耳抜きしやすい姿勢とは?(解説動画つき)
耳抜きのコツのひとつが「姿勢」。
耳管は鼻の奥から斜め上方につながっているので、頭が下がるヘッドファーストは耳抜きがしづらく、垂直の姿勢のほうが空気の流れに逆らわずスムーズに耳が抜ける。
そういう意味では、耳が抜けにくい人は、フィートファーストで潜降するのがオススメ。
また、ダイビング中に耳が抜けずに痛くなった場合も、水平姿勢で泳いでいた体をいったん起こしてから耳抜きをすると抜けることもある。
つまり、耳抜きは耳管を垂直にするように意識した姿勢が成功のポイントとなる。
ここで登場するのが、体を起こすスキル。
ヘッドファーストや水平姿勢から、頭を上げて体を反るように上体を起こすダイバーがいるが、これはNG。
効率が悪く、窮屈で、水深も上がってしまう。
体にひねりをくわえ、いったん仰向けになってから体を起こす方法が正解。
腹筋するような恰好で内側に体を曲げられるので、関節に逆らうこともなくスムーズ。
■ヘッドファースト中の耳抜き(動画)
360度動ける水中では、耳抜きだけでなく、体のひねりを上手に使うことが、人間からイルカになれるかどうかのポイントとなる。