水中探検家と潜ろう！ サイドマウントリブリーザー・ディレクターと潜るイベントが5/9に沖縄で開催

オーシャナ編集部

ケーブダイビングの本場、メキシコ・セノーテを拠点に世界中の洞窟を潜る水中探検家、パトリック・ウィドマン氏が5月に来日する。来日にあたり、5月9日（木）沖縄県の恩納村で特別講演とダイビングのイベントを開催予定。パトリック氏はサイドマウントリブリーザー「KISS(キス) Sidewinder(サイドワインダー)」のディレクターでもあり、本イベントではサイドワインダーを使用したダイビングの自由度と革新性に焦点を当て、実際の海中でその優れた機能を体感できる。参加者はアドバンスレベル以上で100本以上の経験があればリブリーザーではなくてもOKなので、興味のある方は気軽に参加してみよう。

「KISS(キス) Sidewinder(サイドワインダー)」とは？

KISS Sidewinderは、サイドマウント方式を採用したクローズドサーキットリブリーザー（以下、CCR）。一般的なレクリエーショナルダイビングでは、背中に背負ったシリンダーからガスを吸って、口から吐いたガスはそのまま水中に排出される。CCRは、この吐いたガスを再利用する仕組みとなっているため、通常よりもガス消費を抑えられるのが特徴。また、一般的なリブリーザーはシリンダーを背中に背負うバックマウント方式だが、KISS Sidewinderはシリンダーを体の側面に配置するサイドマウント方式を採用している。これにより、洞窟など狭い空間や複雑な地形を通りやすくし、より探検に有効な構成を実現している。また、従来のバックマウントリブリーザーよりも装備の調整が容易で、バランスの取りやすいといった利点もある。

KISS Sidewinder装着時

KISS Sidewinder装着時（水中）

水中探検家としてさまざまな洞窟を潜り、数々のダイビング技術を確立し、自身もインストラクターとして多くのダイバーに講習を行っているパトリック氏から話を聞ける貴重なチャンス。ぜひご参加を。

Patrick Widmann　パトリック・ウィドマン

オーストリア・フッシュ出身。幼少期に地元のレスキューチームのデモダイブに影響を受け父親と一緒にチームの一員になる。1998年にオープンウォーターダイバーの資格を取得し、2002年にはエジプトに移住し、レクリエーショナルダイビングのインストラクターとしてキャリアを積むと同時に、テクニカルダイビングを追求し、オープンウォーターでのミックスガスによる単独潜水、沈船への潜水、調査などさまざまなプロジェクトに参加する。2007年からはメキシコ・プラヤデルカルメンに移住し、2009年、探検と自然保護をサポートしながら、最高水準のトレーニングファシリティを作ることを目標に、プロテックのオーナーとなる。現在、ケーブダイビングとCCRダイビングに特化し、世界中でダイビングの指導を行っている。また、xDeep Stealth 2.0の共同開発者としても知られ、KISS Sidewinderインストラクタートレーナーとしても活躍している。

PROTEC DIVE CENTER

イベント概要

日程：5月9日（木）
場所：TAKEDIVE（沖縄県恩納村）

スケジュール：
9:00 – 集合、書類記入、パトリック氏の講演会及び質疑応答
12:00 – ランチタイム
13:30 – ダイビング準備
15:00 – パトリック氏とのビーチダイビング（真栄田岬）
17:30 – 解散（希望者はお食事会へ）
特別ゲスト：パトリック・ウィドマン氏
参加費用：10,000円（講演費、施設使用料、ランチを含む）
注意：ダイビング器材、シリンダー、ウエイト等は各自持参またはTAKEDIVEでレンタル可能
参加資格：アドバンスレベル以上、100ダイブ以上の経験者で、自己管理ができる方
申込方法：SDI TDI ERDI JAPAN事務局の指定フォームからご登録ください。登録後、支払いのためのメールが送信されます。

▶︎イベント詳細ページ（TDI公式HP）