援を行なってくれたのもトルコ。

2007年から行なわれてきたエルトゥールル号水中発掘プロジェクト。
この代表のトゥファン・トゥランル氏と共に企画展示を行なっています。

実際に引き揚げられた遺物7,000点の中から当時の歴史を語る貴重な実物を写真とビデオと共に展示 (3Dでの現場海域もあり)。
毎週日曜午後1時と3時からギャラリートーク開催しています。
よろしければお越しください!
入場料のみかかりますが、ギャラリートーク参加は参加無料です。

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串本で沈没した軍艦エルトゥールル号の企画展

今回の展示では、幅3.3mのパノラマ写真を含む1億画素を超える水中写真や、現場海域を真上から眺めた14カットを合成した水中写真なども展示されており、さらに3Dでの水中映像もご覧いただけます。

大阪のみなさん、ぜひご覧ください!

●企画展「よみがえる軍艦エルトゥールル号の記憶〜日本とトルコの絆〜」●
○期間:2011年10月4日(火)〜11月6日(日)
○開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
○場所:大阪市立海洋博物館 なにわの海の時空館 展示棟1階 企画展示室
○住所:大阪市住之江区南港北2丁目5番20号
○休館日:月曜日
○主催:大阪市立海洋博物館 なにわの海の時空館
Bodrum Karya Culture Art and Promotion Foundation(ボドルム・カリヤ文化芸術振興財団)
○後援:和歌山県串本町、トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
○協力:赤木正和

●赤木正和さんによるギャラリーツアー●
○開催日:会期中の毎週日曜日(2011年10月9日、16日、23日、30日、11月6日)
○開催時間:各日、13:00〜13:30、15:00〜15:30の2回
○場所:時間になりましたら展示棟1F 企画展示室前にお集まりください。
○定員:各回15人程度(当日先着順)
○参加費:無料(入館料のみ必要となります)


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