マンタの棲む島

Ishigaki/石垣島

〜Home of The Manta Rays Ishigaki Islands〜

Photo&Text
Takaji Ochi
Special Thanks
Diving team UNARIZAKI Ishigaki
Edit
Satomi Kikuchi
Design
Panari Design
PDFウェブマガジン 無料ダウンロード

Ishigaki/石垣島

〜Home of The Manta Rays Ishigaki Islands〜

Photo&Text
Takaji Ochi
Special Thanks
Diving team UNARIZAKI Ishigaki
Edit
Satomi Kikuchi
Design
Panari Design
ocean+α BLUE Magを見る

「石垣島=マンタの棲む島」の理由

サンゴのリーフの上を移動していくマンタ

サンゴのリーフの上を移動していくマンタ

「マンタほど優雅に泳ぐ生き物はいないな」
さまざまな海でマンタには何度も遭遇したことがあるが、いつも思うのはそんなことだ。撮影するにしても、ジンベエザメなどの大型のサメやエイよりも、より構図を気にしてアプローチしている。

今まで石垣島には何度も潜りにきているが、マンタメインで取材したことはあまりなかった。

石垣島でマンタがよく見られるのは6月から11月にかけて。日本の他のエリアでは、冬の時期に見られる海が多いなか、石垣島では、夏のハイシーズン=マンタのハイシーズンでもあるのだ。

クリーニングに姿を見せたマンタ

クリーニングに姿を見せたマンタ

よく見られるポイントとしては、古くから潜られている「マンタスクランブル」、その西側には、7年程前から潜られるようになった「マンタシティポイント(以下MCP)」がある。

「MCP」は人気のポイント。混雑を避けるため、1度に5隻までしかエントリーできない

「MCP」は人気のポイント。混雑を避けるため、1度に5隻までしかエントリーできない

また、小浜島と西表島の間のチャネル「ヨナラ水道」では、かれこれ30年程前は、西表側で多くのマンタが見られていて、「マンタの上を歩いて西表から小浜まで渡れた」という、まるで「日本昔話か!」みたいにたくさん見られていた時期もあったそう。しかし、それも今は昔。しばらくの間、マンタがまったく見られなくなっていた。

それが3年程前、今潜っているエリアが発見されてから、また頻繁に見られるようになった。2年前の秋には、「パナリビックコーナー」という新ポイントも発見された。これはどちらかというと冬のポイントだが。

とにかく、これだけたくさんのマンタポイントがあるということで、「石垣島=マンタの棲む島」と断言しても誰からも異論は出ないはずだ。多分……。

海底は、丘陵(きゅうりょう)のようなサンゴのリーフが連なり、マンタはその上でクリーニングを行う

海底は、丘陵(きゅうりょう)のようなサンゴのリーフが連なり、マンタはその上でクリーニングを行う

FOLLOW