イルカ写真家・鈴木あやの写真展記念インタビュー(1/8)

ドルフィンスイマー、イルカ写真家、水中モデルと三つの顔で活躍されているあやのさん。
そのあやのさんが、6月に東京で写真展を開催されています。

イルカ写真家・あやの写真展記念インタビュー

あやのさん個人の写真展としては、これが初。
そこで飾られている写真の中には、あやのさんが写真家として「イルカの表情」を撮ったものもあれば、水中モデルとしてイルカと一緒に心通わせ泳ぐ様子が収められているものもあります。「ドルフィンスイマー」だからこそ、自らが撮ることもあれば、モデルとして撮られることも。その二つの視点からの世界を表現した、興味深い写真展となっています。

スキューバダイビング.jpでは、この写真展を記念して、あやのさんにインタビューをさせてもらいました。
イルカの魅力、イルカとの泳ぎ方、素潜りでの撮影のこと、そしてあやのさん自身の今後の活動…。

全8回(+番外編)にわたってお届けいたしますので、ぜひご覧ください!
(取材日:2010年6月1日 聞き手・撮影:いぬたく)

第1回「恋に落ちた、イルカとの出会い」
第2回「素潜り、ドルフィンスイムの上達法-1」
第3回「素潜り、ドルフィンスイムの上達法-2」
第4回「イルカ写真家、そして水中モデルとして」
第5回「ドルフィンスイマーとして」
第6回「出逢いに恵まれる」
第7回「イルカの写真・写真展に対する思い・こだわり」
第8回「今後の活動について」
番外編「Twitterで寄せられた質問集」

■第1回「恋に落ちた、イルカとの出会い」
いぬたく
まず写真展に関しての前に、あやのさん自身のことをうかがいますね。
あやの
はい。
いぬたく
あやのさんが海やイルカ、素潜り(スキンダイビング)に興味を持ったきっかけというのは何だったんでしょう?
あやの
ちょうど3年前ぐらいに初めて小笠原に行ったんです。
その5年ぐらい前からずっと小笠原には行きたかったんですけれど、ようやく初めて行って。その時は「東洋のガラパゴス」と言われる小笠原の、陸上の固有動植物の方が興味がありました。
というのは、私、実はあまり海が好きじゃなかったんですよ(苦笑)
いぬたく
おお(戸惑い)
あやの
行ってみると、小笠原にはイルカやクジラもいるらしいと聞いて、とりあえずドルフィンウォッチング・スイム船に乗りました。まだ全く素潜りもできない状態で、ウェットスーツを着させられて、水面をパシャパシャ泳いでいると、イルカが周りを回って遊んでくれたんです!!ピーピーと鳴きながら、こっちを見てくれたり。
その鳴き声と瞳に、一瞬で恋に落ちちゃいました!(笑)
いぬたく
やられたと(笑)
あやの
はい!今思うと本当に運が良くて。小笠原では、なかなかイルカが水面で遊んでくれることってないんですよ。
いぬたく
そうですよね。
あやの写真展「イルカの瞳に魅せられて」記念インタビュー
あやの
それでイルカにハマって、小笠原で何回か船に乗りました。そうしたら、地元の人で素潜りがうまい人がいて、「人間ってあんな風に潜れるんだ!!」と本当に驚きました。
いぬたく
はい。
あやの
それまでは「素潜り」という概念がなかったんです。海って、海水浴場のように水面でパシャパシャ楽しむものだと思っていました。スキューバダイビングのCカードも一応持っていたんですけどね(笑)
いぬたく
あ、ダイバーではあったんですね。
あやの
はい(笑) でも、海の中へ「潜る」ためにはタンクが必要なのだと思っていました。
小笠原で初めて「素潜り」という存在を知って…、それからはすっかり素潜りの虜です。「素潜り」というのは、マスク、フィン、シュノーケルの3点セットのみをつけて、自分の吸った空気だけで潜ることですが、これがとても気持ちいいんです。本当に。
いぬたく
うんうん。僕も好きですよ。
あやの
スキューバダイビングだと急浮上すると大変危ないですし、自由に動けなかったり、器材も重かったりしますが、素潜りは、「身軽で自由」。
スキューバダイビングと素潜りは「全く違うものだ!」と感じました。素潜りとスキューバダイビングには、それぞれ違った魅力がありますね。
いぬたく
どちらもできるようになると、とても楽しいですよね。
あやの
そうですね。素潜りが上手くなると、必然的に水中で体勢を維持できたり、水に慣れるので、スキューバダイビングのスキルも上達すると思います。
いぬたく
うんうん。小笠原から戻ってからは、どうされてたんですか?
あやの
御蔵島に行くようになりました。御蔵島には、野生のハンドウイルカが島の周りに約150頭も棲んでいるんですよ!
いぬたく
御蔵島は世界的に有名なドルフィンスイムのスポットですよね。
あやの
そうなんです!小さな島の周りにあれほど野生のイルカが生息しているという環境は、世界的にもとても珍しいんです。
いぬたく
御蔵島にはどれくらい行ってるんですか?
あやの
もう20回ぐらい行ってます!(笑)
御蔵島には2008年の秋頃ハマりました。そこから20回ですから、相当な頻度ですね(笑)
いぬたく
ははは(笑) それはもう御蔵島に住んでいるみたいですね。
あやの
よく言われます(笑) 島の方々も、また来たのー?みたいな(笑)
いぬたく
そこまでハマってしまう、御蔵島のイルカたちの魅力とは何なんでしょう?
あやの
御蔵島のイルカは常に島の周りに棲んでいるので、約150頭、全て個体識別がされていて番号や名前がついているんです。なので、何度も同じ個体に会ったり、イルカの個性も分かってくるんですよ〜。
いぬたく
イルカにもそれぞれ個性があるんですねー。
あやの
はい。人と遊ぶのが大好きな子もいます。
また、御蔵島のイルカは全体的に、小笠原のイルカよりも人に慣れていて、泳ぎ方も違うんですよ!共通している部分もありますが、それぞれのイルカが好きな泳ぎ方というのも違うようです。そのあたりはまたいずれ…。
いぬたく
はい(笑)いずれ詳しくお聞きしますね。
あやの
はい!よろしくお願いします。

第2回「素潜り、ドルフィンスイムの上達法-1」に続きます)

あやのさんの写真展に関しては、こちらが告知記事となります。

会場の詳細、営業時間などはこちらから!

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PROFILE
2002年から2014年まで広告代理店(株式会社電通)に勤務し、テレビCM・グラフィック(新聞・雑誌)広告・ウェブサイト等の企画・制作や、各種プロモーションの立案に携わる。

電通で働いていた頃から、土日は都市型ダイビングショップのダイビングインストラクターとして講習やガイドを行う。

ダイビングが好きな人たちに自分なりの形で貢献したいと考え、メディアへの知見とインストラクターとしての経験を活かし、2010年にスキューバダイビング.jpを立ち上げる。
その後、2012年4月から越智隆治、寺山英樹とオーシャナを立ち上げ。

オーシャナでは、サイト全体の管理・運営や記事執筆、物販、営業など、プロデューサー的な役割を担う(なんでも屋とも言う)。

好きなものは音楽のライブ・フェスとサッカー。
男ではあるが普段着はスカートを愛用。