ニューカレドニア、天国に一番近い島

New Caledonia/ニューカレドニア

天国に一番近い島

Photo&Text
越智 隆治
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山口 日記
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Alize
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New Caledonia/ニューカレドニア

天国に一番近い島

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天国に一番近い島

小説「天国に一番近い島」は、もう40年も前の話。
観光地化される前、船でやってきた主人公にとって、初めて見るニューカレドニアの印象は、「いきなり赤土の山が迫り、暑苦しそうに繁った樹々で覆われて、その樹はみずみずしい青さではなく、暑い太陽にさらされて、乾ききった生気のない青さだった。どの山の土も赤く、どの樹も同じような樹ばかりだ」。 そして、「この島、こんな島なんですか」が第一声。
40年後、飛行機でやってきた僕にとっては、 突き抜けるような青い空と乾燥していて快適な気温。青い海。明るく整ったヌメアの町並み。火炎樹や、色とりどりの花々が咲き誇る南国の楽園の入り口のような場所だった。今回は「天国に一番近い島」、 ニューカレドニアの4ダイビングディスティネーションを巡る旅に出た。

ニューカレドニア、天国に一番近い島

キングコングが出現しそうな景観に魅かれる

ニューカレドニアのニューカレドニア、天国に一番近い島空港に降り立って最初に向かったのは、ニューカレドニアのメインの島、グランドテール島の北東部に位置するヤンゲン、ポアンディミエという地方の小さな町。あまり日本人には馴染みの無いディスティネーションだが、ヌメアやイルデパンとは違う海中景観の広がるダイビングが楽しめると聞いていた。アリゼダイビングセンターの小川マサシさんが空港まで車で出迎えてくれて、まずヤンゲンを目指す。車で5時間の移動。窓を開けて、車内の空気を入れ替える。嫌な湿気をともなわない、乾燥した空気が心地よく顔に当たり、そして身体に絡みつく。それだけで幸せな気分になれる。真っ青な空には、ちぎれ雲が点々浮かんでいる。

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