あの根から消えてしまったアザハタ

この記事は約2分で読めます。

青い空と美しく穏やかな海、島ののんびりとした雰囲気、初夏の沖縄・座間味島が大好きで、梅雨明け直後を狙って毎年のように通っています。

阿嘉島沖のダイビングポイント「ニシバマ」のアザハタの根

阿嘉島沖のダイビングポイント「ニシバマ」のアザハタの根

白い砂地にポツンとある根では、色鮮やかなアザハタがスカシテンジクダイやキンメモドキの群れを追いまわす迫力ある姿や、アザハタを甲斐甲斐しくクリーニングするエビなどが見られます。

小さな世界で繰り広げられる生き物達の様子は興味深いものばかり。

ニシバマのアザハタ

しかし残念ながら、今年はその根でアザハタに会う事は出来ませんでした。
たまたま違う根に移動していたのか、死んでしまったか。

ここ数年の経験から、そこに当然のように存在していて当たり前のように撮影出来ると信じきっていましたが、そうではなかった。

一期一会、その時々の出会いを大切にしていこうと改めて思う出来事でした。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
FOLLOW