遭遇率ほぼ100%!?ジンベエスイム@ニンガルー・リーフの秘密とは!?

ニンガルー・リーフで野生のジンベエザメとシュノーケリング!

世界最大の魚類、ジンベエザメ。
体長10m以上の迫力ある姿ですが、その生態は、穏やか。
プランクトンや小魚を食み、ゆったりと泳ぎます。

その愛らしい(!?)野生のジンベエザメと“ほぼ確実”に泳げる場所があります。
西オーストラリア・エクスマウスからアクセスするニンガルー・リーフです。

ちょっと、エクスマウスをおさらいしましょう。
西オーストラリアの主要都市・パースからカンタス航空で約2時間のところにあるのんびりとした人口3000人ほどの街です。

前回は、知られざる「ネイビーピア」でのダイビングの模様をお届けしました。

今回は、打って変わってジンベエスイム。

いったい、どんなスタイルでジンベエスイムが行われているのでしょうか?
カメラマンの石川肇さんが体験した、ニンガルー・リーフでのツアーレポートをお届けします!

あっけなくジンベエと遭遇!

出航するとまず、30分ほど浅瀬でリーフツアーが行われます。

これは、シュノーケリングの練習も兼ねています。
スキルのない参加者には、スタッフがマンツーマンでつきます。
安全のためにフロートなども装着して泳がせてくれるため、初心者でも安心感をもって楽しめますね。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

クリアなブルーの中で遊ぶ魚たち。
穏やかなニンガルーフらしい癒しのひと時を過ごしました。

そして、ボートに戻り、ジンベエスイムに備えます。
・・・と思ったら、数分後にエントリーの指示。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

「これって、また練習??」
と聞いてしまいました(笑)が、これが、ジンベエスイムのはじまりでした。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

シュノーケラーが全員エントリーするやいなや、正面から向かってくるジンベエザメ。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(え、こんなにあっけなく出会えるの・・・!?)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

本当に簡単に遭遇させてくれました。
この手軽さ・・・、餌付けをしているセブ島・オスロブ以上かもしれません!

そして、ジンベエザメにもよるかと思いますが、とてもゆっくり泳いでくれます。
写真をじっくり撮りたい方には、うってつけです。
これまた、ジンベエザメスポットとして有名なメキシコ・ラパスよりも圧倒的に透明度がよく、そこで悠々と泳ぐジンベエザメはフォトジェニック。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

ということで、僕もジンベエザメの撮影にじっくり臨むことができました。

5回、20〜30分くらいずつ泳げましたので、ゲストの皆さんもクタクタ。
ジンベエザメとお腹いっぱい泳ぐことができました!

セスナを使ってジンベエ探し!?

なぜ、こんなにいとも簡単に遭遇を果たせるかというと・・・、その秘密は、セスナ。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

上空からジンベエザメを探し、発見するとボートに連絡が入る体制がとられています。

セスナからどの方向にジンベエザメが向かっているのか的確な指示が入るため、エントリー後に追いかけるわけでもなく、正面から遭遇することが叶ったわけです。

実際、たくさんのセスナが上空を飛んでいました。
ジンベエスイムツアーはかなり人気だそうで、1台のセスナを2〜3件のショップがシェアしているそうです。

ルールを守ってスイムしよう

ここまで、「いかに簡単に遭遇が果たせたか」を語ってきましたが、もちろん野生生物との出会いはこちらの思うようにいかないこともあります。

ジンベエザメと泳ぐという感動的な体験をより提供するため、ショップ側は様々な配慮のもとでツアーを開催しているようです。

このツアーは、オーストラリアの環境保護局の規則やライセンス条件に基づいて行われており、ガイドラインが用意されています。

ジンベエザメにストレスをかけないよう、また、意図せぬ接触で事故が起こらないよう、きちんとルール面も整備されているからこそ、この貴重なひとときを提供することができるのでしょう。

ブリーフィングでは、ジンベエザメと泳ぐ際の注意もしっかり説明されます。
また、日本語で書かれた説明書も準備されているので、日本人ダイバーにも安心です。

例えば、
・ジンベエザメの上を泳がない
・ジンベエザメの前(進行方向)を泳がない
・ジンベエザメの胴体から3メートル以上離れる
・ジンベエザメの尾から4メートル以上離れる
など。

それに加え、
・素潜りの可否は、スタッフがジンベエザメの反応を見ながら判断すること
・フラッシュ撮影はNG
などの細かいルールも敷かれており、生き物との出会いを大切にしようという姿勢に好感が持てました。

ニンガルーフのジンベエスイムの
タイムスケジュール

私が訪れた5月末の取材日の1日の流れをご紹介します。
あくまでモデルケースになります。
利用するショップやジンベエザメとの遭遇時間によって、細かな時間は異なってくるので、ご参考程度にご覧くださいね。

朝、7:30にホテルからピックアップされて、ボートに乗船。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

上記の通り、シュノーケリングの練習を兼ねたリーフツアーのあと、ジンベエスイムを堪能します。
11時頃にはジンベエスイム終了。

その後、綺麗なリーフでシュノーケリングツアーを楽しみました。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

そして、ランチ。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

最後には、スパークリングワインかビールが振る舞われます!
乾杯で締め、最高ですね。
スパークリングワインを片手にリッチな気分で帰途につきました。

(撮影/石川肇)

(撮影/石川肇)

ホテルへの戻りは、14:30頃。
かなりの充実感でした!

幸運に恵まれて、この日は早めのホテル帰りとなりました。
通常のスケジュールだと、15:00頃下船、16:00頃にホテル着のようなので、ご注意を!

ジンベエザメ以外にも遭遇!

ジンベエザメでも大満足でしたが、実は、〇〇や〇〇にも出会っちゃいました!
その様子は、近日中にウェブマガジンで公開予定なので、お楽しみに。

撮影/石川 肇
構成/山本 晴美

Special Thanks

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ジンベエスイムツアーは、3月下旬〜7月まで毎日催行。参加者の写真とムービーを無料でプレゼントしており、好評を得ている。ジンベエスイムのほか、ニンガルー・リーフのダイビングツアーも実施。また、ムイロン諸島への遠征も行っている。明るく気さくなスタッフたちが楽しいひとときを提供してくれる。

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