パラオ・イーストサイト・ストーリー PALAU EAST SIDE STORY
Palau / パラオ
ブルーマーリン ポイントリサーチ徹底取材 Vol.01,東部エリア
Palau / パラオ
ブルーマーリン ポイントリサーチ徹底取材 Vol.01,東部エリア
- Photo&Text
- 越智隆治
- Special Thanks
- Blue Marine
- Design
- Panari Design
ブルーマーリン ポイントリサーチ徹底取材
Vol.01,東部エリア
パラオのダイビングシーンを変えるかもしれない動きが、一つのダイビングサービスから始まっている。パラオにある既存のダイビングポイントに加え、ここ数年で、20近くのポイントの新規開拓に成功した、ブルーマーリン。長年「良いポイントが見つからない」と未開拓だった、パラオ東部エリアに、10近くものオリジナルポイントを開発。まずは、その東部エリアの全貌を一気に紹介していきたいと思う。何故、そこまで未開拓の東部エリアにこだわったのか。ブルーマーリンのポイントリサーチ徹底取材第一弾!
ポイントリサーチのきっかけ、雨期のパラオ
パラオのベストシーズンと呼ばれる乾期は、移行期も含めて、11月後半頃から、5月頃までの約6ヶ月。この時期、風は北東から吹いてくることが多い。パラオの顔とも言える、人気のダイブサイト、ブルーコーナーやブルーホール、ジャーマンチャネルなどのあるゲメリスエリアや、ウーロンチャネル、シャークシティー、シアスコーナーなどのあるウーロンエリアは南西に位置するため、穏やかなベストコンディションの日が続く。
しかし、雨期である5月後半〜11月初旬までの間、風は南西側に回り、強く吹くと、西側の人気スポットは潜りに行くのが困難になる。潜りに行けたとしても、荒波を乗り越えて、かなりの無理を承知で船を出す事も多い。当然危険も伴うし、ゲストのストレスも多いわけだ。そんなコンディションのときに、風裏となる東側で潜れる既存ポイントが、ゲロンインサイドと、ゲロンアウトサイ ド、ショートドロップという3つしかないのは、パラオ通の間では、認知されているところだろう。