水中探検家・伊左治のフツーではないダイビングガイド(第1回)

【新連載】水中探検家・伊左治(いさじ)のフツーではないダイビングガイド

はじめまして、水中探検家でテクニカルダイビングインストラクターの伊左治(いさじ)です。
DIVE Explorersの主宰をさせていただいています。

さて、この度は「私の視点で書かれたダイビングポイントの紹介」ということで、オーシャナ編集部から原稿の執筆を仰せつかりました。

とはいうものの、「こいつ誰やねん」、「どんな趣旨の企画やねん」という前置きでございます。


私は水中探検家として活動していて、前人未到の水中洞窟の探検や、一般的には到達するのが極めて難しい水中エリアの調査などを行っています。
その水中探検家としての活動の中で得た知識や技術、ノウハウを活かして、「テクニカルダイビング」と呼ばれる領域のダイビングインストラクターをしています。

テクニカルダイビングとは

さて、ダイビングポイントの紹介を拝命しましたが、自分が普通にダイビングポイントの紹介をしてもおもしろい気がまったくしません。
大体において、ダイビングポイントについては現地サービスの方のほうが詳しいのです。

水中探検家なんていうひねくれた人間が書いた読み物でおもしろいのは何か…ということを考えた末に、

・この場所を探検するなら?
・この場所に初めて来たゲスト/自分はどうなった?

という視点でダイビングポイントについて書いてみることにしました。
王道のポイント紹介は、もっとまともな人のポイント紹介をご覧ください。
ただし、他で紹介されていないようなダイビングポイントについては、前情報がないと想像がつかないと思うので真面目なポイント紹介も(ちょっとだけ)書いていこうと思っています。

私はアクティビティに継続的に取り組むなら、「余暇のリラクゼーション」より、「全力で取り組む部活」のほうが楽しいと思っていて、テクニカルダイビングというアクティビティはまさにその「全力で取り組む部活」だと思います。

純粋なポイント紹介ではありませんが、「初めての場所を自分の力で探検する」というのは人間の根源的な欲求の一つだと思うので、そういうことが好きなごく一部の方には楽しんでいただけるのでは、と。

あと、本当に申し訳ないのですが魚のことはわからないので、ダイビングポイントにいる魚についてはいつまで待っても紹介されない予感があります。誰か教えてください。
洞窟にいる甲殻類と鍾乳石のことなら、ちょっとわかります。

以降、よろしくお願いします。

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PROFILE
1988年に生まれ、12歳からダイビングをスタート。
冒険をライフワークとして求める中でテクニカルダイビングに出会い、水中探検に情熱を燃やすことに。
それ以来、水深80mを越える大深度から前人未踏の水中洞窟まで、多岐に渡る探検を実践。
現在では水中の未踏エリアの探検とともに、その現場経験を伝えることのできる唯一無二のテクニカルダイビングインストラクターとして指導にもあたっている。
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