「海と人との共生」を描くエデュテインメント。音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド』

“エデュテインメント”という言葉はご存知だろうか。
エデュテインメントとは、エデュケーション(教育)エンターテイメント (娯楽)の2つの言葉を掛け合わせて作られた言葉で、「楽しみながら学ぶ」ということを表している。

今回は、「海と人との共生」を描くエデュテインメント「海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド』~海からの2000年後のおくりもの~」について紹介したい。

ここに注目!劇中で「海洋問題」について提起

この作品の中でオーシャナとして注目したい点は、「海洋問題」についても触れられているところだ。
劇中では、2000年という歳月をかけて世界中の深海をめぐる大河「深層海流」や、クジラたちが発する音を3000km先まで伝える海の層「サウンドチャンネル」など、あまり知られていない海の構造や素晴らしさを伝えると共に、海の生き物を苦しめているプラスチックごみによる海洋汚染問題や、山火事や大雨など海面温度の上昇による異常気象などの問題を提起していると言う。

また、壮大な海のエデュテインメントを作り上げるべく、監修に海洋学の第一人者である東京大学・日比谷紀之教授、スーパーバイザーには岸壁幼魚採集家として多くのメディアで活躍中のお魚王子こと鈴木香里武が携っている。

あらすじ

2000年前、人魚と人間はティヤム王国で仲良く暮していた。だが争いが起き、王国は海に沈み、人魚と人間は離れて暮すようになった。
ある日、人魚の王子カイは、海の底から響く鐘の音に導かれ、海賊王バッカーナに囚われていたティヤム王国の末裔ルナと出会う。ルナをバッカーナから救い出すカイ。二人は恋に落ち、カイはルナを神秘的で美しい深海の世界へと案内する。海底のマグマが重なり合って出来た幻想的な宮殿。海のオアシスと呼ばれるチムニー。そして深海の底を流れる大河。二人は、海のロマンを語り合う。だが、海を穢した人間を憎む魔女セイレーンによって引き裂かれてしまう。それでもあきらめずに闘うカイとルナの愛の強さに心を打たれ、セイレーンは二人を許す。その時、海の神秘の力によって2000年の時を超え、海の底から鐘の音が鳴り響いた…。

<海の神話「イス伝説」からの着想>

5世紀頃、ブルターニュ地方で繁栄を極めた後、一夜にして海に沈んだという伝説の都イス。イス伝説から着想を得たドビュッシーは、海底から浮上する教会の鐘の音をイメージし、幻想的な『沈める寺』を作曲した。
『プリンス・オブ・マーメイド』では、イス伝説と『沈める寺』からの着想を生かし、海底から響く鐘の音、海のロマンと奇跡、愛と冒険をダイナミックにストーリーに盛り込み、壮大な海の音楽劇として「海と人との共生」を描く。
*フランスの首都Paris(パリ) は、Par-Is(イスに匹敵する)に由来する説もあります。

出演者情報

主演カイ役に、2018年ブロードウェイミュージカル『ロジャース/ハート』にて単独初主演するなど、様々な舞台で活躍中の林翔太、ルナ役に、『美少女戦士セーラームーン』シリーズでセーラーマーズ役を演じ話題を呼んだ七木奏音が演じる。
そのほか、『End of the RAINBOW』で主演のジュディ・ガーランド役を熱演した元宝塚歌劇団の彩吹真央、『アナと雪の女王』でハンス王子役を務め、歌唱力に定評のある津田英佑、劇団花組芝居では可憐な女形、外部ではシェイクスピア作品など幅広い作品で活躍する植本純米らが作品を彩る。脚本は、映画ドラえもんシリーズの他、アニメ・ドラマ・舞台など幅広いジャンルで活躍する清水東、音楽監督には、宝塚歌劇団など数多くのミュージカル作品を手掛ける長谷川雅大、そして、舞台空間をダイナミックに彩る日本初女性アクロバットダンス・カンパニーG-Rocketsをはじめ、エンターテインメント界の第一線で活躍するスタッフ・出演者が集結。海の魅力が存分に味わえる上質な舞台を創り上げる。

公演概要

公演日時:2021年8月5日(木)~2021年8月8日(日)全7回公演
会場:こくみん共済coop ホール/スペース・ゼロ

公式HP:https://prince-of-mermaid.com  (公演詳細を随時更新中)
公式Twitter:https://twitter.com/prince_of_m001

チケットの販売について:
東京都の緊急事態宣言発出に伴い、販売数が全公演定員の50%以上に達しているため、前売りチケットの販売を停止。当日券の販売なし。
チケットお問い合わせ:チケットスペース:03-3234-9999(平日10:00-12:00/13:00-15:00)


“SDGs”や“サスティナブル”、“エシカル”など、英語やカタカナばかりで「環境問題って難しそう」「勉強っぽくて面倒くさそ」と茫然とした苦手意識を感じている方へ、エデュテインメントを通して、より気軽に知る・考えるきっかけになるのではないだろうか。

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1 件のコメント
  • 中西 美樹 より:

    この記事を作成して、私も初めて「エデュテインメント」という言葉を知り勉強になりました!
    どのような形で海洋問題がストーリーの中に織り込まれているのかがすごい気になる。
    そしてこれを機に、他のエデュテインメントなことを見つけたり作り出せたらいいなと思います。

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