残タンクでもう1本潜るのはダメですか?
わしも、まだエアの消費が少ないことが嬉しかったころ、
他の人が50なのに自分は100も残っていて得意になっていたが、
何だか損した気分もあり、若干複雑な気持ちだった。
原則で考えれるなら、ブリーフィングで決めた内容が
状況によって変わってしまうのはありえることじゃろうし、
いくらエアがたくさん残っていても、他の人が新しいタンクに変えて潜る中、
残タンで潜るのはよろしくない。ガイドの計画にも影響するし、
エアはバディのバックアップという意味合いもあるからな。
しかし、今回の場合、お店のケアがよろしくなかったようじゃのう。
残圧150も残ってエグジットすれば、納得できない気持ちはよくわかる。
例えば、アシストがいるのであればエアが早い人だけを先に上げるとか、
エアが早かった人を休憩させて「残タンダイブしたい人〜?」と有志を募り、
皆が残タンクを使って浅場ダイビングでするとか、フォローが必要だったのじゃろう。
もちろん一番いいのはグループ分けじゃろうが、
初めてのゲストも多い現地サービスなんかでは、
エアの消費は潜ってみないとわからなかったりもする。
それにエアの消費が早い人は、「迷惑をかけた」と落ち込んでいるはずじゃから、
ある程度理解を示すこともマナーとして大事じゃ。
もちろん、エアが尋常じゃなく早いと知っていて、
同じことを繰り返すお店なら三行半でいいじゃろう。
普通、そういう人がいるとわかっていれば、グループ分け、
タンクの容量を増やす、アシストをつける、などの対策を立てるもんじゃからのう。