沈船・ソーダイ根・洞窟、熱海3大スポット徹底解剖!
沈船・ソーダイ根・洞窟、熱海の3大スポット徹底解剖!
威風堂々の看板スポット「沈船」
東京から車や電車で1〜2時間程度でアクセスできる、“いちばん近い伊豆のダイビングエリア”、熱海。
ボートダイビングメインで、巨大な沈船や、ソフトコーラルジャングル、水中洞窟など、多彩な水中景観を楽しむことができる。
中でも、ダントツの人気を誇る看板スポットが、「沈船」。
その名の通り、水深20〜30mの場所に沈んだ砂利運搬船「旭十六号」が鎮座しており、その大きさはなんと81.2m!
甲板や梯子など、当時の設備が残っている部分もあり、朽ちた穴から中を覗くことも可能。
20年以上の歳月をかけて巨大魚礁と化した船体には、ソフトコーラルが繁茂し、周囲にはサクラダイやキンギョハナダイ、アジなどの根魚が覆う。
初冬から初夏にはマンボウが現れることでも知られ、2011年11月にも1.5mほどの大きな個体が現れた。
サクラダイ天国「ソーダイ根」
色鮮やかなソフトコーラルジャングルが広がり、熱海の象徴的な生物であるサクラダイが乱舞するネイチャースポット。
水深10〜20m程度の場所でこれほど多くのサクラダイを観察できるエリアは稀。
透明度が高くなる秋から年末にかけては、カラフルでサイケデリックな光景を楽しめる。
東伊豆随一の魚影を誇り、スズメダイやキンギョハナダイは通年、秋にはカンパチやワラサ、ツムブリが現れることもある。
熱海フリークに絶大な人気を誇り、リクエストは「沈船」&「ソーダイ根」の2本がダントツ。
11〜3月になると、期間限定の「小曽我洞窟」とナンバー2を争う。
11〜3月限定の冒険「小曽我洞窟」
11〜3の冬期限定でスポットが公開される「小曽我洞窟」。
広さはダイバー数名が余裕で通れるほどあり、長さはなんと40m!
天井は水面に開けている“半閉鎖型洞窟”なので、圧迫感なく、のびのびと楽しむことができる。
ウオッチングポイントは、見る角度によって異なる光のグラデーション。
入り口と出口、さらには洞窟の外と中で、ブルーがさまざまに変化して美しい。
周囲には砂地&ゴロタが広がっており、カスザメやドチザメが隠れていることも多い。
ダイビングサービス熱海
材時にお世話になったダイビングサービス熱海。
熱海港内にあり、個人ゲストのガイドはもちろん、ダイビングショップの申し込みも受け付けている。
チーフガイドの豊嶋さんは、伊豆半島ガイド歴20年の大ベテラン。
沈船や洞窟のワイド系ダイビングだけではなく、サクラダイや季節来遊魚ウオッチングなど、マクロ系のダイビングも得意。
ちょっとやんちゃなルックスですが、すごくいい人です(笑)。
ボートは漁船タイプで、漁師さんが操船。
旬の魚や料理のことなど、漁師さんならではの話を聞かせてくれる。
アフターダイブは、1年中行なっている打ち上げ花火や、熱海場からの夜景でバッチリ!