いつかダイビングをしてみたかった人に、今おすすめな石垣島

Ishigaki / 石垣島

2013年、ダイバーになるなら石垣島!

Text
寺山 英樹
Photo
岡田 裕介
Special Thanks
ダイビングチームうなりざき石垣
Design
Yoshiko Murata
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Ishigaki / 石垣島

2013年、ダイバーになるなら石垣島!

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寺山 英樹
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岡田 裕介
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この記事は約6分で読めます。

ダイバーデビュー★3STEP
~ダイビングチームうなりざきの場合~

STEP1
学科講習

所要時間の目安:半日~1日 ※在宅学習も可

石垣島でダイバーデビュー(撮影:岡田裕介)

ダイビングショップで
安全に潜るための知識をレクチャー

まずは、ダイビングショップで、ダイビングに必要なことを学びます。
うなりざきでは、事前に教材を送って、ある程度の予習をしてきてもらい、ショップでは要点と復習を中心にレクチャー。
事前に自分のペースで学べるのが嬉しいところ。

内容は、「スクーバダイビングとは何か?」、ダイビングの危険性、楽しみといった根本的な話から始まり、ダイバーが身につける器材と使い方、ダイバーの活動する水中環境について、潜水時間の計画、環境問題など、ダイビング、そして海を理解するために必要な、より具体的な内容となっていきます。

最後にテストで
理解度をチェック!

学科講習の最後は、簡単なテストやクイズで総仕上げ。

講習をきちんと聞いていれば解ける簡単なものばかりなので、心配はいりません。
学科講習を通じて必要な知識が身についているかどうかを確認するだけで、間違えた問題についてはインストラクターが理解するまで教えてくれます。
免許とは違い、“落とす”のではなく、”できるまで引き上げる”といった感覚です。

「落ちないかな?」と心配する人も少なくありませんが、よほどのことがない限り落ちるということはないでしょう。

【学科テストの例題】
水中では陸上に比べて、物はどう見える?
A.遠く小さく見える
B.近く大きく見える
C.細長く見える

【答え】B
水中では光の屈折率の変化から、物は実際より近く大きく見える。
そのため、日常生活に支障のない視力なら、視力矯正レンズをしなくても大丈夫。
ちなみに遠くの景色については、天気や透明度によって、遠くまで見えたり見えなかったりする。

「ダイビングチームうなりざき」のモデルプラン

午前 午後
1日目 学科講習
海洋実習
2日目 海洋実習 海洋実習
学科講習
3日目 海洋実習 海洋実習
4日目 海洋実習 学科講習
海洋実習

STEP2
浅場の講習

所要時間の目安:1~2日

最も大事な浅場での講習

都市型のダイビングショップでは、海に行く前にプール講習をするのが一般的ですが、うなりざきの場合、いきなり海で講習を開始。
というのも、プールでなくても、限定水域といわれるプールに類似した条件の水域で講習を行うこともOKとされているから。

限定水域での講習の役割は、深場で行われる海洋実習に行く前に、流れのない快適な環境下でトレーニングをすることによって、ダイビングの基本的なスキルをほぼすべてマスターすること。
最後の深場での海洋実習は、あくまで限定水域でマスターしたことを実践するだけで、この限定水域が最も重要な講習の要の部分なのです。

海に入る前に、船上でスキルのチェック!

海に入る前に、船上でスキルのチェック!

スモールステップで無理なくマスター!

スキルの練習は、各項目で、ブリーフィング(説明)→デモンストレーション→実践→評価→復習の繰り返し。
足の立つ浅瀬でできたら、次は浅い水深の水中で練習し、最後は深場で確認、と徐々にストレスを上げていくスモールステップ方式。
いきなりストレスがかかることもなく、無理なくスムーズにスキルがマスターできます。

この方法で、器材の組み立てから、呼吸方法、BC操作、フィンキック、浮力調整などなど、ダイビングで必要なスキルを身に着けていきます。

とはいうものの、この講習は初めてレギュレーターで呼吸をして潜る、ある意味、ダイバーデビューの瞬間。
トレーニングと堅苦しく考えず、楽しむ気持ちで参加すれば問題ありません。

スモールステップ
マスククリアの例

まずは、船上で説明。マスククリアの仕組みや方法をブリーフィング

まずは、船上で説明。マスククリアの仕組みや方法をブリーフィング

立ったままマスク内に水を入れて水面でマスククリア。うまくいったら、浅場にしゃがんでマスククリア

立ったままマスク内に水を入れて水面でマスククリア。うまくいったら、浅場にしゃがんでマスククリア

最後に深場に行って実践、という流れ

最後に深場に行って実践、という流れ

STEP3
海洋実習

所要時間の目安:2日

浅場で学んだことを海で実践!

