タイガーシャーク ダイブクルーズに挑戦!!
Bahamas / バハマ
バハマ、冬の風物詩
Bahamas / バハマ
バハマ、冬の風物詩
- Photo
- 越智 隆治、宮下 洋平
- Text
- 宮下 洋平
- Design
- tomato
初体験のセイフティーストップ
ポイントを変えて次に潜ったのはスコットウォールと名前のついた水深15mの根に面した砂地だった。このポイントで見ることができるサメはカリビアンリーフシャークがメインで、その他にレモン、タイガー、グレートハンマーヘッドシャークなどが見れる可能性がある。
ここでもエントリーと同時に海底にすかさず潜降する。海底にはすでに多数のカリビアンリーフシャークがダイバーを待ち受けている。このポイントは根に面しているため他の魚の観察もできる。
しかし今回の目的はシャークダイビングのためサメの撮影に集中する。カリビアンリーフは流線型のプロポーションが美しいサメだ。このサメもレモンと同じで餌以外には興味を示さないサメで、ルールに従えば安全なサメである。このポイントではグレートハンマーヘッドシャークが出ることがあると聞いていたので少し広い視野でシャークダイブを開始した。
暫くするとシマアジなどの魚の群れが遠くに見えはじめ、それに向かってダッシュしていくと先頭に大きな黒い影が見え始めた。よく目をこらすと先頭にいるのはグレートハンマーヘッドシャークだった。しかしグレートハンマーヘッドは悠然と泳ぎ去り、見ることができたのはこの一度きりだった。これに気がついたのは越智さんと自分だけでちょっと距離があった為、証拠写真程度しか撮れなかった。
カリビアンリーフシャークはレモンやタイガーに比べて動きが俊敏だ。今回のダイビングスタイルはすべて自己管理型のダイビングスタイルで、ガイドやバディがいるわけではなく、自分でエアーの残圧をチェックして個々にエキジットをして船上でエアーチャージしてもらい水面休息を取って再度エントリーの繰り返しだ。
箱形潜水の為、水深のあるポイントではしっかりと安全停止をしてからの浮上をするのだが、この安全停止がはたからみるととても安全に見えないのが結構笑える。安全停止中の周りはサメだらけ(笑)