群れに突っ込むダイバーってアリなんですか?

カメラに夢中でハゼに猛突進して引っ込める、
ジンベエザメに興奮して突っ込んで逃す、
そんなダイバーと出会ったことがある人は少なくないかもしれません。

さて、そんなとき、世のダイバーの皆さんは、どういう態度をとるのでしょうか?
アンケートの結果がこちらです。

Q.
自分勝手に群れに突っ込むダイバー。
あなたなら、どうする?(計136人)

■本人に注意する 10人(7%)
■ガイドに言って注意してもらう 35人(26%)
■態度で不快感を表す 10人(7%)
■そういう人とは関わらないようにする 67人(49%)
■気にならない 9人(7%)
■その他 5人(4%)

半数以上の人が「そういう人とは関わらないようにする」で、「直接、本人に注意する」人は1割にも満たないという結果。
ストレートに怒る欧米人に比べて、寛容というか、和を大事にする日本人らしい結果なのかもしれません。

では、私ならどうするか?

例えば、マンタ登場。
「着底して見でくださいね」とブリーフィングでいわれていたにもかかわらず、とあるダイバーが、頭上のマンタに向かって一直線。

ゲストとして潜っているときなら、エグジット後にまずガイドが叱ることを期待します。
ガイドから注意があれば何もしませんが、ノーリアクションなら、角が立たないように遠まわしに言う作戦。
「もう〜。みんながマンタ見られないじゃないですか。まったく」と。
もう〜がポイントです(笑)。

自分が幹事のようなときは、本人に注意します。
ただし、他の人が見ていないときに、こっそりと。
しかし、そうすると、「なんで注意しないんですか!」と他の人に注意されることもあるのでバランスが難しいですね。

もちろん、「感情にまかせて怒ればいい」、「水中で叱らないとダメ」という人もいて、正解はありませんが、何かしらの手段で伝えたほうがいいとは思います。
なぜなら、本人にまったく悪気がない場合も少なくないので……。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW