2019年9月パース直行便就航!
西オーストラリアの秘密「基地」エクスマウス
Special Thanks:Western Australia,VELTRA
Edit:Harumi Yamamoto
桟橋の躯体が交錯する「ネイビーピア」、遭遇率ほぼ100%というジンベエスイム……。
エクスマウスを拠点に楽しむダイビングポイントには、
「西オーストラリア」や「パース」と聞いて思い浮かべるのとは、
一味も二味も違うダイビングが待っていた!
本当は誰にも教えたくないほどの独自性を持つ、
秘密“基地”のような水中景観をお伝えしよう。
西オーストラリアの玄関口・パースから北へ約1200km。
エクスマウスは、インド洋に突き出したノースウエスト岬の北端に位置する街だ。
道路横をエミューが歩く(!?)人口3000人ほどの小さな都市だが、
世界遺産「ニンガルー・コースト」探訪の際の拠点として多くの観光客が訪れる。
極上のビーチや優美なサンセットも見どころの一つだ。
パースからは、カンタス航空の飛行機で約2時間。
2019年9月からは、日本✈︎パースの直行便が就航予定!
ぐんとアクセスしやすくなるこの地のダイビングポイントを見ていこう。
西オーストラリアの玄関口・パースから北へ約1200km。
エクスマウスは、インド洋に突き出したノースウエスト岬の北端に位置する街だ。
道路横をエミューが歩く(!?)人口3000人ほどの小さな都市だが、
世界遺産「ニンガルー・コースト」探訪の際の拠点として多くの観光客が訪れる。
極上のビーチや優美なサンセットも見どころの一つだ。
パースからは、カンタス航空の飛行機で約2時間。
2019年9月からは、日本✈︎パースの直行便が就航予定!
ぐんとアクセスしやすくなるこの地のダイビングポイントを見ていこう。
1日に17人しか潜ることが許されないダイビングポイントがある。その名は、「ネイビー・ピア」。
読んで字の如く、海軍基地内の桟橋(「ネイビー=海軍」「ピア=桟橋」)に位置するダイビングポイントだ。
異世界に迷い込んだかのような特異な水中景観をご紹介しよう。
Navy Pier
〜ネイビーピア〜
1日に17人しか潜ることが許されないダイビングポイントがある。その名は、「ネイビー・ピア」。
読んで字の如く、海軍基地内の桟橋(「ネイビー=海軍」「ピア=桟橋」)に位置するダイビングポイントだ。
異世界に迷い込んだかのような特異な水中景観をご紹介しよう。
私にとって、初めての「ネイビー・ピア」ダイブ。日本ではあまり知られていないが、その魚影の濃さから、オーストラリアではTOP10に選ばれるほど、名の知れたダイビングポイントだ。一味違ったダイビングが楽しめるという事前情報に期待を膨らませていた。
いざ、エントリーしてみると、その特異性に驚いた。このダイビングポイントは、桟橋の下を潜る。水深15mほどとはいえ、水中は薄暗い。透明度はせいぜい10〜15mといったところだ。
さっそく、体長1mを越える大きさのタマカイが、主のように堂々たる存在感で迎えてくれた。通常、着底してじっとしていることが多い魚だが、中層に浮いて、訪れるダイバーを待ち受けているかのようだった。
おのずと畏敬の念を覚える。
もしかしたら、“異界に引き込まれてしまったのしれない”という思いがよぎった。
この個体以外にも、10匹ほどは出会っただろうか。1〜1.7mほどの巨体が、思い思いにゆったりと泳いでいた。
私にとって、初めての「ネイビー・ピア」ダイブ。日本ではあまり知られていないが、その魚影の濃さから、オーストラリアではTOP10に選ばれるほど、名の知れたダイビングポイントだ。一味違ったダイビングが楽しめるという事前情報に期待を膨らませていた。
いざ、エントリーしてみると、その特異性に驚いた。このダイビングポイントは、桟橋の下を潜る。水深15mほどとはいえ、水中は薄暗い。透明度はせいぜい10〜15mといったところだ。
