今日から、銀座のリコーRING CUBEで「海獣たちとにらめっこ」展開催

今だ、自分は、次のメキシコロケまでの間、フロリダのオーランドに滞在中ですが、本日から銀座のリコーRING CUBEで写真展「海獣たちとにらめっこ」が開催されます。期間は９月４日（日）までの５週間。
サンアイビルの８、９階には、DMやポスターにも使用された、パースのアシカの写真が大きく展示されて、通行人の目を引いていると思います。
展示内容も、RING CUBEのちょっと変わった展示空間を、リコーのデザインナーチームの方たちと一緒にアイディアを出し合って、趣向を凝らした展示方法を行なっています。展示は、毎年スペシャルトリップを企画して、撮影に訪れているバハマのイルカ、トンガのクジラ、パースのアシカ、フロリダのマナティの他、メキシコのバショウカジキや、バハマのタイガーシャーク、それに様々な海でのダイビングロケで撮影した写真を展示しています。
大物系が多いので、やはり大きなプリントでの展示は見応えのあるものに仕上がっていると思います。

また、会場では、今年出版して頂いた「WHALE! クジラ　大写真集（二見書房）」や、この写真展に合わせて出版して頂いた「海からの手紙（青菁社）」などの写真集やポストカードなども販売していますので、是非ご購入頂ければと思います。もちろん、パネルのご購入の希望がある場合にも、対応させて頂きますので、お問い合わせ下さい。
ポストカードなどの売り上げは、今回、津波で被災した、南三陸町のグラントスカルピンの佐藤長明さんが企画している同町へのエアステーション（ボランティアダイバーズのダイビング活動のためのコンプレッサールーム）設置資金へと充てさせて頂く予定です。ご本人のポストカードセットも、RING CUBE側のご好意により、販売させて頂くことになりました。
趣旨が多少違う印象もあるかと思いますが、是非長明さんのポストカードをご購入頂き、この設置資金確保へのご協力をして頂けると幸いに思います。
８月１２日（金）には、たった、一度ではありますが、会場にてトークショーを開催させて頂きます。お時間のある方は是非足を運んで下さい。ただし、会場はそれほど広くは無く、先着順に満席になった時点で締め切らせて頂くことになるそうです。
このような、写真展を開催できたのも、RING CUBEのスタッフの方々に自分の写真に興味を持って頂き、お声をかけて頂いたおかげです。また、デザイナーチームの方の提案して頂いた様々なアイディアが、きっと夏休みの子供たちを楽しませてくれるものと期待しています。印刷、展示に関わって頂いた堀内カラー、イマジンの担当者の方々にも、何度も打ち合わせに足を運んでいただいた上に、作家不在でのプリント、パネル作成、及び展示と本当にご足労をおかけしました。
そして、写真撮影のために取材に関わって頂いた方々、スペシャルトリップに参加して頂いた多くの方々にも感謝の意を捧げたいと思います。
最後に、このような機会を与えて頂きながら、ほとんど会場に行くことができない失礼をお許しください。少しでも多くの方が、この写真展を楽しんで帰って頂ければと思います。特に、訪れてくれた子供たちの、夏休みの楽しい思い出の一日になってもらえれば幸いです。
フロリダ／オーランドより
越智隆治

慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局（同紙潜水取材班に所属）を経てフリーのフォトグラファー＆ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。