海水浴でクラゲに刺された。ダイビング中にうっかりガンガゼに触れてしまい痛い思いをした…。そんな経験、ありませんか? でも海の危険生物については、知っているようで意外と知らないことも多いもの。そこでこの記事では、海水浴やシュノーケリング、スキューバダイビングで出会う危険のある生物について、詳しく解説していきます。まずは海の危険生物についてのクイズからスタート!!
【クイズ】海にもいる危険な生き物はどれ?
①マムシ ②ハチ ③ムカデ
答えは…②ハチ
「ハチが海にいるの?!」と思った人も多いと思いますが、実はハチという魚がいるのです。
大きさは10cmほどのカサゴ目ハチ科ハチ属に属する魚で、分布はインド-西太平洋。日本では伊豆半島や紀伊半島など南日本の浅い砂泥地に生息。
「刺されると蜂のように痛む」ことが和名の由来。20本の毒棘があり(背ビレ15、尻ビレ3、左右の腹ビレに1ずつ)、強い痛みが十数時間も続く。日中は砂泥の中に潜っており、気つかずに手やひざを付いたダイバーが刺されるというケースが多い。
では、ここからはクラゲ、魚類、ウミヘビ、海底や岩上の危険生物の4つのグループに分けて、危険生物について紹介していきましょう。
マークが多いほど危険であるリスクが高いことを示します。
- 刺刺されると危険な生物
- 咬咬まれると危険な生物
- 電電気ショックを受ける危険のある生物
- 叩叩かれる危険がある生物
- 挟挟まれると危険な生物
- 切触れると皮膚などが切れる危険のある生物
危険なクラゲ
海水浴やシュノーケリングで被害に遭いやすいのがクラゲの仲間。刺胞動物というグループに属し、触手に刺胞という「刺す細胞」を持っています。ここでは中でも毒性が強い種類を紹介します。
キロネックス属のクラゲは大変強い刺胞毒があります。日本では夏、沖縄や奄美群島などに出現するハブクラゲが知られ、海水浴やシュノーケリングで遭遇します。10cmほどの傘は円形ではなく立方体で、四隅から触手が7本ずつ束になって出ています。収縮時は20cmほどですが、伸びると2mにもなります。刺されると強烈な痛みがあり、重症になると大きく腫れ上がり浮腫や紅斑水疱を生じます。和名の由来は沖縄の猛毒ヘビ、ハブ。オーストラリアの近縁種Chironex fleckeriの毒はさらに強く、「世界一強毒のクラゲ」と言われ、死亡例もあります。
春から夏にかけて伊豆半島など南日本の太平洋岸に吹き寄せられ、しばしば大量に漂着します。気泡体(青い風船に見える部分)があるため常に海面に浮いていますが、その触手は数mも伸びるため、エキジット間際のダイバーが刺されることもあります。刺胞毒は強烈で、軽く触れただけでミミズ腫れとなり、たくさん刺されると呼吸困難などの全身症状が起こります。初鰹の時期(4~5月頃)に姿を見せ始め、被害に遭うのは海水浴が盛んになる夏が多くなってます。気泡体が烏帽子に似ていることから和名がつきました。「電気クラゲ」という俗称もあります。
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写真/後藤ゆかり
ハブクラゲ同様、立方体の傘(3cmほど)が特徴で、四隅から触手が1本ずつ伸びています。その姿が行灯に似ていることが和名の由来。刺されるとビリッという強烈な痛みが走るため、こちらも「電気クラゲ」とも呼ばれ、ミミズ腫れや火傷のような跡が残ります。太陽光に敏感で、晴れた日中はやや深場に、早朝や夕方、曇天のときは水面近くに上がってくる傾向があります。日本では北海道以南で見られ、伊豆や湘南、紀伊半島などの海水浴場にもよく出没します。
10cmほどの丸い傘に、放射状に広がる16本の赤褐色の縞模様が特徴。半透明なハブクラゲやアンドンクラゲに比べると、海中でも目立ちます。40本ほどの長い触手があり、刺されるとかなり痛みますが、死亡例はありません。日本全国で見られますが、秋から冬の比較的寒い時期が多いため、海水浴やシュノーケリングで出会うことは少ないでしょう。
