水中写真を撮ってる時にガイドとどれぐらい離れていいんですか?

僕が学生時代に所属していた時代錯誤な体育会系ダイビングクラブでは、
とにかくバディとの距離やアイコンタクトにうるさかった。

ちょっとでもタイミングが遅れようものなら、
反省会で「アイコンタクトがなっとらん!」と怒られたものだ。

おかげで安全には潜れるわけじゃが、おもしろくもない……。
つまり、ダイビングは管理され過ぎてもつまらないし、
野放しでは危険で、その境目は難しい。

その境界線を探るために、以前ガイドの立場から
「お客さんにどのぐらいの範囲にいてほしいか?」を聞いてみた。

ガイドいわく、
「イントラやガイドにはそれぞれ守備範囲があって、
コントロールできる範囲は個々の力量次第なので、
一概には言えないです。
ただ、ひとつ言えることは、
基本的には”見える範囲”にはいてほしいですよね。
まあ、これも一概には言えず、
何度も一緒に潜っていてレベルの高いダイバーなら
バディ同士でフリーにすることもありますし、
海況にもよりますよね」とのこと。

つまり、具体的にこれぐらい、というものはなく
ガイドやゲストの能力次第。、

お客側としては、少なくともガイドから見える範囲にいて、
定期的にガイドの方を見て、
いつでも指示を受けられるような状況にしておくといい。

自分がイントラをやっていた時も、
一番困ったのは「見てほしいときに見てくれない」ことだった。

また、写真を撮るなら、フォト派の集まるお店をチョイスしたり、
撮影が目的ということを潜りに行く前に伝えておくことも大事。

そうすれば、例えばアシストをつけてくれたり、
行動範囲を狭めたり、グループ分けをしてくれたり
と、対応してくれる可能性もあるだろう。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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