MARIANAS OCEAN -4人の写真家が魅了されたマリアナ3島の風景-
Saipan Tinian Rota / サイパン・テニアン・ロタ
Saipan Tinian Rota / サイパン・テニアン・ロタ
- Photo
- Junji Takasago,Kirin Sekito,Takuya Nakamura, Sachi Murai
- Text
- Satomi Kikuchi, Kaoruko Inou
- Edit
- Naoko Machida
- Special Thanks
- マリアナ政府観光局/MVA, Delta Air Lines, North Mariana Diving Operators Association
- Design
- Panari Design
INFORMATION
世界有数の透明度、マリアナの海
日本から南へ約2400km の場所に浮かぶ、ミクロネシア北西部に集まる島々。北マリアナ諸島は全部で14の島があり、そのなかでも観光が盛んなのが、サイパン、テニアン、ロタの3島。
直行便に乗って3時間半で行けるにもかかわらず、海洋性亜熱帯気候に属しているためいつ行っても温暖な気候。透き通った青い海に真っ白な砂浜が広がる、身近な南国リゾートだ。自然も多く残っているので、ゆったりとした時間を過ごすことができ、日本との時差も1時間と、体への負担も少ない。
マリアナの海の特徴は、世界でもトップクラスを誇る透明度。ドロップオフでは、空を飛んでいるような浮遊感を楽しむことができる。水温も年間を通して27~30℃をキープしていて、寒さなどのストレスがないのもうれしい。地形や生物も豊富なので、自分の好みに合ったダイビングの選択を。
現地には日本人ショップが多数あるため、英語に自信がない人でも安心して楽しむことができる。観光スポットやショッピング、グルメも充実しているので、アフターダイビングや最終日も困ることがない。
<サイパンへ行く>
成田からデルタ航空の直行便が運航していて、約3時間半で到着。それ以外だとグアム経由のユナイテッド航空、韓国の仁川(インチョン)経由のアシアナ航空やチェジュ航空も乗り入れている。
デルタ航空では夕方前に到着するため、希望によっては到着日にダイビングをすることが可能。ユナイテッド航空では深夜便もあるため、少しハードにはなるが、仕事帰りに出発し、翌早朝に到着。午前中からダイビングができるので、時間のロスなく楽しむことができる。
成田からサイパンまで、唯一直行便を運航している。エコノミークラスを含む全席に個人モニターがついており、映画やゲームなど豊富なコンテンツを楽しむことができるので、移動中も飽きることがない。また、広々としたスペースが魅力のファーストクラスでは空港ラウンジが利用でき、受託手荷物も2個まで無料で預けることができるなど、ダイバーにとってうれしいサービスが満載だ。
往路 | 復路 |
---|---|
成田 ✈ サイパン | サイパン ✈ 成田 |
10:30 AM ✈ 3:05 PM | 4:20 PM ✈ 7:15 PM |
デルタ航空 delta.com
※デルタ航空の成田―サイパンの運航は、2018年5月6日までとなります。
<テニアンへ行く>
2018年1月現在、日本人経営のショップがないため、基本的にはサイパンからの遠征ダイビング。朝8時ごろ出航し、約50分で到着。午前中2本潜り、お昼過ぎには戻ってこられるので、午後はサイパンで潜ることも可能。利用するショップや、乗り合いボートの予約状況によっては、午後も引き続きテニアンで潜ることもできる。
英語に自信がある人はテニアンのショップに行くという選択肢も。サイパンから、スターマリアナス航空の小型飛行機に乗って、15分ほどで到着。
<ロタへ行く>
1つはグアム経由のユナイテッド航空。グアムで1泊してから翌日ロタに入り、午後に1本潜ることが可能。復路は午後にロタを出て、当日夜に日本着。
最短4日あれば、1日半ダイビングを楽しむことができる。ユナイテッド航空で完結するためリーズナブルで、運航数も多い。
もう1つはサイパン経由のデルタ航空+スターマリアナス航空。サイパンに1泊し、翌日朝ロタ入りするので午前中から潜ることが可能だ。少し割高になるが、ショップのツアーなどはこちらもオススメ。
日本人経営のダイビングショップ選びはこちらから
多くのマリアナのダイビングショップが加盟するNMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)。マリアナにおけるスキューバダイビングの安全と自然保護のため、ボートポイントの係留ブイの設置や、ダイビング事故対策、ビーチクリーンアップなど、さまざまな活動を行なっている。