沖縄本島・本部 – 伊江島+瀬底島+水納島=本部
Motobu / 沖縄本島・本部
THE WONDER TRIANGLE
伊江+瀬底+水納=本部
Motobu / 沖縄本島・本部
THE WONDER TRIANGLE
伊江+瀬底+水納=本部
- Photo&Text
- 古見きゅう
- Special Thanks
- ファイブオーシャン
- Design
- Tomato
THE WONDER TRIANGLE
伊江+瀬底+水納=本部
沖縄本島「本部町」。島の西岸を北上していくとコブ上に飛び出たところが本部半島。近年絶好のダイビングポイントとして知られるこの海は、それぞれ海底環境が全く異なる瀬底島、水納島、伊江島へアクセスが可能だ。マクロ、癒しの砂地、豪快なドロップオフ、どんなダイバーが潜っても楽しめる魔法の三角地帯、本部。 満を持してWEB-LUE初登場!
巨岩奇岩によって構築された海底要塞
本部港を出発して30分程走ると伊江島のシンボルといえるタッチューが近づいてくる。ボートがポイントに近づくに連れて水の色も淡いパステル調の色から、鮮やかな濃紺に変わって行く。伊江島の海にエントリーすると目下に広がるのは見事なまでに豪快に立ち上がったドロップオフ。30mは楽に見えるだろうか?目が覚めるようなブルーに包まれながら断崖を飛ぶように泳ぐ。光芒と一緒に海底に吸い込まれていきそうな、何とも言えぬ感覚だ。
横穴、縦穴、洞窟、水路。あらゆる穴で遊びまわっていると、ガイドの高野さんが「こっちこっち」のサイン。赤い枝っぷりの良いヤギには極小のピグミーシーホース、隣の黄色いヤギにはイエローのピグミーちゃん。こんな近くに色違いのピグミーシーホースがいるんですねぇ。伊江島恐るべし。しかし目が慣れてくるとここは豪快な地形だけではなく、マクロの被写体も次々に見つかるのである。アデヤカゼブラヤドカリなど美しいヤドカリも、ガイドが前もって見せてくれた環境を探してみるといとも簡単に見つかってしまうし、ウチワやヤギ、カイメンなども覗いてみればハゼやらカニやらウミウシやら、ボロボロと自分で発見できる。ダイビングの前半は地形を楽しみつつ後半はマクロウォッチング。なんて贅沢なポイントなんでしょうね。