クラゲと名がつく生き物は、分類的には次の3つに大別されます。
①刺胞動物のクラゲ
刺すクラゲ。毒の強弱はあるものの、基本的にすべての種類が刺胞毒を持ち、刺されると痛みや刺激を感じます。
②有櫛動物のクラゲ
刺さないクラゲ。ウリクラゲやカブトクラゲ、オビクラゲ、ツノクラゲなど日本近海では20種ほど知られています。触手にある粘着細胞で獲物を捕らえます(獲物を丸呑みする種類もいます)。
③軟体動物のクラゲ
刺さないクラゲ。貝殻を持たない浮遊性の巻貝の仲間に、ハダカゾウクラゲやシリキレヒメゾウクラゲなどがいます。
「クラゲは刺す生き物」と思っている人は多いと思いますが、実は刺さないクラゲもいるのです。
危険な魚類
「海の生き物」といえば真っ先に頭に浮かぶのが魚。姿形は千差万別で、種類も世界中の海に1万5000種を数えるそうです。どんな魚が人にとって危険なのか見てみましょう。
危険なサメTOP3はネズミザメ科のホホジロザメ、メジロザメ科のオオメジロザメとイタチザメ。これら3種は基本的に攻撃的で、死亡例も少なくありません。水面を移動するサーファーは、サメに襲われることが多々あるようです。また船を攻撃してくることもあります。ここでは比較的ダイバーと遭遇しやすいイタチザメを紹介しましょう。
イタチザメは世界中の熱帯から亜熱帯海域に分布し、日本では本州以南に生息します。成長すると5mを超える大型種で、2m以上になると「人間サイズ」の獲物を襲うようになります。胃の内容物からはウミガメや海産哺乳類、海鳥、大型魚類のほか、缶や車のナンバープレートなども出てきています。
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胸ビレ部分に発電器官がある30cmほどのエイ。
30~80Vの電圧※を発し、小魚や底生動物を麻痺させて捕食するほか、刺激を受けると放電します。砂中に潜んでいることが多いため、ダイバーが気づかずに素手で触れてしまい感電したケースも。命に別状はありませんが、驚きのあまりパニックにならないよう注意が必要です。
※シビレエイに触れたダイバーが、驚いたからなのか、電圧によるショックなのかは定かではありませんが、レギュレーターを口から離してしまったという例があります。ただし個人差があるので、このようなことが起こるとは一概には言えません。
アカエイの仲間は尾に毒棘をもち、英語圏ではSting ray(刺すエイ)と呼ばれています。刺されると激痛や灼熱感が走り、重症になると血圧降下や心拍数増加、吐き気や悪寒といった全身症状も見られます。ただし襲ってくることはなく、船上での取り込み中や水族館の清掃中に刺されるケースがほとんどです。砂中に潜んでいることが多いので、ダイビングや海水浴で手や足を海底につけるとき、よく注意しましょう。
成長すると40~50cmにもなるモンガラカワハギの仲間で、インド-太平洋の熱帯・亜熱帯海域に生息。繁殖期(沖縄の場合は初夏~晩夏)になると産卵床をつくり、近寄るものを威嚇して追い散らし、自分の3~4倍ほどあるダイバーもまったく怖れません。カニやウニなどを殻ごと噛み砕く強靭な歯とアゴの威力はすさまじく、頭部を咬まれて何針も縫う大けがを負ったり、撮影機材に傷を付けられたりしたダイバーもいます。
インド-太平洋の熱帯・亜熱帯に分布し、30~40cmほどになるオコゼの仲間。背ビレや腹ビレ、尻ビレに毒棘があり、刺毒がある魚類の中では特に危険。刺されると傷口の炎症や麻痺だけではなく、呼吸困難や発熱、嘔吐、錯乱、ショック症状など激しい全身症状が見られ、死に至ることもあります。サンゴ礁の砂地やガレキサンゴの海底におり、見事なカムフラージュで石や岩に化けています。刺されるというより、存在に気づかず足で踏んだり、ひざを付いたりしたとき刺さってしまう事故が多いようです。
