セブ島フォトツアー 越智隆治×ミラーレス一眼カメラ
Philippines / フィリピン
越智隆治がセブ島の魅力をミラーレス一眼で表現!
Philippines / フィリピン
越智隆治がセブ島の魅力をミラーレス一眼で表現!
- Text
- 寺山 英樹
- Photo
- 越智 隆治
- Coordinate
- BLUE CORAL
- Special Thanks
- Panasonic、INON、ANSWER、TUSA
- Model
- Mari Hayashi、Kaoruko Inou
- Design
- Takako Nakamura
青空と太陽と白砂と海。
絵に描いたような“南の島”が最も手軽に手に入り、おまけに(!?)ジンベエザメまで間近で見られるセブ島。
今回は、「今、注目のミラーレス一眼カメラで一体どこまで撮れるのか?」を裏のテーマに、カメラマン越智隆治がセブ島の魅力をミラーレス一眼で表現します。
コンパクトだからジンベエザメにも肉薄!
Q.ミラーレス一眼カメラって何?
注目されている理由、メリットをごく簡単にいえば「コンパクトデジカメのように軽くて小さく操作も簡単なのに、一眼レフカメラのように高画質な写真を撮れる。また、レンズ交換も可能で、写真のバリエーションも増える」ということ。
従来の一眼レフは、レンズが取り込んだ像をイメージセンサーの前で鏡に反射して、結んだ実像をファインダーからのぞく仕組み。
実像をそのまま確認、撮影できるので、反応性に優れている。
一方、ミラーレスカメラは、ファインダーを電子式にし、センサーで感知したものをデジタル処理で映し出す。
一眼レフカメラ並みの高画質の撮影ができるが映し出すまでに時間がかかる。
ただ、一眼レフのような反射鏡が不要となり、ボディーをコンパクトにすることが可能。
越智カメラマンが感じるミラーレスの可能性
今やダイバー一人に一台のカメラという時代。
これまで「手軽に潜りたい」というコンパクトデジカメ派と「しっかり撮りたい」というデジタル一眼レフカメラ派に二分されていた層をつなぐカメラとして、注目されているのがミラーレス一眼カメラ。
その可能性にいち早く着目した越智カメラマンはその理由をこう述べる。
「クジラとかイルカとかジンベエザメとか、いわゆる海獣ばかり撮ってきましたが、やっぱり機動力が重要なんですよね。だけど、コンパクトデジカメだとプロの質という意味では無理があるので、ミラーレスにはとても期待しています。そういう意味でもいち早く開発していたパナソニックさんのミラーレスに注目して使っています」
ただ、当初は従来(光学式)の一眼レフカメラに機能で及ばないとプロの現場ではあまり使われることがなかったが……。
「確かに最初のころはそういう面もありましたが、最新のGH3では、本当に遜色なくなってきました。実際、取材の現場でも、陸上ではGH3を使うことも多くなってきています。今回、水中ではさらに軽量でエンドユーザーに近いGX1やGF3で撮りました、これだけ撮れるというのがわかっていただけると思います。
これまで、水中で撮りたい被写体が出たとき、正直なところ、まだミラーレスより一眼レフを手に取っていましたが、GH3なら通常のプロの仕事としても使いたいなと思えるようになりました。ぜひ次はGH3で水中も撮ってみたいと思いますよ」
ミラーレスは、コンデジと一眼レフを“つなぐ”と先述したが、その将来は、垣根を“超える”あるいは、“壊す”のかもしれない。
越智カメラマンの愛機
パナソニック最新のハイスペック・ミラーレスで、「デジタルカメラグランプリ」のハイクラスで金賞を受賞。
ファインダーを残したまま進化するプロ仕様のスペック。
軽量化を追求したミラーレス
ハウジングに入れてもコンパクトで、「手軽に潜りたい」「機動力を上げたい」でも「コンデジじゃもの足りない」という方にオススメ。
ハウジング&ストロボ
パナソニックのGシリーズに対応するアンサーのハウジングとINONのS-2000。
越智がこれらを注目し選んだポイントはそのコンパクトさ。
ミラーレスのメリットを最大限に引き出す最強のユニット。