ボホール 超ギンガメトルネード!
Philippines Bohol / フィリピン、ボホール
一生に一度と言わず、何度でも巻かれてみたい、超ギンガメトルネード!
Philippines Bohol / フィリピン、ボホール
一生に一度と言わず、何度でも巻かれてみたい、超ギンガメトルネード!
- Photo&Text
- 越智 隆治
- Special Thanks
- BLUE CORAL
- Design
- Sana
凄すぎる! 「超」ギンガメアジのトルネード
ボホールエリアでの目玉と言えば、バリカサグ島のバラクーダやギンガメアジの群れ。この群れの凄さが、フィリピンで最も人気のあるダイビングスポットの一つとして君臨し続けている所以でもある。
「これは、マジで凄い!凄すぎる!」。あちこちの海でギンガメアジの群れは撮影してきているから、ちょっとやそっとのことで動じる事は無いのだけど、今のバリカサグのギンガメアジの群れは、はっきり言って「凄い!」。何が凄いかって、その群れの巨大さと、密集度。それに何より、どんなに近寄っても全く逃げない。自分の中で、過去に見たギンガメアジの群れランキングを勝手に作るとしたら、ベスト3、否、諸々の要素を加味したら、多分グランプリと言っても過言では無い。
もちろんこの状態が何年間も続くとは限らないだろうけど、特に水中写真を撮影するダイバーにとっては、最高の被写体だ。おまけに、バリカサグには巨大なアオウミガメが多数生息しているようで、「主みたいな巨大なのは、2個体いますね」とBLUE CORALのガイドの斉藤さんが教えてくれたが、それ以外の個体もそれなりのサイズ。
それが、この巨大なギンガメアジの群れに向かって泳いで行くのを見て「あ!このコラボの決定的瞬間を押さえたい!」という衝動に駆られ続けた。そんな事もあり、今回バリカサグのブラックフォレストというポイントを、何度もリクエストして潜らせてもらった。しかし、狙いはそれだけでは無かった。このギンガメアジの群れの存在を知る前から、どうしてもここを多く潜りたかった理由がある。
それが以前から「幸せを呼ぶ」と言われている、ゴールデンバラクーダの存在だ。2006年にバリカサグで遭遇して以来、会っていない。現地の他のサービスで情報を調べても、もう最近では遭遇のチャンスは相当に少なくなってきているようだった。年に1回とか2回、そんな感じだ。そんな状況でありながらも、今回も淡い期待をして望んだが、遭遇することはなかった。まあ、もう十分に「幸せ」だという事で納得はしてみたが、やっぱりもう一度会ってみたいな。