世界中の温帯から亜熱帯の岩礁、サンゴ礁で見られるウツボの仲間。世界に180種以上、日本では60種近く確認されており、肉食で鋭い歯と強いアゴをもち、咬まれると危険です。ただ、積極的に人を襲うことはなく、ウツボが隠れている岩穴や亀裂にうっかり手を入れたり、またはイタズラしたりして反撃されるケースが多いようです。写真はトラウツボで、伊豆半島や紀伊半島など南日本で普通に見られます。大きさは80cmほど。
「きれいな花にはトゲがある」の言葉どおり、派手な背ビレや胸ビレに毒棘をもっています。ミノカサゴの仲間は優雅に泳いでいるため水中写真の被写体としても人気ですが、執拗に追うと急に素早くなり、威嚇するかのようにヒレを広げてくることがあります。刺されると激痛が走り、重症の場合は吐き気や呼吸困難を起こし、稀ではありますが死亡例もあるほどです。
写真はハナミノカサゴで大きさ30cmほど、日本では南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、沖縄や奄美群島などで見られます。
口の周囲に8本のヒゲをもつ、海に生息するナマズの仲間。背ビレと胸ビレに毒棘があり、刺されると焼け付くような痛みがあります。日本では南日本に生息し、沖縄や奄美群島には近縁のミナミゴンズイがいます。30cmほどになる成魚は夜行性であまり見かけませんが、「ゴンズイ玉」と呼ばれる幼魚や若魚の群れはシュノーケリングでも見かけます。ダイビングやシュノーケリングで刺されることはまずありませんが、タイドプールに取り残された「ゴンズイ玉」に手を出すと危険です。
イソギンチャクと共生することで知られるクマノミの仲間は、ペアで卵の世話や保護をする習性があります。近寄ってくるものを敵と見なして追い散らし、時には咬みついてくることも。特にハマクマノミ(写真)やクマノミ、トウアカクマノミは攻撃的で、ダイバーも怖れずアタック! とはいえ、大きさ10cm程度の小魚なので、咬まれると「結構痛い」というだけで実害はほとんどありません。
危険なウミヘビ
爬虫類のウミヘビの仲間は、強い咬毒を持つコブラ科というグループに属しています。日本近海でもアオマダラウミヘビやヒロオウミヘビなど8種ほどが知られています。
沖縄では「イラブー」と呼ばれ伝統料理にも使われる高級食材であり、同時にハブの50~70倍という咬毒でも知られています。咬まれても痛みは強くありませんが、15分から数時間の後に筋硬直、脱力感、舌のしびれなどを発症。重症の場合は呼吸麻痺、心不全によって死亡します。
ただ、エラブウミヘビをはじめダイバーやシュノーケラーが出会うウミヘビの多くはおとなしい性質で、積極的に攻撃してくることはありません。イイジマウミヘビに至っては、魚卵食性のため毒牙も退化しているほどです。その一方、クロボシウミヘビやクロガシラウミヘビなどは攻撃性が強い。目視による種の識別は大変難しいので、ウミヘビを見たら不用意に近寄らないほうがいいでしょう。
海底や岩上の危険生物
海底や岩肌に暮らす海の生き物の中にも危険な生物はいます。砂中に潜んでいたり、岩肌に同化するなど、うまく環境に溶け込んでいることが多いので注意が必要です。
大きさ10~15cmほどの小さなタコで、房総半島以南の岩礁やサンゴ礁に生息。タイドプールなどの浅場にもいるので、磯遊びで遭遇することもあります。興奮すると独特の青い紋様が浮き立ちますが、平静時は地味なので注意が必要でしょう。毒の種類はフグ毒として有名な猛毒、テトロドトキシン。咬まれると麻痺やしびれ、嘔吐や呼吸困難が生じ、死亡例もあります。
また、ヒョウモンダコ以外のタコも何らかの咬毒があり、咬まれると痛みだけではなく、痺れや腫れが生じることがあります。
