ウエットスーツをすんなり着る方法(解説動画つき)

悪戦苦闘は「ダイビングって大変!」のもと

「ダイビングって大変!」と思う要因に「ウエットスーツを着る」ことがあります。
特にダイビングを始めたころは慣れずに悪戦苦闘。
潜る前に疲れ果て、やがてスーツを着るのが億劫に……。

しかし、コツをつかんでしまえば、とっても楽ちん♪
ちょっと洋服に着替えて、海の中を散歩ってなもんです。

“強引”はウエットにもダイバーにもストレス!?

ウエットスーツに悪戦苦闘するのは、スーツを着る際の肌とスーツとの摩擦抵抗。
腕力で対抗しようとスーツを強引に引っ張れば、着られることは着られますが疲れます。
また、スーツが破れる原因にもなり、スーツ寿命を縮めてしまいます。

■強引はダメ!強引に着ると疲れるだけ……

水を利用すれば、スルッと楽ちん♪

ウエットスーツを楽に着るコツは、ずばり水(お湯)を利用すること。
スーツの生地と肌の間に水を入れて、摩擦抵抗を減らします。
通りづらい個所に水をよく行き渡らせれば、スーツを楽に着ることができるのです。

一番てっとり早いのはプールに入って着てしまうことですが、寒い季節はちょっと辛い……。
そんな時はシャワーを上手に使って着ることもできます。

手順とチェックポイント

■水を利用してウエットスーツをスルッと着る

1.腕の周りに水をためる

週刊スキルアップ教室 ウエットスーツ

スーツに無理のない範囲で腕をつっこんだら、
手首の部分からシャワーの水を注ぎ入れて、ヒジを曲げて水をせき止め、
スーツ内に水をたっぷりとためます。

2.ためた水を一気にスーツ内に行き渡らせる

週刊スキルアップ教室 ウエットスーツ

週刊スキルアップ教室 ウエットスーツ

曲げていたヒジを上方に伸ばすと、たまっていた水は一気にスーツ内に行き渡ります。
水がスーツ内を流動するその瞬間に合わせて、スーツを引っ張るなどして腕を通せば、水で抵抗が減っているのでスルッと着ることができます。
まだひっかかるようであれば、ヒジの屈伸を何度か繰り返せばOK。

おまけ

無さそうであるウエットスーツあるある。

海外に行くと、ファスナーが前に付いているレンタルスーツが結構あります。
後ろファスナー(チャック)に慣れている日本人ダイバーが後ろ前を逆に着てしまうことがしばしば。
かくいう自分も何度かあります……。

逆に、日本では、ファスナーに対する固定観念のない講習生が、後ろファスナーのスーツを前ファスナーのように着てしまうことがしばしば。

レンタルの時はご確認を。

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