さっそく、体長1mを越える大きさのタマカイが、主のように堂々たる存在感で迎えてくれた。通常、着底してじっとしていることが多い魚だが、中層に浮いて、訪れるダイバーを待ち受けているかのようだった。
おのずと畏敬の念を覚える。
もしかしたら、“異界に引き込まれてしまったのしれない”という思いがよぎった。
この個体以外にも、10匹ほどは出会っただろうか。1〜1.7mほどの巨体が、思い思いにゆったりと泳いでいた。
さらに、深度を下げていくと、オオセやホワイトチップなどの大物も鎮座。躯体は、魚たちの漁礁にもなっているのだろう。ビビッドな色彩の魚たちが、繁茂した海藻をついばんでいた。
私たちは、密やかな彼らの住処に、ほんのひとときお邪魔する旅人だ。
見上げれば、ギンガメアジのトルネードが渦を巻く。そこに、時おりバラクーダの群れが加わり、迫力は増すばかり。
水中まで続く桟橋は、“他と似ない”写真を撮る背景にうってつけだ。交錯する桟橋の躯体ごしに注ぐ水面からの光と圧巻の密度で迫る魚群をあおりながら、夢中で撮影した。
このバラクーダの英名は、Pickhandle Barracuda。独特の縞模様が特徴だ。また、オーストラリア北西部固有のセイルフィンキャットフィッシュにも出会った。「ネイビーピア」には、オーストラリアならではの風変わりな生物たちが数多く生息している。
さらに、深度を下げていくと、オオセやホワイトチップなどの大物も鎮座。躯体は、魚たちの漁礁にもなっているのだろう。ビビッドな色彩の魚たちが、繁茂した海藻をついばんでいた。
私たちは、密やかな彼らの住処に、ほんのひとときお邪魔する旅人だ。
見上げれば、ギンガメアジのトルネードが渦を巻く。そこに、時おりバラクーダの群れが加わり、迫力は増すばかり。
水中まで続く桟橋は、“他と似ない”写真を撮る背景にうってつけだ。交錯する桟橋の躯体ごしに注ぐ水面からの光と圧巻の密度で迫る魚群をあおりながら、夢中で撮影した。
このバラクーダの英名は、Pickhandle Barracuda。独特の縞模様が特徴だ。また、オーストラリア北西部固有のセイルフィンキャットフィッシュにも出会った。「ネイビーピア」には、オーストラリアならではの風変わりな生物たちが数多く生息している。
ここで出会う魚たちは、どことなくふくよかだ。海軍基地から流れ出る温かい排水が、海中に栄養分をもたらすために、プランクトンが豊富なのだろう。
この桟橋下という限られた狭いエリアに約200種もの魚類が生息していると言う。明るく開放的なダイビングポイントではないが、未知の暗がりを進むような冒険心が沸き立つ。いつものダイビングに飽き足らない、刺激を求めるダイバーにこそおすすめだ。
次から次へと圧倒的な密度で迫る魚群、そして、どことなく不気味さを漂わせる連中たち。「ネイビーピア」に潜っていると、異空間に吸い込まれたかのような錯覚に陥る。
異空間……? いや、魚たちの秘密基地かもしれない。だってここは、海軍基地内。名実ともに“基地”なのだから。
ここで出会う魚たちは、どことなくふくよかだ。海軍基地から流れ出る温かい排水が、海中に栄養分をもたらすために、プランクトンが豊富なのだろう。
この桟橋下という限られた狭いエリアに約200種もの魚類が生息していると言う。明るく開放的なダイビングポイントではないが、未知の暗がりを進むような冒険心が沸き立つ。いつものダイビングに飽き足らない、刺激を求めるダイバーにこそおすすめだ。
次から次へと圧倒的な密度で迫る魚群、そして、どことなく不気味さを漂わせる連中たち。「ネイビーピア」に潜っていると、異空間に吸い込まれたかのような錯覚に陥る。
異空間……? いや、魚たちの秘密基地かもしれない。だってここは、海軍基地内。名実ともに“基地”なのだから。