大きな個体では40~50cmにもなり、サンゴを食害することと強い毒棘があることで悪名高い大型ヒトデ。日中はサンゴの裏側や岩肌などに隠れています。刺されると激痛があり、傷口は大きく腫れ上がるうえ棘の一部が皮膚の下に残りやすく、患部がひどく化膿したり壊死することも。奄美群島や沖縄などのサンゴ礁でしばしば大量発生します。
房総半島以南で見られる、長さ20~30cmもある長い毒棘が特徴のウニ。水深数m程度の浅場にもいるので、シュノーケラーが刺されることも。日中は岩陰など暗いところに潜んでいますが、夜間は開けた海底にも出てきます。鋭い針はウエットスーツを貫通し、折れやすく皮膚の下に残るので厄介です。痛みや炎症など軽症ですむこともありますが、ときに筋肉の麻痺や呼吸困難が生じることもあります。
イソギンチャクの仲間は刺胞動物に属しているので、その触手には刺胞毒があります。ほとんどの種類は触れてもたいした被害はありませんが、砂地の海底で見られるスナイソギンチャクはやや強烈。刺されると強い痛みが走り、かゆみや痛みが長く残ることがあります。美しいカクレエビなどが共生するため被写体としても人気で、撮影時には十分注意を。
インド-太平洋のサンゴ礁に生息。樹木状のものや板状、岩の上を被覆するタイプなど形態は様々ですが、いずれも薄緑色で表面が毛羽立った印象。イシサンゴ類とは異なり、表面にポリプが見当たらずノッペリしています。触れると火傷したような痛みが生じることから、英語圏ではファイヤーコーラル(Fire coral)と呼ばれています。また、イタアナサンゴモドキなどは、直接触れなくても近づくだけで刺胞毒が発射されることがあります。
写真/山本真紀
伊豆半島や紀伊半島、沖縄などの浅瀬に生息。高さ10cm程度で、岩肌などに群生する姿はまるで植物のようですが、刺胞動物の仲間なので触れると刺されてしまいます。同じような環境には、姿が似ているシロガヤやドングリガヤなどカヤ類も多く、いずれも刺胞毒を持っています。
岩礁でよく見られる平べったいウニで、大きさは10~15cm。ダイバーが岩肌にひざや手を付いて刺されてしまうパターンがほとんどです。刺されると強い痛みがあり患部は大きく腫れ、筋肉麻痺などの症状がでることも。伊豆半島や紀伊半島など本州中部以南に分布。
世界に400種ほど知られるイモガイの仲間は、大きさ5~10cmほどで温帯~亜熱帯に分布。日中は砂中や岩陰などに潜み、夜になると行動開始、小動物や小魚などを歯舌という毒矢で捕らえて食べています。毒の強さは種類によりますが、アンボイナガイは特に危険で、刺されると強い痛みや嘔吐、めまい、呼吸麻痺などを発症し死亡例もあります。沖縄では「ハブ貝」と呼ばれ、死亡率は2~7割といわれています。
シャコの仲間はカマキリの鎌のような、捕脚という「手」を持っています。サンゴ礁に生息するモンハナシャコは、この捕脚で貝やカニに強烈な「パンチ」をくらわせ、殻を砕いて食べてしまいます。美しい姿に似合わず攻撃的で、穴や亀裂に潜む個体を外に出そうとするダイバーの指に一発食らわせることも。10cm程度の小さな体ですが、そのパンチはガラス水槽を割るほど威力があります。
最も危険なカニは、大きさ20cmほどになるノコギリガザミでしょう。日本では沖縄や奄美大島などの汽水域やマングローブ林などに生息しており、その強大なハサミ脚は単三乾電池もひしゃげるほど。ヤドカリの仲間では、やはり大型となるヤシガニ(写真)。手指を挟まれれば大変危険です。また、小さな種類であってもカニ&ヤドカリのハサミ脚は危険です。攻撃的な種類もいるので、磯遊びなどでは十分注意が必要です。
岩礁やテトラポッドなどに付着した、一見すると石のようなフジツボはエビやカニなどと同じ甲殻類というグループに属する動物です。キチン質の頑丈なボディは、頂上が尖っているため、手を付いたり素足で踏むと皮膚が切れてしまいます。フジツボによる裂傷は傷口がギザギザなので治りが遅く、また患部に痒みや化膿が長く続くこともあり厄介です。
被害を最小限に食い止める!
