海開き中止の海水浴場で水難事故が激増。ライフセーバーの大切さと自己対策

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2020年の夏、遅くきた梅雨も明け、日々猛暑がふるっているが涼みにいくのもなんだか気が引ける。
コロナ禍の中、今年らしく工夫して夏、そして海を楽しんでいる方も多いのでは?

credited by Pexels gya den

今年は新型コロナウイルスの影響から、海開きを泣く泣く見送った海水浴場が多い。
感染の波が収まらず、夏休みもお盆も連休も、海外旅行、そして都内在住の方は国内旅行すら行きづらい。

せめて、国内や近場でどうにか楽しもうと海開きされていない海水浴場にきている方も多く見られるが、
その一方海辺での水難事故が急増していることが懸念されている。

今回オーシャナでは、開設されていない海水浴の危険性と、ライフセーバー、海の知識の大切さを紹介する。

海水浴場での事故が多発!?

credited by Pexels gya den

冒頭でも記載したが、開設していない海水浴場で遊泳している方が多数確認されている。
海で遊泳することを禁止とする国からの条例は現在存在せず、遊泳をするか、しないかの最終的な判断は自己管理となる。
参照記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/699a91de64b54b31ed100eebc73ceb1648cee429

開設されていない海には、監視をする人がいない。
そのため、無法地帯となってしまう海水浴場での簡易事故、死亡事故が増えている。

頻度の高い事故のケース

・離岸流に流される
・遊泳区域外での遊泳
・飲酒、喫煙など健康でない状態での遊泳
・海の家の設置がなく、長時間炎天下にいることによる熱中症

また、川遊びに関しても、海同様水難事故が増えている。

ライフセーバーの不足が原因

事故が起こる原因として、ライフセーバーが常駐していないことも挙げられる。
ライフセーバーは、溺れている人や事故にあった人を助けるために配備されているだけでなく、
小さな事故から大きな事故まで「未然に防ぐ」ことが大きな役割となる。

来客の様子から健康状態を常にチェックし、怪我をさせないために注意。
波の状況をみて、危険な波の場合に「遊泳禁止」の旗を設置。
遊泳区域内で見回りを行い、危険な遊び方をしている人に注意。

など、夏の海水浴場に当たり前にあった光景である「事前の注意」が、事故を未然に防いでいた。

事故が増えたことにより、ボランティアでライフセーバーを行なっている地域もある。
参照記事:https://www.at-s.com/news/article/local/central/785011.html

事故が起こらないために自己管理をしよう

ライフセーバーの大切さを再確認しつつ、ボランティアのライフセーバーが存在しない海も多数あり、開設している海水浴場ですら例年に比べて人員が不足している。
そこで、自分たちで身を守りながら過ごすためにも、浜辺の知識を紹介。

■ビーチに立てられる旗をチェック
※各海水浴場や自治体により設置状況が異なる場合がございます。

credited by Pexels Nathan Cowley

波の状況に合わせて3種類の旗が設置される。
海水浴場についたら、まず旗をチェックし海の状況を理解しよう。

【青旗】遊泳できます。
【黄旗】泳ぐ際には注意が必要です。
【赤旗】遊泳できません。

信号と同じ感覚で覚えるとわかりやすい。

■海に入る以外の楽しみ方で過ごす

credited by Pexels Jermaine Ulinwa

先日、紹介した記事、


をチェックし、浜辺でできる楽しみ方をチェックし新しい海の楽しみ方をみつける。

ライフセーバーの存在は重要。
だが、海開きされていない海では、「自分の身は自分で守る。」といった意識や行動も大切。
様々な行動に対して自粛が多くなってしまう2020年だが、自分の身や友達・家族のことを守るためにも海水浴場の楽しみ方を見直してみよう。

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