NAUIミーティング2026開催 元埼玉西武ライオンズ金子侑司氏が2026年アンバサダーに就任
ダイビング教育機関NAUI(National Association of Underwater Instructors)の国内ミーティングが、2026年2月4日、としま区民センターにて開催された。会場には全国のNAUI加盟ダイビングショップやインストラクターなど約50名が集まり、日本におけるCカード取得状況の最新データや今後の運営方針、取り組みなどが発表された。
日本におけるCカード取得状況を報告
冒頭では、日本国内におけるCカード取得状況についての最新データが共有された。2025年は前年に比べ業界全体としてエントリーレベルのCカード取得数は5.2%減少している。一方で、NAUIではオープンウォーターダイバー取得の平均年齢が24.5歳、全体の44.9%が19歳以下で、比較的若い世代もまだまだ参入してきているという明るい報告もあった。

日本国内のCカード取得状況などが共有された
若者応援と環境配慮の取組みを発表
今回のミーティングで大きなテーマとなったのが、若者応援と環境配慮の取組みだ。
エントリーレベルの若年層が増える一方で、NAUIインストラクターの大半が45歳以上であることから、25歳以下向けに、インストラクター取得応援企画を行うことが発表された。2026年は企画段階で、実運用は2027年1月以降となる。
また、環境保全の観点から、プラスチック製カードの発行を見直し、デジタル化を進めることで資源使用量の削減を目指す。デジタルCカードは、スマートフォンなどで表示・管理が可能となり、紛失リスクの低減や利便性向上にもつながるとされている。各種書式も電子化され、ペーパーレスも実現していく予定だ。
企業による新サービス紹介
会場では、関連企業によるサービス紹介も行われた。株式会社セントラルヒルズからは、ダイビングショップの新たな「武器」となる水槽設置サービスについて案内があった。店内に水槽を設置することで、来店客への視覚的な訴求力を高めるとともに、教育・体験の場としても活用できる可能性が示された。
また、水中写真の印刷やアクリルパネル制作を手がけるファイブシーズンからは、写真作品を活用した店舗装飾や展示方法についての提案がなされた。水中写真を「撮る」だけでなく、「見せる」、「形に残す」ことによる付加価値づくりがテーマとなった。
特別講演:安全と表現の両面からダイビングを考える
特別講演として、DAN JAPAN 主任研究員の野澤徹氏が登壇し、ダイビング事故データや安全対策について解説した。科学的データに基づくリスクマネジメントの重要性が示され、日々の講習やガイド業務に直結する内容となった。
さらに、アーティスティックスイミング元日本代表の青木愛氏も登壇。
水中での身体表現や呼吸のコントロール、表現力について、自身の競技経験をもとに語り、ダイビングとの共通点にも触れた講演となった。

時には涙を見せながら熱く話す青木氏
NAUIアンバサダー2026に金子侑司氏が就任
今回のミーティングでは、新たなNAUIアンバサダーとして、元埼玉西武ライオンズの金子侑司氏が就任したことが発表された。

2026年NAUIアンバサダー金子氏
金子氏は、2025年に実際にNAUIのCカード講習を受講し、アドバンスダイバーまで取得。講習の感想や、水中で感じた魅力について自身の言葉で語った。
また、2026年は日本各地の海を潜る予定であることも明かし、「さまざまなエリアでダイビングの魅力を伝えていきたい」と意気込みを述べた。
表彰式で各ショップを称える
ミーティング終了後には会場を変え、年間表彰式も実施された。「NAUI Good Scuba Center賞」をはじめ、複数の部門で受賞ショップが発表され、各社から喜びの声が上がった。
金子氏スペシャル鼎談も実施
表彰式後には、金子氏と、オープンウォーターダイバー講習を担当したブルーアース21都立大学の中馬七海氏、アドバンスダイバー講習を担当したスキューバダイビングアドベンチャークラブの道方貴文氏による鼎談も行われた。

左から道方氏、金子氏、中馬氏
実際にダイビングを体験した際には、「こんな世界があるんだと本当に感動した」と語り、水中世界の美しさに強い印象を受けた様子が伝えられた。
また、ダイビング後の楽しみについては、「海から上がった後の飯がうまい!」と笑顔で話し、会場からは共感と笑いが起こる場面もあった。
終了後は参加者のサインに応え、各ショップのインストラクターたちと気さくに話す姿も。NAUIならびにダイビングの魅力を多くの方に伝えてくれることだろう。

