モアルボアル なごみの村

Moalboal / モアルボアル

フィリピン セブ島
なごみの村モアルボアルへ

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越智隆治
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フィリピン セブ島
なごみの村モアルボアルへ

ネグロス島とセブ島に挟まれた穏やかな海峡に、今日も朝日が昇る。ここに来るたびに、僕は人と人との触れ合いと、妙な安心感を感じる。小さくまとまったコミュニティーのような場所に、人々がのんびりと暮している。
そう感じさせてくれるのは、チキチキダイバーズのオーナー家族の、この場所への見事な溶け込み具合のせいでもあるようだ。
「娯楽があって楽しい!」というのとは違う、ダイビングをしながら、なんかほのぼのした日々が送れる場所。
それがモアルボアルの良いところ。

モアルボアルのチキチキダイバーズ

渡部一家は、トライシクルで「どこどこ」とやってきた

朝、モアルボアルのチキチキダイバーズダイビングショップの隣にあるレストランで一人、食事をとっている。向かって右には、明るく、穏やかなセブの海が見渡せる。そして、左手にあるレストランの入口の小さなドアからは、舗装されていない狭い路地裏のような道をのんびりと行きかう人々や、トライシクルと呼ばれるバイクタクシーが「どこどこ」と人を乗せて行きかうのが見える。
行きかうとか言っても、激しくではなくて、たま~に、「どこどこ」と言う音が聞こえてくる程度だ。僕はその音が聞こえてくると、必ず決まってそのドアの方に視線を移す。
何度かその音に反応し、やっと目的のものを見つける。(あ、来た来た!)。その「どこどこ」という音と一緒に、一瞬だけドアの向こうに見えた渡部一家の登場に、今日も胸を躍らせる。(なんか、やっぱあの家族、面白い)とその日一日わくわくしてくる。
だって、そのトライシクルに、家族5人が全員乗っかってやってくるんだよ。しかも、お母さんのゴンちゃんは、取材当時(2008年11月)4人目の子供を妊娠中。だから、実質6人が一つのトライシクルに乗って、姿を見せるわけだ。一度「トライシクルって何人乗れるの?」とオーナーガイドのカツ君に尋ねたことがある。「大人なら7人ですね」との答え。でも、僕が一緒にこれに乗って、渡部一家とモアルボアルの市場に買い物行くときには、すでにほぼ満席状態な気がするのだけど……。次回取材に来たときには、どこにどうやって乗ればいいんだよう。

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