這いつくばって、ほふく前進! 岩手のサーモンスイム・レポート

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岩手の綾里川(りょうりがわ)は、産卵のためにやってくるサケの遡上(川を上ること)シーズン真っ只中。

岩手・綾里川のサーモンスイム

サケと自分撮りする越智隆治

ダイビングサービスRias(リアス)のくまちゃん(三陸ボランティアダイバーズの佐藤寛志さんでもある)のナビゲートで、そんな神秘の営みを撮影するべくサーモンスイム体験。

サケが遡上するにはある程度の水量が必要です。
イコールある程度の流れがあるときが好条件で、そういう意味では、一昨日の大雨でほどよく流れる今日の綾里川は「今シーズンでベスト!」というほどのコンディション。

早速、ドライスーツに着替えて、土手を飛び降り川の中へ。
サケを驚かさないように、かなり手前から四つん這いで近づいていきます。

岩手・綾里川のサーモンスイム

水面上も見えているサケを驚かせないように、慎重に近づく越智カメラマン

ほふく前進でさらにアプローチ。
サケが産卵する、水底がくぼんだ場所の手前にスタンバイしたら、あとはひたすら待ちの姿勢。

岩手・綾里川のサーモンスイム

ほふく前進でさらに近づく越智カメラマン

岩手・綾里川のサーモンスイム

流れが速い場所では、流れの弱まる岸側が人気のよう

大の大人が川に這いつくばりじっとしていると、川沿いを散歩している人も不思議そうに見つめ、とあるおばさんは「死んでいるのかと思ったわ」とひと言。
サーモンスイムの注意点として、「通報されないように気をつける」も割と本当かも(笑)。

岩手・綾里川のサーモンスイム

大の大人がみんなで川に寝そべる変な光景!?

岩手・綾里川のサーモンスイム

上流に向かってサケを追いかける越智カメラマンをあざ笑うかのように、微妙な距離を保ちつつ泳ぐサケたち

岩手・綾里川のサーモンスイム

追いかけずに、粘って待っていると、サケたちから大接近!

力強く上流を目指す産卵前のサケ、懸命に産卵床を作るサケ、一生の役目を終え弱りきって白濁するサケ……。
そんな一生をかけた生命のドラマが見られるのは、例年12月頭くらいまでとのこと。

興味のある方は、ぜひダイビングサービスRiasへお問い合わせください。
【問い合わせ先】
E-mail:info@kuma130kg.com

岩手・綾里川のサーモンスイム

■撮影:水中/越智隆治 陸上/佐藤寛志

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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