ダイビングってどれぐらいの深さまで潜れるの?
ダイビングで潜れる水深としては、最初のCカードの初級ランク(オープンウォーターダイバーなど)で 18 mまで、次のランク(アドバンスドオープンウォーターダイバーなど)で30m、追加で深場向けの特別講習を受ける(ディープダイバースペシャルティコースなど)と40mまで潜ることができます。
ダイビングをしたことがない方からすると、太陽の光があまり届かないような薄暗い海底まで潜るイメージもあるかもしれません。 ただ、その日の透明度にもよりますが、18mの深さからでも太陽の光は届きますし、そんなに薄暗いというわけでもありません。
テレビや映画で潜水艇が潜っているような真っ暗な深海とはまったく違います。より深い水域を潜るためには、ダイバーとしてランク・スキル・装備などが必要になってきます。
なぜ40mが最大水深なの?
理論上で言えば、人間が空気を使って潜れる最大水深は56mです。深くなればなるほど水圧は上がります。人間の体に必要な酸素ですが、高圧下では酸素は有毒になり、肺や気道に異常をきたす「酸素中毒」を引き起こします。空気における、このボーダーラインが56mなのです。では56mギリギリまで潜って良いのかというとそうではありません。40mより深くなるとリスクが高まるため、ダイビングでは最大水深を40mとしています。
40mより深くダイビングすることはできないの?
結論からいうと可能です。そのためには、空気ではないガスを使用したり、リブリーザーという装置で吸うガスをコントロールしたりする必要があります。これらは「テクニカルダイビング」と呼ばれる範囲のダイビングとなり、一般的に広く行われているダイビングよりもさらに知識や技術を習得した上で行う必要があります。
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