【速報】石垣島より緊急速報! 黒島沖でマンタ24枚!!

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「黒島にマンタ20枚浮いてるって!」

石垣島を愛するダイビングショップ17選の取材で石垣島を訪れている取材班。
東京に比べると気温も水温も高いものの、雨の日が多く、苦戦を強いられていました。

しかし、最終日の本日は、奇跡的に晴れ!
さらに、17選のグループメッセンジャーには、奇跡のようなコメントが、シーフレンズの砂川さんから飛び込んできました。

「黒島にマンタ20枚浮いてるって!」

最終日お世話になっているのは、ぷしぃぬしま石垣店
船長の中井さんも興奮した様子で、「今から行きます!」と即答。

ぷしぃぬしまの中井さん

ぷしぃぬしまの中井さん

フルスロットルで黒島へ!
すでに数隻のダイビング船が到着していて、スノーケラーの姿は見えないものの、すでに何人かは海の中にいる様子。

すぐさま飛び込むと、たくさんのマンタとたくさんのダイバーの姿が目に飛び込んできました。

ダイビングでここまでの数のマンタを見たことがある人はそうそういないのではないでしょうか。

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私と越智カメラマンは、スノーケルで撮影開始。

最初は太陽が雲に隠れており、さらに人工ゴミが流されてきていて少し透明度が悪かったのですが(とはいえ、海底が見えるくらいなので透明度は20m以上)、10枚以上のマンタが一度に確認できるほど。

前だけを見て泳いでいて、ふと後ろを振り返ると、大口を開けたマンタがこちらに向かって泳いできます。

プランクトンを食べるのに必死なマンタは、人を気にしていないのか、はたまた気がついていないのか、飲み込まれるんじゃないかと思うほど近くを通り過ぎることもしばしば。

ぶつかる寸前になって、お互いが避け合うという、不思議な光景が続きました。

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一度マンタの摂食が落ち着いたので、船に引き上げてランチを取ろうとすると、船の真横でマンタがばしゃばしゃと摂食を再開。

越智カメラマンは、「ちょっと行って来る」と言い残し、海へ。
大好きなランチタイムにわき目もふらずに海へ戻っていくあたり、相当楽しかったに違いありません(笑)。

越智さんと入れ替わるようにして、「マンタ20枚だね!」とエキジットしてきた方がいました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、なんと今日たまたま乗合で、ビーチライフ石垣島の市川正典さんが、乗船していたのです!

市川さんは、石垣島で個体識別されているマンタ(現時点では199個体)全ての個体識別が可能な、マンタ愛最強のお方。

ビーチライフの市川さん

ビーチライフの市川さん

石垣島のマンタの個体識別ができるのは3名しかいないので、なんという引き寄せなのかと驚きました。

市川さんは、確認したマンタの名前を全てスレートに書きあがってきたのですが、越智さんの「マンタ増えた!」という海からの情報を聞き、「ちょっともう一回見て来る」と海に戻って行かれました。

次に上がってきた市川さん、「4個体増えた!」とさらに名前の増えたスレートを差し出してきました。

面白い名前のマンタが多くて笑ってしまいましたが、それにしても199個体全ての特徴を覚えていて、識別できるとは……なんというマンタ愛の強さなのでしょう。

市川さん曰く、新人(個体識別されていないマンタ)が、1枚いたそうなので、このあと名前がつけられることになると思います。

そうしたら、2019年1月の時点で、200個体が識別されることになります。

市川さんも「1度に24枚は過去最高だ!」と言っており、個体識別をしているため、とても正確な情報になります。

ちなみに、黒島にダイビングショップを構えるダイビングサービスひでsun☀の桝谷秀明さんも、

「2018年の1月14日に、仲本方面にいたのですが、周りがマンタまみれになり、船の上から数えてみるとざっと約50個体いました。その日は洞窟ポイントで潜っていて、1ダイブ50分の間、途切れることなく10個体ほどがドロップオフの棚の上、水深5mあたりをずーっとグルグル回っていました。自分は個体識別ができないのではっきりとした数はわかりませんが、視野に10枚いたのでよく覚えています。ダイビング中の24個体はすごいですね。それにしても市川さんの引きが凄いですね。普段黒島には来られてないと思うのですが、たまたま来て24枚とは……さすが、マンタのスペシャリストですね」

とコメントをくださいました。

「黒島でマンタが見られる」と聞いて、取材にやってきたわけですが、最終日にとんでもないものを引き寄せてしまった取材班。

最後は、マンタたちが浅瀬に移動し、太陽の光も差し込み、最高のコンディションに!

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「やっぱ、おれ、もってるよな〜」

と、うれしそうにニヤニヤした越智カメラマンが船の上にいたことは言うまでもありませんね(笑)。
トンガでは、世界の果てまでイッテQの取材最終日にも、大型のヒートランをあて(オーシャンズ金子さんもかなりもっている方みたいですが)、今回も過去最高数のマンタを当て、確かにもってると言わざるを得ませんね。

「やっぱもってるよね〜〜、へへへ」と繰り返しつぶやいていました。

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今回、2019年1月18日黒島で個体識別されたマンタ
イチニーサンガリア、タテロク、フミイチ、M3、ムネトンガリ、マジュロジュニア、サン、J1、ニサンガロク、M1ニテン、ハトコ、ネーサン、Rニテン、ユウテンジ、142、143カケ、ネーサンダルマ、オマガリ、ハラ134テン、テンビンアンダー、ニフティダルマ、サンシン、シーサン、新人1枚(計:24枚)

■取材協力
megloop(旧石垣島ダイビングスクール)
ウェイクアップコール
オーシャンブルー石垣
クローバー
さうすぽいんと
シーフレンズ
サーフダイブ
SEA-TRIP
ダイビングショップ メビウス
ダイブパラッパ
ヒートハートクラブ
ビーチライフ石垣島
ぷしぃぬしま石垣店
マリンショップ taitai
ダイビングサービス・サニーサニー
MOSS DIVERS
Marine Service SelFish

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PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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