ウェットスーツの中に何を着る?ダイビングを快適にするインナーの選び方ガイド
スキューバダイビングやスキンダイビング、シュノーケルで、ウェットスーツを着用するとき、ウェットスーツのインナー(中)には何を着たらいいのかお悩みの方も多いのでは?稀にインナーを着ないで、直にウェットスーツを着る方もいるが、ダイビングの合間の休憩時間などにウェットスーツを脱ぐこともあるので、インナーを着ておくと安心。そこで今回は改めて、ダイビングにおけるウェットスーツのインナーの必要性や、快適に楽しく遊ぶためにおすすめのインナーの種類について紹介していく。
目次
ウェットスーツのインナーが必要な理由
まずはウェットスーツのインナーが必要とされる主な理由を3つご紹介しよう。
肌の擦れ防止(フィットしないスーツによる摩擦回避)
ウェットスーツのサイズが合っていないと、ウェットスーツの縫い目や張り合わせ部分などが肌に擦れて、痛みが出る場合がある。体にフィットしたインナーを着ることで、擦れ防止になる。
衛生面(特にレンタル時のマナー)
レンタルのウェットスーツの場合は特に、衛生面の観点からもインナーとして水着などを着るのがマナー。使用後のウェットスーツは、毎回ダイビングショップで洗われているが、自分以外の人も使用することへの配慮も大切。
休憩中の着脱のしやすさ・露出対策
ダイビング前後やダイビングの合間の休憩時間には、ウェットスーツを着ていると圧迫感や暑さを感じることがある。そんなときはインストラクターから、ウェットスーツの上半身だけでも脱いでおくことをすすめられるので、インナーを着ていれば気軽に脱ぎ着できるので安心。
ウェットスーツの中に下着は着る?
ダイビング初心者の方からよくある質問のひとつが、「ウェットスーツの中に下着は着るべき?」というもの。基本的には、普段の下着ではなく水着やスポーツインナーなど、水に濡れても問題のないものを着るのがおすすめだ。
下着の素材によっては水を含んで乾きにくかったり、ウェットスーツの中でごわついたりすることもある。また、ボート上や休憩中にウェットスーツを上半身だけ脱ぐ場面もあるため、水着やラッシュガードなどを着ておくと安心。
なお、自分専用のウェットスーツを使用している場合は、何も着ずに直接ウェットスーツを着るというダイバーもいる。ただし、レンタルスーツを使用する場合や人前でウェットスーツを脱ぐ可能性がある場合は、インナーを着用しておく方が安心だ。
おすすめのインナーアイテムと選び方
次は実際に、ウェットスーツのインナーにはどのようなものがおすすめなのか見ていこう。インナーとしてよく使われるのは、水着やラッシュガードのほか、防寒用のインナーやフードベストなど。ここでは、ダイビングで使われることの多い代表的なインナーについて紹介する。
水着を選ぶときのポイント
水着といえば定番なのは、ビキニや海パンだが、装飾が付いたおしゃれなものや、ゆったりとしたサイズで体型カバーできるものなどさまざまある。しかし、ウェットスーツは体を保温するために体にピッタリ密着するスーツなので、水着をウェットスーツのインナーにする場合、実は不向きなものがいくつかある。もちろん普段の海水浴やプールで使用しているものと同じで問題ないが、もし新しく水着を買う場合やいくつか水着を持っている場合には下記3つを意識してウェットスーツのインナーにしよう。
おすすめ①装飾はなるべく少ないシンプルなもの
ウェットスーツを着るときに、フリルやリボン、大きな結び目、金具といった装飾がウェットスーツに引っかかって着づらかったり、着た後もごわついたり違和感があり、ダイビングに集中できないことも。さらにスキューバダイビングの場合、タンクなどの重たい器材を背負ったときに水着の装飾部が圧迫されて痛くなることもあるので、なるべく装飾の少ないシンプルなものを選ぼう。
おすすめ②セパレートタイプでトイレも楽に
水着の中には、ワンピースタイプで上下が繋がっているものもあるが、トイレをすることを考えると、上下で分かれているセパレートタイプの水着がおすすめ。狭くて揺れるダイビングボートの場合には、ワンピースタイプの水着だと、着脱に手こずってしまう。セパレートタイプだと簡単に着脱でき、わずらわしさが減るのでおすすめ。
ラッシュガードの活用
ラッシュガードは、速乾性と伸縮性に優れたナイロンやポリエステル素材のスポーツウェアで、一般的には水中での保温性はあまりなく、水着の上に着て使用する。ウェットスーツのインナーとしては、上述した水着だけでももちろん十分だが、ウェットスーツを着ていないときの日焼け対策・防寒対策(ラッシュガードが乾いている場合のみ)・体型カバー、ウェットスーツ着用時の擦れ防止といった+αな機能がほしい方には役立つアイテム。ラッシュガードにはトップス(プルオーバータイプ、ジップアップタイプ、パーカータイプ)とボトムス(ショート・タイツ・トレンカ)などがある。