“ほぼ確実”にジンベエザメとの出会いが叶うというニンガルリーフのジンベエスイム……その秘密は、セスナとの連携にある。
上空からジンベエザメを探し、ボートスタッフに連絡が入るのだ。
世界最大の魚・ジンベエザメと一緒にシュノーケリングする、格別の体験をどうぞ。
Whale shark swim
〜ジンベエスイム〜
“ほぼ確実”にジンベエザメとの出会いが叶うというニンガルリーフのジンベエスイム……その秘密は、セスナとの連携にある。
上空からジンベエザメを探し、ボートスタッフに連絡が入るのだ。
世界最大の魚・ジンベエザメと一緒にシュノーケリングする、格別の体験をどうぞ。
雲ひとつない好天に恵まれた5月末の取材日。スタッフから、水中も最高の透視度と聞いて、期待感は募るばかりだ。
さっそくボートを走らせる。すると、ジュゴンの親子がほんわかした姿を見せてくれた。なんだか今日は、ツイてるかもしれない。
そして、ジンベエザメを発見するやいなや、セスナからボートに連絡が入る。スタッフの指示の元、エントリーすると、悠然と泳ぐジンベエザメの姿が目前に現れた。体長10mオーバー。ゆっくりと穏やかに漂っている姿に、愛らしささえ感じる。3月下旬〜7月上旬の間が、ジンベエザメのシーズンだ。
詳細は、ヘッドライン記事「遭遇率ほぼ100%!?ジンベエスイム@ニンガルー・リーフの秘密とは!?」に詳しいが、ニンガルー・リーフのジンベエスイムは穏やかだ。
セスナによって、ジンベエザメの進行方向まで把握することができるため、必死に泳いで追いかけることなく、無理なく出会うことができる。
この日、驚くべきことにマンタ(5月〜11月が狙い目)との遭遇も果たした。6〜10月には、ザトウクジラもやって来るらしい。ウミガメやイルカたちに至っては、通年顔を見せる。
雲ひとつない好天に恵まれた5月末の取材日。スタッフから、水中も最高の透視度と聞いて、期待感は募るばかりだ。
さっそくボートを走らせる。すると、ジュゴンの親子がほんわかした姿を見せてくれた。なんだか今日は、ツイてるかもしれない。
そして、ジンベエザメを発見するやいなや、セスナからボートに連絡が入る。スタッフの指示の元、エントリーすると、悠然と泳ぐジンベエザメの姿が目前に現れた。体長10mオーバー。ゆっくりと穏やかに漂っている姿に、愛らしささえ感じる。3月下旬〜7月上旬の間が、ジンベエザメのシーズンだ。
詳細は、ヘッドライン記事「遭遇率ほぼ100%!?ジンベエスイム@ニンガルー・リーフの秘密とは!?」に詳しいが、ニンガルー・リーフのジンベエスイムは穏やかだ。
セスナによって、ジンベエザメの進行方向まで把握することができるため、必死に泳いで追いかけることなく、無理なく出会うことができる。
この日、驚くべきことにマンタ(5月〜11月が狙い目)との遭遇も果たした。6〜10月には、ザトウクジラもやって来るらしい。ウミガメやイルカたちに至っては、通年顔を見せる。
ジンベエスイムの前には、練習を兼ねて浅瀬でシュノーケリングを楽しむ。初心者には、スタッフがていねいにレクチャーするのでご安心を。明るく開放的な水中は、身を浸すだけで癒される。
ひとしきり、ジンベエスイムやシュノーケリングを楽しんだ後は、スパークリングワインで乾杯!
心地よい疲労感とともに、ゲストたちと今日の感動を分かち合う。
怒涛の邂逅を果たすこととなった「ジンベエスイム」ツアー。もちろん野生生物との出会いは運まかせだが、これだけの種類と高確率に出会える場所も、そうそうない。
ジンベエスイムの前には、練習を兼ねて浅瀬でシュノーケリングを楽しむ。初心者には、スタッフがていねいにレクチャーするのでご安心を。明るく開放的な水中は、身を浸すだけで癒される。
ひとしきり、ジンベエスイムやシュノーケリングを楽しんだ後は、スパークリングワインで乾杯!
