夏の西表島 イソマグロの編隊と伝説のカスミアジを狙え!
iriomote / 西表島
密林に覆われた秘境・西表島。石垣島からフェリーで40分。山も海も、手つかずの自然が残された楽園だ。
iriomote / 西表島
密林に覆われた秘境・西表島。石垣島からフェリーで40分。山も海も、手つかずの自然が残された楽園だ。
- Photo&Text
- 越智隆治
- Model
- 稲生薫子
- Special Thanks
- ダイビングチームうなりざき西表店
- Design
- tomato
マクロの西表島
西表島はマクロのバリエーションも豊富。
入り組んだ内湾の多い西表島には、流れのない穏やかなマクロポイントも多い。
「Gスポット」のサンゴの根の上に群れるアカネハナゴイの密集度には目を見張る。
流れがないから散漫だけど、それでも綺麗。
これで流れが入ってきたら、どれだけ綺麗に群れるんだろうと想像してしまいたくなる。
ここは、水深10mという浅場から、スミレナガハナダイの姿が見られてしまうことでも有名だ。
「美田良浜(みだらはま)」では、小さなイソギンチャクの中に、ところ狭しとミツボシクロスズメダイがぐわっと群れていた。
最初は「トオアカクマノミがいますよ」とだけ言われてマクロ撮影のつもりで潜ってたんだけど、これを見せられたら、やっぱりワイドでしょ!超レアマクロはフィコカリス・シムランスってエビ。
もう、2ミリくらいしかなくて、ただの埃にしか見えない。
よく見つけられるよね。
「網取浅場」では、ハナヤサイサンゴに身を隠すカサイダルマハゼが比較的撮影しやすい場所がある。
個人的に一番好きなのは「T’s エリア」。
西表島にありながら、道路がなくて、船でしかいけない集落の目の前にあるポイントの超浅場には、オイランハゼやギンガハゼがうじゃうじゃ。
それより少し水深を取ると、マンジュウイシモチやインドカエルウオの幼魚など、さまざまな幼魚が身を隠すサンゴの根が点在している。