メナド・ミンピ号クルーズの旅
Manado / メナド
アジアの魔法の海へメナド・ミンピ号クルーズの旅
Manado / メナド
アジアの魔法の海へメナド・ミンピ号クルーズの旅
- Photo&Text
- 鍵井 靖章
- Special Thanks
- World Tour Planners
アジアの魔法の海へメナド・ミンピ号クルーズの旅
インドネシア・スラウェシ島北部に位置するメナド。世界最大級のドロップオフと広大なサンゴ礁で知られるブナケン国立公園や カラフルでビビッドなピナクルのバンカ島、そして、近年最も注目されているマクロパラダイス・レンベ海峡など、世界のなかでも魅力的なダイブスポットが揃うメナドの海。そんな魅力に溢れたダイビングエリアを4泊5日のクルーズ(最大15本ダイブ)で味わい尽くす。今年も、水中写真家・鍵井靖章の乗船トリップを開催します。ダイビングはもちろん、アフターダイブにも遊び心満点のミンピ号クルーズにご期待下さい!
魔法の海への扉
蛍光ソフトコーラルの迷宮へタイムトリップ!
バンガ島を中心とした、スラウェシ島最北端 に点在する島々の周辺海域には、メナド周辺でももっともカラフルなダイビングポイントが点在している。そのなかでも、バンガ島の「サハウンⅠ、Ⅱ」というポイントでは、世界でも稀な蛍光ソフトコーラルの森に出会うことができる。水深約16mに鎮座する大きな根はまるで、ピナクルのように海底から水面まで突き出ている。岩肌はカラフルなソフトコーラルが包み、そのものがまるで美術館にある展示物のようである。もし海の中で新しく世界遺産を指定することができるならば、私は迷わずこのバンガ海域のソフトコーラルの根を挙げたい。また、その根や周辺の環境に適応しているマクロの住人にも注目したい。美しい背景に小さな生命体。そんな写真がたくさん撮れる。まだあまり知られていないこの蛍光ソフトコーラルの森に訪れる度に、「自分だけのアトリエ」などと思いながら、いつも幸福感で満たされている。