心地よい疲労感とともに、ゲストたちと今日の感動を分かち合う。
怒涛の邂逅を果たすこととなった「ジンベエスイム」ツアー。もちろん野生生物との出会いは運まかせだが、これだけの種類と高確率に出会える場所も、そうそうない。
先に紹介したジンベエスイムは、ニンガルーリーフで開催されている。
そもそも、ニンガルー・リーフとは?
そして、ジンベエを始めとする大物との出会い“以外”のダイビングの魅力をお伝えしよう。
Ningaloo reef
〜ニンガルー・リーフ〜
先に紹介したジンベエスイムは、ニンガルーリーフで開催されている。
そもそも、ニンガルー・リーフとは?
そして、ジンベエを始めとする大物との出会い“以外”のダイビングの魅力をお伝えしよう。
ニンガルー・リーフは、世界自然遺産「ニンガルー・コースト」の海洋域「ニンガルー海洋公園」にあるサンゴ礁を指す。
海岸線260kmに渡ってビーチ沿いにサンゴ礁が続き、200種類以上のサンゴ、500種以上の魚たちが息づく海だ。
白い砂地とサンゴ、そこに舞う魚たち。「ネイビーピア」とはうって変わって、ニンガルー・リーフは穏やかで開放的な雰囲気だ。
今回は、2つのダイビングポイントに潜った。
砂地の「ブリザード・リッジ(Blizzard Ridge)」では、優美なヒレをはためかせる固有種・スクリブルド・エンゼル フィッシュにうっとり見惚れた。また、「ラビリンス(Labyrinth)」では、力強く骨太な印象のサンゴに感動し、カメとのひとときも楽しんだ。
ニンガルー・リーフは、世界自然遺産「ニンガルー・コースト」の海洋域「ニンガルー海洋公園」にあるサンゴ礁を指す。
海岸線260kmに渡ってビーチ沿いにサンゴ礁が続き、200種類以上のサンゴ、500種以上の魚たちが息づく海だ。
白い砂地とサンゴ、そこに舞う魚たち。「ネイビーピア」とはうって変わって、ニンガルー・リーフは穏やかで開放的な雰囲気だ。
今回は、2つのダイビングポイントに潜った。
砂地の「ブリザード・リッジ(Blizzard Ridge)」では、優美なヒレをはためかせる固有種・スクリブルド・エンゼル フィッシュにうっとり見惚れた。また、「ラビリンス(Labyrinth)」では、力強く骨太な印象のサンゴに感動し、カメとのひとときも楽しんだ。
ニンガルー・リーフの魚たちは、妙に動かない。段のくぼみに張りつくようにして、雲のようにびっしり群れている。
やっぱりここも、秘密基地なのか……?
今回は、エクスマウスを拠点にダイビング・ジンベエスイムを楽しんだが、どのポイントも際立った個性をもっていた。
陸地も回ったが、大地、夕日、星空……、地域全体がパワースポットのごとく、力に満ちている。
この自然の存在感、ホンモノ感は、ただごとではない。ぜひ、体感してみてほしい。
ニンガルー・リーフの魚たちは、妙に動かない。段のくぼみに張りつくようにして、雲のようにびっしり群れている。
やっぱりここも、秘密基地なのか……?
今回は、エクスマウスを拠点にダイビング・ジンベエスイムを楽しんだが、どのポイントも際立った個性をもっていた。
陸地も回ったが、大地、夕日、星空……、地域全体がパワースポットのごとく、力に満ちている。
この自然の存在感、ホンモノ感は、ただごとではない。ぜひ、体感してみてほしい。
Supported
PERTH SCUBA
Exmouth Escape Resort
Exmouth Escape Car Hire
whalers Restaurant
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