ダイビング器材の基本講座
ドライスーツ

Text:三浦淳
Main Image Design:Panari Design
Edit:町田直子
Introduction

水中という特殊な世界で楽しむダイビングは、器材が必要不可欠。
器材の基本的な機能、特徴、選び方などを、オーシャナ的視点で解説していきます。

第1回目は「ドライスーツ」。
春夏秋冬のある日本をホームグラウンドに、四季折々の水中景観を楽しめるのがダイビングの魅力。
秋・冬・春のスリーシーズンで大活躍する、ドライスーツの基礎知識を紹介します。

そもそもドライスーツって何?

そもそもドライスーツって何?

ドライスーツとは、内部が濡れない完全防水スーツのことです。
ブーツまでスーツと一体になり、濡れるのは首から上と手首から先だけ。胸の給気バルブにつないだ中圧ホースからスーツ内にエアを入れ、空気の層で身体を保温します。
フードやグローブを併用することで、より完全な防寒が可能になります。

そんなドライな構造から、スーツ内が水に濡れるウエットスーツよりも、ケタ違いの保温力を誇るドライスーツ。奪われる熱が少ないということは、奪われる体力が少ないということと同じで、真夏やリゾート以外はドライスーツで潜るというプロダイバーも珍しくありません。

また、中に水着ではなく、インナーウエアを着るのもドライスーツの特徴。インナーウエアの厚さや枚数を調節することで、幅広い環境に対応できます。

そもそもドライスーツって何?

ドライスーツとは、内部が濡れない完全防水スーツのことです。
ブーツまでスーツと一体になり、濡れるのは首から上と手首から先だけ。胸の給気バルブにつないだ中圧ホースからスーツ内にエアを入れ、空気の層で身体を保温します。
フードやグローブを併用することで、より完全な防寒が可能になります。

そんなドライな構造から、スーツ内が水に濡れるウエットスーツよりも、ケタ違いの保温力を誇るドライスーツ。奪われる熱が少ないということは、奪われる体力が少ないということと同じで、真夏やリゾート以外はドライスーツで潜るというプロダイバーも珍しくありません。

また、中に水着ではなく、インナーウエアを着るのもドライスーツの特徴。インナーウエアの厚さや枚数を調節することで、幅広い環境に対応できます。

ドライスーツにはどんな種類があるの?

ドライスーツにはどんな種類があるの?

ドライスーツは大きく分けて、ネオプレーンタイプとシェルタイプがあります。
それぞれの特徴について紹介します。

ドライスーツにはどんな種類があるの?

ドライスーツは大きく分けて、ネオプレーンタイプとシェルタイプがあります。
それぞれの特徴について紹介します。

ネオプレーンタイプドライスーツ

多くのユーザーが着用しているドライスーツ。
ウエットスーツと同じ気泡を持つネオプレーンゴムを使用し、スーツ自体に保温性があるのが特徴です。

ゴムの厚さは3.5~5mm程度で、表地+ネオプレーンゴム+裏地の三層構造が一般的。
ウエットスーツのように身体のサイズに合わせて採寸し、好みのカラーを配置した自分だけの一着をオーダーできます。

表地に撥水性と強度に優れたソフトラジアル使用したタイプや、裏地に起毛素材を使用して保温性を高めたタイプなど、メーカーによってさまざまなバリエーションがあります。

Point!
★スーツ自体に保温性があり温かい
★体にフィットしたオーダーメイドが可能
★カラーバリエーションが豊富

多くのユーザーが着用しているドライスーツ。
ウエットスーツと同じ気泡を持つネオプレーンゴムを使用し、スーツ自体に保温性があるのが特徴です。

ゴムの厚さは3.5~5mm程度で、表地+ネオプレーンゴム+裏地の三層構造が一般的。
ウエットスーツのように身体のサイズに合わせて採寸し、好みのカラーを配置した自分だけの一着をオーダーできます。

表地に撥水性と強度に優れたソフトラジアル使用したタイプや、裏地に起毛素材を使用して保温性を高めたタイプなど、メーカーによってさまざまなバリエーションがあります。

Point!
★スーツ自体に保温性があり温かい
★体にフィットしたオーダーメイドが可能
★カラーバリエーションが豊富
シェルタイプドライスーツ

特殊なゴムやナイロンなど、薄手の防水生地で作られたドライスーツ。
水圧で気泡が潰れるネオプレーンタイプと比べて浮力の変化が少なく、操作に慣れれば水中でのバランスコントロールがとりやすい点が特徴です。

