ナイトロックスで潜るパラオ!!

Palau / パラオ

世界遺産パラオの海を、全ダイブ、ナイトロックスで潜る

Photo&Text
越智 隆治
Special Thanks
ブルーマーリン
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Panari Design
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Palau / パラオ

世界遺産パラオの海を、全ダイブ、ナイトロックスで潜る

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ブルーマーリンのナイトロックス利用に関するコンセプト

ブルーマーリンでは、パラオの世界遺産登録直後の2012年10月から、ナイトロックスを導入した。
パラオの日系ダイビングショップとしては、初めての試み(クルーズ船は除く)だ。

ガイドを担当してくれた、井口優さんは、PADI エンリッチド・エア・ダイバーコース・インストラクター。
「現段階でのBMの提案は、より安全かつ快適に、パラオでのダイビングを楽しんでもらう事なので、ナイトロックスを使用したからと言って、通常のエ
アを利用するゲストとチーム分けするわけではなく、基本的には同じチームで一緒に潜ってもらいます」とのこと。

ナイトロックスで潜るパラオ(撮影:越智隆治)

ブルーマーリンには、5名のPADI エンリッチドエア・ダイバーコースを教えられるインストラクターがいる。だから、パラオの海で講習を受けて見るのも良いかもしれない

酸素分圧によって、潜れる深度が決まってくる、ナイトロックスを使ってパラオの海を潜ることに、多少不安を感じていた。
それは、多くのポイントがボトムの見えないドロップオフをドリフトするダイビングだからだ。
それにポイントによっては、リーフトップが深く、ダウンカレントが発生する事もある。

この事に関して聞いてみると、「実際、深度が深くなるポイントでは、ナイトロックスは使用せず、通常のエアタンクで潜ることにしています」との事。
具体的なポイント名を挙げると、ペリリューコーナー周辺、シアストンネル、シャークシティなど、中、上級者向けで、リーフトップが深かったり、ボトムの深度が深くなるポイントでは、通常のエアタンクを使用する。

ナイトロックスで潜るパラオ(撮影:越智隆治)

ナイトロックスを使うと、疲れも軽減すると言われている

ブルーマーリンでのナイトロックスの利用に関しての詳細は、同社HP内の「パラオでナイトロックスを始めてみよう」を参照。

ナイトロックスで潜るパラオ(撮影:越智隆治)

ブルーマーリンには、現在パラオ人1名を含む、5名のPADI エンリッチド・エアスペシャリティ・インストラクターがいるので、現地で講習を受けてすぐに、ナイトロックスを利用して、パラオの海を潜ることも可能だ。

ナイトロックスで潜るパラオ(撮影:越智隆治)

まずはインストラクターの指示に従って、アナライザーの使用方法を身につけることが大切

講習を受けるに当たって、ブルーマーリンが奨励しているのは、e-learning。
これは、エンリッチド・エアダイバー講習の学科部分をパラオに来る前に、日本で自習し、学科テストまでを終わらせておく方法だ。
パラオでの滞在期間を有効に使えるので、最近では、多くのダイバーが好んで利用している。

こちらの詳細は、同社HP内「e-Learning」を参照。
このページから実際にお申し込みも可能。

ナイトロックスで潜るパラオ(撮影:越智隆治)

アナライザーでチェックした酸素分圧とタンクナンバーは、必ず潜る前に記録する

今回、このe-Learningを利用して、学科を日本で終わらせて、海洋講習をブルーマーリンで受講したゲストがいた。
現地では、ナイトロックスを使用して2本の講習ダイビングを通常のファンダイビング中に一緒に行なえば、それでエンリッチド・エアSP が取得できるとあって、終始リラックスして講習を行なっていた。

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