ダイビングで必要なスキルをひと通り浅場(都市型ショップの場合はプール)で学んだら、いよいよ海で実践。
一般のダイバーたちと変わらないダイビングポイントですが、プールでやったことを落ち着いて行なえば大丈夫。

一般的には1日2本、計4本程度のダイビングで、身につけたスキルが実際の海でできるかどうか最終確認します。
海洋実習には特に試験というようなものはなく、あくまで復習が目的。できないスキルがあっても、修正しながら進めていくので、落ち着いて行なえば問題ありません。

浅場で練習したスキルを実践してみせる

浅場で練習したスキルを実践してみせる

楽しみながらダイバーになる!

講習はスキルだけでなく、“楽しむこと”も立派な目的のひとつ。
スキルを復習しつつも、初めての海中散歩を楽しみましょう。

スキルに問題がなければ、最後の1本を完全に遊ぶためだけの水中ツアーを行なうこともあり、浮遊感を楽しんだり、初めて見る海の生物を観察してみたり、海を思いっきり楽しみましょう!

海洋実習では、スキルだけでなく海を純粋に楽しむ時間もある

海洋実習では、スキルだけでなく海を純粋に楽しむ時間もある

曾我さんが砂地に寝そべり息を吐くとバブルリングと呼ばれる輪っか状に!インストラクターは海のエンターテナー

曾我さんが砂地に寝そべり息を吐くとバブルリングと呼ばれる輪っか状に!インストラクターは海のエンターテナー

講習で習うスキルの例

レギュレーターリカバリー

石垣島でダイバーデビュー(撮影:岡田裕介)

レギュレーターが口から外れてしまった場合に、くわえ直して呼吸を再開するためのスキル。
肩を落として、クロールするように腕を前にかけば、レギュレーターをつかむことができ、再度口にくわえることができる。
目の前でインストラクターがサポートしてくれるので、落ち着いて練習しよう。

中性浮力

ダイビングは中性浮力という、“浮きも沈みもしない状態”で潜ることが好ましい。
そんな中性浮力をマスターするための練習がフィンピポット。

腹ばいに寝そべり、BCジャケットに適度に空気を入れて、息を吸えば体が浮き上がり、息を吐けば体が沈んでいくという浮力を体で体感するトレーニング。
これができるようになったら、実際に中層に浮く練習などをする。

緊急手順

“もしも”の時の手順を身につける。
足がつった、はぐれた、空気がなくなったなど。

空気がなくなったら、すぐにバディにサインを送る

空気がなくなったら、すぐにバディにサインを送る

バディが予備の呼吸源をくわえさせて、空気をあげる

バディが予備の呼吸源をくわえさせて、空気をあげる

ダイバーになって良かった! 体験談

交友関係が広がりました!

ダイビングをやって良かったのは、交友関係が広がったこと。
職業も年齢も関係なく、“海”というテーマを通じて交流できる。
私のような25歳の若造が、50歳を超えたような方と気さくに話せるのは本当に素敵なことだと思います。
(東京都/マルちゃん)

人生に目標が生まれました

初めて潜った南国の海。
スコーンと抜けた透明度に降り注ぐ太陽。
普段の忙しい生活から開放されたあの感覚は今でも忘れません。
それからは、月に一度のダイビングが私の働くモチベーション。
次にどこ行こう、あそこ潜りたいと、生活に目標ができて張りがあります。
(栃木県/近藤登紀子)

ダイビングが生活の中心に……

石垣島で体験ダイビングをしてみたら、「こんな美しい世界があったのか!」と感動。
それからはすべてをダイビングに捧げるような生活ですが、おかげで生活というか人生が変わりました。もちろん、いい意味で。
もっと早く始めてればとちょっと後悔。
(和歌山県/めぐ)

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