おすすめ① 体にしっかりとフィットするタイプがベスト
ウェットスーツのインナーには、身体にピッタリとフィットしたサイズがおすすめ。ゆるいラッシュガードだとウェットスーツをスムーズに着脱しづらくなる。また、ジップアップタイプやパーカータイプのラッシュガードもあるが、ウェットスーツを着たときにジップ部分があたって痛かったり、フードで背中がごわついてしまうのでインナーとしては不向き。
おすすめ② 日焼け対策にはUVカット率の高いものを
UVカット率は、通常3段階で表記されており、UVカット率が85%のUPF(※)15~24、UVカット率が90%のUPF25~39、UVカット率が95%のUPF40~50+。ダイビング前後でウェットスーツを脱いでいるときに、絶対に焼きたくない!という方はUPF50+を選ぶのが良い。
※UPF(UltraViolet Protection Factor)は「紫外線保護指数」の略称ラッシュガードや日焼け止めなどのUVカット率は、世界基準であるUPFの数値で記されることが多い。
保温インナーの活用
ウェットスーツには保温性があるが、水温が低い海でダイビングする時など、ウェットスーツだけでは寒さが気になる方は、インナーも保温性のあるものを活用するのがおすすめ。
おすすめ① フードベストで首元の冷えを防ぐ
水中では頭部や首元から体温が奪われやすい。フードベストをウェットスーツの下に着ることで首元や胸元を重点的に保温でき、冷え対策として効果的だ。手軽に保温性を高められるため、寒さ対策として取り入れているダイバーも多い。
おすすめ② 特殊素材の高保温インナー
エアースキンやホットカプセルといった特殊素材を使用したインナーも。薄手で伸縮性が高く、ウェットスーツの下に着ても動きやすいのが特徴。起毛素材や特殊加工によって体感的な暖かさを高めてくれるため、水温が低い海でのダイビングや寒さが気になるダイバーにおすすめ。
おすすめ③ 1mmネオプレンインナー
1mm程度の薄手ネオプレン素材のインナーも体にフィットすることでウェットスーツの保温性を高め、寒さを感じにくくする。また、水から上がった後も体が冷えにくいというメリットがある。
みんなは何を着てる?リアルなインナー事情(ocean+α SNSアンケート)
ocean+αをいつも観てくださっている読者でありダイバーの方々に、「ウェットスーツのインナーに普段何を着ていますか?」というアンケートを実施してみた。すると、水着やラッシュガード以外にも、参考になるご意見が!
水陸両用のスポーツブラ派
Aさん:トップスは水陸両用のスポーツブラが一番楽でした!その上にラッシュガード着ています。ボトムスはトレンカです。
たしかに!ビキニよりも、フィット感があり装飾も少ないスポーツブラは、ウェットスーツのインナーに最適かも!
競泳水着派
Bさん:ワンピースタイプの競泳水着を着ています。
Cさん:リボンなど結び目のないフラットな競泳用の水着。シンプルで肌見せが少なく、おすすめです!
フィット感重視の方には競泳水着が人気ですね!ワンピースタイプは脱ぎ着が若干しづらい部分はありますが、そこは人それぞれの好み。肌の露出を控えたい方には良いかもしれない!
サーフインナーパンツ派
Dさん:サーフインナーパンツを着ています。寒いときは、トップスにもウェットスーツ素材で保温性のある1mmのインナーを着ます。
Fさん:サーフブランドの太もも丈のサーフインナーパンツを着ています。トップスは半袖のラッシュガードです。
一般的にサーフパンツ用のインナーとして使用されるサーフインナーパンツをウェットスーツのインナーとして着ているんですね!
ラッシュガード派
Gさん:ボトムスには、余計な出っ張りがなくて体にフィットするようにショート丈のラッシュガードのスパッツを履いています。
ラッシュガードの中でも、体にフィットするものが人気!
何も着ない派
Hさん:真っ裸。
ダイビングで、直にウェットスーツを着るという方は少数派?マイウェットスーツの場合には、何も着ないのもありなのかも!
ウェットスーツのインナーには、装飾が少なくできる限り体にフィットしているものの方が、ダイビングを快適に楽しめるだろう。ぜひいろいろと試してみて、自分に合う最適なインナーで、海を楽しんで!




