いつかダイビングをしてみたかった人に、今おすすめな石垣島
Ishigaki / 石垣島
2013年、ダイバーになるなら石垣島!
Ishigaki / 石垣島
2013年、ダイバーになるなら石垣島!
- Text
- 寺山 英樹
- Photo
- 岡田 裕介
- Special Thanks
- ダイビングチームうなりざき石垣
- Design
- Yoshiko Murata
ダイビングを始めたいけど、何がわからないかもわからない……。
そんなあなたのために、ダイバーになるまでのステップ紹介します。
疑問や不安を解消し、今こそ憧れのダイバーデビュー!
ストレスが少ない南の島のダイバーデビュー
ダイバーになるためには、ダイビングに必要なスキルを練習する“Cカード講習”を受ける必要があります。
詳しい内容は後述しますが、ほとんどのスキルは、落ち着いてさえいれば特に難しいことはありません。
しかし、水中という非日常の世界では、その“落ち着く”ことが最大のポイントとなります。
落ち着けなくなってしまう原因となるストレスの三大要素は“水温”、“透明度”、そして“気持ち”。
その点、石垣島のような南の島の海は、水温が高く、透明度も抜群で、そもそもストレスの少ない環境。
さらに、開放的な南の島の旅は、“気持ち”の面でもアドバンテージとなります。
照りつける太陽のもと水に飛び込む爽快感、澄み渡る海で感じる浮遊感、そして解放感。
南の島でのダイバーデビューは、ストレスも少なく、理想的といえるでしょう。
ダイバーデビュー前に知っておきたい!
疑問10
Q1.Cカードって何?
A.
ダイビング指導団体が発行する認定カードのこと。“C”は“Certification(認定)”の頭文字。
「Cカードを持っている」ということは、「指導団体が規定したカリキュラムを修了し、ダイビングに必要なスキルと知識を身につけている」ということを意味します。
「Cカードを持っている」というと、一般的には、ダイバーになるために受けた初級ランクのカードを指しますが、正確にはその後に続く、アドバンスやレスキュー、インストラクターなど、あらゆるランクの認定証のことを指しています。
Q2.Cカードはライセンス(免許)?
A.
よく勘違いされますが、Cカードは、公の機関が発行する“ライセンス(免許)”ではなく、民間の指導団体が発行する認定証のこと。
なので、車の免許のような直接的な法的効力や更新制度はありません。
ただし、“ダイバーの証”としては世界共通認識で、Cカードがないと基本的には潜ることができません。
Q3指導団体によって違いはあるの?
A
PADIやNAUI、SSIなど、Cカードを発行する指導団体は複数ありますが、講習の内容は大きく異なることはありません。
ただ、団体によってコンセプトやカリキュラムの若干の違いがあったり、同程度の講習でもコース名が異なることも。
例えばPADIやSSIの「オープンウオーター・ダイバー」と同等のランクが、NAUIでは「スクーバ・ダイバー」と呼ばれており、PADIには「オープンウオーター」の下に「スクーバ・ダイバー」があるなど。
Q4.Cカードを持っていると何ができるの?
A.
大まかに言えば、「バディシステム(二人一組で協力して潜る)で、講習と同じ条件の海(経験)の範囲内で潜ることができる」ということです。
とはいうものの、日本では多くの場合、Cカードを取得したばかりのダイバー2人で、いきなりバディ潜水することはあまりありません。
まずはガイドやインストラクターと一緒に潜って経験を積むのが一般的。
ダイビングスポットによっては、「初級レベルのダイバーは18m以内」、ひとつ上の「アドバンス・ダイバーは30m以内」と具体的に潜れる水深を決めているところもあります。
Q5.Cカード講習ってどんな内容?
A.
Cカード講習は、学科講習→プール講習(浅瀬の海)→海洋実習というのが基本的な流れ。
多少、前後することもありますが、学科で潜水やスキルについての知識を得て、プールで練習して修得する。
そして、最後に海洋では、プールで身につけたことができるか実践します。
かかる日数は、ショップによって異なりますが、学科1日(在宅学習の場合も)+プール1日+海2日がひとつの基準。
それより多いとじっくり、少ないと急ピッチという印象です。
Q6.講習は難しい? 落ちることもある?
A.
スキルや知識など、しっかりインストラクターの話を聞いていれば、落ちることはあまりありません。
学科のテストも習ったことを復習するだけ。
ただ、耳が抜けなかったり、体調不良でカリキュラムがこなせない場合や、水に恐怖を感じてしまった場合などは、落ちるというより、延長してじっくり進めるということはあるでしょう。
Q7.いつ講習を受けるといいですか?
A.
いつダイバーになるの?今でしょ!が正解です。
ダイビングはオールシーズンできるレジャー。
特に、常夏の南の島では思い立ったが吉日です。
Q8.泳げなくても大丈夫ですか?
A.
これはインストラクターによって意見の分かれるところです。
泳ぐというのを水泳と考えた場合、まず、間違いないことは、泳げた方がよいということ。
水へのストレス、水中での身のこなし、緊急時の対処など、泳げることによるメリットは多々あります。
では、「泳げなくても大丈夫」という人の根拠とは?
泳げない理由は、息継ぎが下手、上手に浮けないなどが原因。
しかし、ダイビングでは、ウエットスーツやフィンによって浮力が得られ、少しの力で推進力も得られます。
なので、水に対するストレスさえなければ、徐々に慣れていきましょう、ということです。
Q9.ダイビング器材はそろえるの?
A.
海という特殊な環境では、特殊な器材が必要。
ダイビングを趣味にするのであれば器材はそろえたほうがいいでしょう。
体にフィットし慣れ親しんだ器材は、スキルアップのためにも、レンタル代がかからないので、長期的には財布のためにもよいでしょう。
ただ、最近はレンタル器材も充実し、レンタル器材代込みのお店も多いので、まずはレンタル器材で始めて、徐々にそろえていくもの一般的です。
Q10.講習の相場はどれくらい?
A.
これはショップによって、料金にどこまで含まれているか、講習の中身、収益モデルなど、それぞれの事情によってかなり異なるので難しいところ。
そこをあえてと言われれば、学科とは別に、プールと海で3日間かける講習の場合、4~8万円くらいといったところ。
今回ピックアップしたダイビングチームうなりざきは込々で69,300円。
快適なクルーザーやしっかりした講習内容を考えると、この値段はひとつの適正価格の目安となります。