モアルボアールでのダイビングライフ

Moalboal / モアルボアル

和みの村、モアルボアール

Photo&Text
越智隆治
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Moalboal / モアルボアル

和みの村、モアルボアール

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和みの村、モアルボアール

フィリピンはセブ島の隠れ里と、ダイビング雑誌でよく表現されるモアルボアール。そんな隠れ里で隠遁生活を送るダイビングガイド家族がいる。別に彼らは隠遁生活をしてるつもりは毛頭ないのだろうが、場所が場所だけにそんな印象を受ける。この村の雰囲気は、素朴さを求めるダイバーにはなんとも魅力的だが、彼らの存在がさらにその雰囲気を深いものにしていると思える。フィリピンの田舎町の陽だまりの中で、のんびりと暮らす彼らの生活の中に、ちょっとだけ入り込ませてもらうことで、他では手に入らない和みをもらっているような気分になれる。

モアルボアールでのダイビングライフ

おしゃべりなガイドとの出会い

「それにしても良くしゃべる奴だな~」。モアルボアールでのダイビングライフ彼に会った第一印象である。彼とは、モアルボアールでダイビングサービス、チキチキダイバーズを経営しているオーナーガイドの渡部勝行君(以下、カツ君)の事だ。彼と初めて出会ったのは、2003年の11月。僕が西表のサカナさんと一緒に雑誌ダイビングワールドでリロアンのマリンビレッジを取材していた時の事。当時まだモアルボアールでサービスをオープンする前だった彼が、取材のヘルプ(?)にやってきていた。僕と二人で取材していた時は、政治やら経済のまじめ~な話をしていたサカナさんが、彼が加わったと同時に、突如嬉しそうに下ネタを連発し始めた(本来の サカナさんに戻った?)。しゃべり過ぎるきらいはあるけど、彼には人をリラックスさせる雰囲気があるのだろう。
ちょっとしゃくれた感じに顎を突き出して、まくし立てるように何かをしゃべり続ける。たまに唾も飛んでくる。うるさいと思うんだけど、そのしゃべりが妙に間が良くて、突っ込みを入れたくなる軽快さがある。だから「しょうがないな~」と思える。そんなキャラクターだ。だからアフターダイブなんかに、ちょっとガイドをいじっってみたい人にはお勧めかもしれない。「そういう意味では今が旬なのかもしれないな」と思った。

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