危険生物のリスクヘッジ
ほとんどの「海の危険な生き物」たちは、積極的に人に危害を加えることはありません。人間側が注意することで、多くのリスクを回避できるでしょう。
- ①肌の露出を避ける
- ダイビングやシュノーケリングでは、ウエットスーツやラッシュガードなどを必ず着用。真夏でも半袖ではなく長袖を着用することで、クラゲやカヤ類に刺されるリスクは激減します。磯遊びのときも同様。足元もビーチサンダルではなく、マリンブーツや古いスニーカーがよいです。また、見知らぬモノには不用意に触らないこと。打ち上げられたカツオノエボシやアカクラゲを「何だろう?」と拾いあげて刺される、というケースもあります。
- ②海底や岩に手足をつけるときは要確認
- 海底には多くの危険生物が潜んでいます。砂中に潜っていたり、岩や砂に擬態したりして見分けが付かないこともあるので、やむを得ず手足をつくときは事前に十分注意を。
- ③手を出さない
- ミノカサゴやモンハナシャコなどは被写体としても魅力的。撮影しやすい場所に移動させたり、体の向きを変えようとして手を出し、反撃をくらうことがあります。
- ④周囲をよく警戒する
- 繁殖期のゴマモンガラやイタチザメなど、積極的に襲ってくる可能性がある生き物に対しては、こちらが離れるしかありません。また、ハブクラゲやカツオノエボシなど海中を漂う危険生物も、事前に気づいて避けるのが最善策。
応急処置の方法
※いずれの場合も素人判断はせず、症状や状態によっては速やかに医療機関を受診しましょう。
クラゲ&イソギンチャクに刺された!
患部や周辺に触手や刺胞が残っていることがありますが、こすったりせず海水で洗い流します。それでも触手が取れないときはピンセットなどで取り除き(未発射の刺胞が残っている可能性があるため)、氷や冷水で冷やします。
なお、刺した生き物が「確実にハブクラゲ」であれば、海水ではなく食酢が有効です。
魚の毒棘に刺された!
アカエイやカサゴ、ゴンズイなど多くの魚類の毒棘はタンパク毒なので、熱めのお湯が有効です。患部に棘が残っている場合は取り除き、血液とともに毒を指で絞り出し、40~45度のやや熱いお湯に1時間前後浸けます。
オニヒトデに刺された!
オニヒトデの毒はタンパク毒なので、熱めのお湯が有効です。患部に棘が残っている場合は取り除き、血液とともに毒を指で絞り出し、40~45度のやや熱いお湯に1時間前後浸けます。
ガンガゼやイイジマフクロウニなど、ウニ類の毒棘もタンパク毒と推定されており、同様の処置が有効です。
命にかかわるケース
致死的な毒をもつウミヘビやヒョウモンダコ、アンボイナガイ等の被害に遭ったときは速やかに医療機関へ!
いかがだったでしょうか?「こんなに危険な生物がいるの?」と思った人もいるかもしれません。しかし、こちらが気をつけて触れたり、必要以上に近寄ったりしなければ、被害にあう確率は少なくなります。こちらの記事を参考にして、楽しく安全に海遊びを楽しんでくださいね。