水圧や運動による生地の圧縮や伸縮が少ないため、へたりが起きにくくスーツの寿命が長いのも嬉しいところ。
1人で脱ぎ着ができる点も大きなメリットでしょう。

ただし、素材自体に保温性がないので、厚手のインナーウエアが必須。伸縮性がないので少し大きいサイズで作るしかなく、水中でのエアのコントロールにある程度のスキルが必要となります。

Point!
★水中での浮力の変化が少ない
★軽くて丈夫なタイプが多い
★1人で脱ぎ着ができる

特殊なゴムやナイロンなど、薄手の防水生地で作られたドライスーツ。
水圧で気泡が潰れるネオプレーンタイプと比べて浮力の変化が少なく、操作に慣れれば水中でのバランスコントロールがとりやすい点が特徴です。

水圧や運動による生地の圧縮や伸縮が少ないため、へたりが起きにくくスーツの寿命が長いのも嬉しいところ。
1人で脱ぎ着ができる点も大きなメリットでしょう。

ただし、素材自体に保温性がないので、厚手のインナーウエアが必須。伸縮性がないので少し大きいサイズで作るしかなく、水中でのエアのコントロールにある程度のスキルが必要となります。

Point!
★水中での浮力の変化が少ない
★軽くて丈夫なタイプが多い
★1人で脱ぎ着ができる
ドライスーツダイビングの便利アイテムをチェック

ドライスーツダイビングの
便利アイテムをチェック

ここで紹介するアイテムをそろえておくと、ドライスーツダイビングがより快適になります。
海から上がったときは身体が冷えるので、陸上で身体を温めるための厚手のジャンパーやニット帽などの防寒グッズもご用意を。

ドライスーツダイビングの
便利アイテムをチェック

ここで紹介するアイテムをそろえておくと、ドライスーツダイビングがより快適になります。
海から上がったときは身体が冷えるので、陸上で身体を温めるための厚手のジャンパーやニット帽などの防寒グッズもご用意を。

ドライスーツの賢い選び方は?

ドライスーツの賢い選び方は?

はじめてドライスーツを購入する場合は、ネオプレーンタイプがおすすめです。

なぜなら、ドライスーツはスーツ内にエアを入れて保温するという性質のため、水中でエアのコントロールがうまくできないと、いきなり海面に向かって浮き上がってしまうなどのトラブルが生じるからです。
初心者はエアコントロールがしやすいネオプレーンタイプを選ぶのがベストでしょう。

ネオプレーンタイプはデザインのバリエーションが多く、お手頃価格のラインナップが充実しているのもおすすめする理由です。

ドライスーツの賢い選び方は?

はじめてドライスーツを購入する場合は、ネオプレーンタイプがおすすめです。

なぜなら、ドライスーツはスーツ内にエアを入れて保温するという性質のため、水中でエアのコントロールがうまくできないと、いきなり海面に向かって浮き上がってしまうなどのトラブルが生じるからです。
初心者はエアコントロールがしやすいネオプレーンタイプを選ぶのがベストでしょう。

ネオプレーンタイプはデザインのバリエーションが多く、お手頃価格のラインナップが充実しているのもおすすめする理由です。

ドライスーツはどこで買う?

ドライスーツはどこで買う?

購入は量販店やプロショップでできますが、全身を採寸して身体にジャストフィットの一着を製作するネオプレーンタイプのフルオーダーメイドがおすすめです。

スーツが身体に合っていないと、水中でのバランスがうまくとれず、トラブルに発展する危険性が高まります。

ドライスーツは、エアの給気や排気、水中姿勢など、ウエットスーツにはない新たなスキルが必要となります。初めて使用する際は、信頼できるインストラクターにしっかりと講習をしてもらうようにしましょう。

ドライスーツはどこで買う?

購入は量販店やプロショップでできますが、全身を採寸して身体にジャストフィットの一着を製作するネオプレーンタイプのフルオーダーメイドがおすすめです。

スーツが身体に合っていないと、水中でのバランスがうまくとれず、トラブルに発展する危険性が高まります。

ドライスーツは、エアの給気や排気、水中姿勢など、ウエットスーツにはない新たなスキルが必要となります。初めて使用する際は、信頼できるインストラクターにしっかりと講習をしてもらうようにしましょう。