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禁断の関係!? ダイバーの人気者、ミジンベニハゼとタコの同居生活閲覧無制限

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西伊豆の大瀬崎で、最近、珍しい組み合わせの魚が同居生活を始めたという、クリスマス前になんともホッコリする情報が入ってきました(羨ましい!)。

その魚カップル(?)というが、ミジンベニハゼとタコ。

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ミジンベニハゼとタコの禁断の同居生活

うーん、ハゼとエビなら有名な組み合わせですが、ハゼとタコが一緒に暮らすという話はあまり聞いたことがないです。

陸上では犬猿のカップルが話題になりましたが、それくらい意外な組み合わせです。

そんな同居生活中のタコミジン(タコとミジンベニハゼの愛称)について、発見者のはまゆうマリンサービスの新井拓哉さんにお話をうかがいました。

―――いつから、どこで共同生活が始まりましたか?

「私が今年初めて確認できたのは11月19日です。大瀬崎のミジンベニハゼは基本的には水深20~30mほどの間の瓶や缶、ウラシマガイ、フジツボに生息しています。今回のタコミジンも水深23mにいました。初めて見たとき、何よりもキレイに可愛く撮りたい! という感情が湧き上がりました。深いので長くいられない、でも撮りたい、そんなジレンマとの戦いです(笑) 。チェックダイブ丸々1本がタコミジンに費やされたこともあるくらいです。写真好きな方は本当にお気をつけください!」

なるほど、深い場所にいるのですね。
これは撮影するのになかなか苦戦しそうです!

―――ところで、なぜこういう状態になっているか理由はわかりますか? どちらかがストレスを感じないのでしょうか?

「水中写真家の阿部秀樹さんによると、ミジンベニハゼの体表には毒があるらしく、肉食性のスナダコも手が出せないみたいです。観察していると、タコもミジンに入り口を譲ったり塞いでいたりします。あくまで私の意見ですが、お互いがあまり気にしていないどうでもいい存在なのかと(笑) 。ただし、ミジンベニハゼからすると、瓶とタコに身を守られているのでメリットがあるのかと思います。時間軸としては、たいていミジンが先に入っている瓶に後からタコが入ります」

なるほど、ミジンベニハゼはタコに守られているという利点があるのに、タコはミジンベニハゼを守るだけ。
タコよ、それでいいのか(笑)。

―――これまでも、タコミジンは見られたのでしょうか?

「タコミジンに関しては毎年10~12月の風物詩のような感じがあります。ただし産卵期の6~9月はミジンの警戒心が高まるので入る余地はないみたいです。タコ以外でも今までクロイシモチやカケハシハタと同居していたこともあります。」

えーーーーー!!!
ここでまさかの展開です。

ミジンベニハゼは、他の生物とも同居していました。

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ミジンベニハゼの浮気(?)現場。

可愛いものは、海のなかでも罪ですな~。
ますます、タコに同情します。

―――そんなタコミジンに出会う確率は高いのでしょうか?

「場所は特定できても、見られる確率は、その日その時間によります。タコが塞いでミジンベニハゼが出てこれない時もあれば、タコが奥にいることもあります。写真のタコミジンのケースでは、タコはまったく動かず、ミジンが前後に移動していただけでした。後はタイミングを合わせるだけなので比較的簡単に撮れましたね。場所はわかりやすいのでどれだけ粘れるかです。ただし水深が深めなので気をつけたいところです。タコが光を嫌がるのでターゲットライトは出来るだけ付けないほうがいいと思います。」

なるほど、タイミングが大事ですね。写真好きにとっては絶好の被写体。
これは、ダイブコンピューターとの戦いになりそうです。

こんなラブラブ(?)なタコミジンが見やすいのは12月まで。
みなさん、急いで大瀬崎に行きましょう~!

(撮影・情報提供/はまゆうマリンサービス/新井拓哉さん)

証明写真

はまゆうマリンサービス 新井拓哉さん

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(構成・文/マンタ林典子)

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