石垣島から繋がる 八重山全島巡り旅
Yaeyama Islands / 八重山諸島
石垣島を拠点に、八重山諸島を一気に巡る旅!
Yaeyama Islands / 八重山諸島
石垣島を拠点に、八重山諸島を一気に巡る旅!
- Photo&Text
- 古見きゅう
- Design
- Tomato
- Special Thanks
- :ダイブステーション ゆいマーレ
[小浜島&新城島]
元祖ちゅら島とリアル竜宮城へようこそ
一昔前に某テレビドラマで話題を集めた小浜島。遠目に眺めても小高い緑の山が可愛らしく、のどかで和やかな風景をうかがうことができる。ここで今回潜ったポイントは「コーラルビレッジ」。細長い根が山脈のように連なっていて、そこに様々なサンゴがひしめき合う。例えるなら巨人が細長いプランターを並べて「これでもか!」と言わんばかりに色んなサンゴを植え付けているような、雑多としたワイルドなサンゴたちだ。根と根の間は落ち込みもそこそこにありダイナミック。このような壮観なサンゴポイントというのもなかなかに珍しいものだ。
通称パナリという名で通る新城島には「竜宮の根」と呼ばれる美しい根が存在する。ゆっくりと泳いでも一周5分足らずの小さな根は、砂紋の美しい砂地に囲まれ真っ赤なリュウキュウイソバナが密集し、そこに透明であり銀色でもあるスカシテンジクダイがふわりと群れる。理屈抜きに気持ちがいいポイントだ。水深も-9mほどと浅く、ヒトスジギンポや、イソコンペイトウガ二などのマクロ生物も多いので、時間をかけて楽しむことができるナイスポイントだ。
小浜のサンゴと言えば<コーラルビレッジ>。沖に伸びた根には、所狭しと群生するサンゴが広がっています。潮流を見て潜る<ヨナラ水道>もオススメ。ダイバーの背丈を越える砂紋が広がる場所。サンゴが延々と続く根。サメ・マダラトビエイ・マンタ・カメ・バラクーダと、予測のつかない生物が現れる。期待値を越えてくるので、何度潜っても楽しいです。
新城島を代表するポイントが<竜宮の根>。この水深で真っ赤なイソバナが群生しているだけでも癒されますが、イソバナを引き立てるように、キラキラと光に反射するスカシテンジクダイと、彩り良くキンギョハナダイの群れが舞っています。竜宮城が実在するなら「きっとこんなところ!」と、誰もが感じるポイントです。