はじめてのサイパンだ!テニアンとマニャガハもあるよ!!
Saipan / サイパン
王道でハズレなしのサイパンコース!
Saipan / サイパン
王道でハズレなしのサイパンコース!
- Photo
- 高砂淳二
- Text
- 寺山英樹
- Model
- 稲生薫子
- Special Thanks
- マリアナ政府観光局、NMDOA(北マリアナダイビング事業組合)
- 器材協力
- TUSA
- Design
- 中村孝子
ガイドに聞いた!サイパンでぜひ潜ってほしいポイント
3位 オブジャンビーチ
透明度。
サイパンの魅力をガイドやリピーターに聞くと、口をそろえたように返ってくる答え。
透明度は30mオーバー、40mオーバー、中には60mオーバーと口がそろわないが(笑)、いずれにしても、とにかくきれい!ってことは間違いない。
“マリアナブルー”と呼ばれる海の色は、水深によってエメラルドグリーン、クリスタルブルー、ウルトラマリンとまさに色々。
そんな透明度抜群のマリアナブルーの海を最も感じたポイントが「オブジャンビーチ」。
最南端に位置するため潮当たりがよく、水深18m13mから砂地が広がっている。
透き通るような海にプカプカと浮かびながら水底を見下ろすと、純白の砂地にブルーが溶けてなくなり、まるで水がないみたい。
重力から開放され、ダイビングならではの“空を飛んでいるような快感”を味わえる。
思い描いていた南国の海、そのまんま
ボートNo.1ポイント「ディンプル」
トロピカル。
Cカードを手にする前、ダイビングにどんなイメージを持っていただろうか?
僕が思い描いたのは南国の透明度の良い海で熱帯魚に囲まれる絵。
そんな“トロピカル”なイメージに最も近いダイビングポイントが、ボートポイントのオススメ1位の「ディンプル」。
群青色したマリアナブルーが美しく、こんもりとしたサンゴの山の上にカスミチョウチョウウオが群れていて、ダイバーにまとわりついてくる。
ダイバーになる前はフレンドリーな魚もいるもんだと思っていたが、エサ目当てと知った今でも(笑)、やっぱり魚に囲まれるのは嬉しくてテンションが上がる。
途中、ウミガメも登場するなど、流れがかかれば結構大物も期待できそう。
全長17mの潜水艦は、サイパンNo.1の大物!?
松安丸
全長123mの巨大船がメインのポイントで、ヨスジフエダイが群れるなど魚の住みかとなっている。
崩れた船内にはネムリブカが寝ていた。
沈船がメインだが、運が良ければ観光の潜水艦と遭遇することもあり、潜水艦の中の人たちとご対面。
北部のNo.1ホールスポット
スポットライト
海況の良いときにしか潜れないサイパン北部の看板ホール。
その名の通り、縦穴から強烈なスポットライトのような光が射し込む。
スポットライトを浴びて、サイパンの主役気分!?
ナフタン
最南端に位置し、透明度が良く豪快な地形を楽しめる。
また、サンゴや魚も多く、アオマスクやヘルフリッチが見らえるなど、マクロもおもしろいという、サイパン屈指の実力ポイント。
南国ダイビングの王道。
初めてサイパンの海を潜った感想だ。
ダイビングのストレスを最も左右する環境の要素といえば、水温と透明度。
サイパンの海は水温も透明度も年間を通して高く、ストレスフリーで潜るだけで気持ちがいい。
そんなサイパンには直行便でおよそ3時間半。
料金もリーズナブルなうえ、最短4日間(無理をすれば3日間も可能)で楽しめるとあってリピーターが多いのもうなずける。
競合するほかの安近短の海と比べると、ジンベエザメなど大物という面では弱いものの(11~4月の乾季は目撃情報も増えるが)、透明度やケーブの美しさはトップクラスで、最も手軽に南国ダイビングを楽しめる海のひとつ。
グアムと比べられることが多いが、より素朴な雰囲気。
ちょっと古いけど、”会いにいけるアイドル”の海バージョンといった感じだろうか。
秋冬は名物のイーグルレイの編隊に期待のシーズン。
思い立ったら、ぶらりと潜りにいってみてください。